もち米2合さんのレビュー一覧

いつも優しくしてくれる彼に物足りなさを感じた彼女が、出来心で試した薬によって、彼の深く重い愛と執着を思い知ることになる話。

だけどこれ、彼の事情と思惑、彼女の性質と行動、そういったものをどう捉えるかで、ハピエンの風味が変わるなと思った。

さて本編。

まずね、開始時点で致してるんだけどこれがまた甘い。
好きだ愛してるキスしながらいっしょにイこうって言ってくれるし、彼女のことすごく求めてるって丸わかりの言動もあり、薬なんかなくても十分じゃない?なんて思うんだけど。そこはそれ。彼女はもう少し踏み込んだ関係をお望みのようで。

興奮状態にする薬を彼に飲ませちゃう。

効果はﾊﾞｯﾁﾘ、発情しきった彼氏のできあがり。
これがほんとにすごくて、荒い呼吸がえっちぃし、ネタばらしされて「なんてモン飲ませてんだよ」って悪態つくんだけど、その前に小さく「なんてっ…」って言ってるの、彼の動揺が感じ取れてよき。

いつもと様子の違う彼に、早々に彼女は後悔し始めるんだけど後の祭り。
耳元で囁きながら執拗に責めたてるの最高。
でもさ、興奮しきっててもゴムつけてって言われてちゃんと止められるのすごい。
こういうとこに、彼の優しい性格が出てる。実際つけ終わったの気づいてなかったから、相当朦朧としてるはずなんだけど。
これ以降も彼の声音や話し方が、理性と本能を行ったり来たりしてるのがよく分かり、八神さんの演技力に今回も驚かされちゃった。

その後も、誰に薬を貰ったかを知り、ありもしない妄想で嫉妬心滾らせるわ、子どもができたら…と中で出しまくるわ、まぁ執着心のすごいこと。
それでもやっぱり彼の根本は変わらなくて、泣いてる彼女見て一瞬で理性戻すのすごい。
ただね、本音もれてる。
彼女が求めてるものも、繋ぎ止める方法もわかって良かったね。
薬を飲まされたのは予想外だっただろうけど、彼にとって願ったり叶ったりな展開になったのは間違いない。

教師と、元教え子の、数年越しに動き出す恋。

きっかけは、偶然の再会。
でも、彼女にとっては千載一遇のチャンス。忘れられなかった恋が目の前に転がり出てきたらどうします?
もちろん掴みに行きますね。
半ば強引に先生とお酒を飲みにいき、下準備はばっちり。
さぁ、先生、もう一度始めましょう?

いや、もう!どう?この胸きゅん展開!
強引なﾋﾛｲﾝ最高。
だけどね、先生はちゃんと大人でした。
年齢だけじゃない、分別がつき、私情を理性で律することができる、大人。あくまでも、教師の立場を崩さない。
だけど、あの「おいしい」には色んな感情が込められてたはず。

自分の思いを吐露する場面に差し掛かる時の「諦めなさい」「わかりなさい」。
これ、彼女の恋心を確信してるから出る言葉だよね。
自分の心もわかってる。彼女の心が自分にあるのもわかった。
だけど、簡単には受け入れられなくて。
あの日引いた線をなかったことにしてしまうには相当な覚悟が必要で。
でも、あんな声で言われたら、諦めるなんてできないよね…。

手放したのは自分なのに、その手放したはずの存在を思い出しては、また恋をし直して。そうやって何年も過ごしてきたのに。
それでもなお、手をとることはできないと、わかってくれと懇願する声が胸の柔らかいとこに刺さった…。

愛してる。
積りに積もった恋い慕う気持ちが全部乗っかった言葉。
ここからまた始まるんだね…。

…って、えぇ!?おやすみぃ!?!?
なに?出直すってなに?
いやいや!え、あんなに大人大人ってこれでもかってほど大人ぶってたのに!?
何故そこ躊躇う!?そのくせ中で出す気ﾏﾝﾏﾝなの何!?
もうﾋﾛｲﾝのこと手放す気なんてないの丸わかりで良いね!
行為の最中に名前呼んでほしがるのかわいい…。
そして、呼ばれてからのその満足気な笑い声。最高。

八神さんの演技を堪能できて良かったです。
特にﾄﾗｯｸ3は息を止めてしまうほど聴き入ってしまいました。

20歳の誕生日。
すべてはこの日に変わった。

お嬢様の足音、ノック、そして開かれる扉。
選んだ答えに迎えられ、閉じる扉で、運命の変わる音がした。

お嬢様から愛する許可を得られた東雲さん。
うきうきでベッドへ誘い、ファーストキス。
そして剥がれはじめる完璧な執事としての顔。

ここから最後までずーっと、息の吸い方が、興奮した時によくある胸が詰まってうまく吸えない時のそれなのよ。
どれだけ興奮してるんだ東雲。

自分の手によって乱れ痴態を見せるお嬢様に、東雲さんの昂りは増す一方。

抑えきれない脳内音声ダダ漏れの東雲さんの独り言がまぁすごい変態。そしてえろい。

あぁ…落ち着いてわたくし…!

ほ ん と に ね 。

純粋に慕っていたはずのお嬢様を成長するにつれ性的な対象として見てしまう自分、そして大切なお嬢様が周囲からもそう見られていることに嫉妬してしまう自分に嫌悪すら感じていた東雲さん。
なのに、そうやって自身を戒めてたものさえお嬢様に赦されたことで、またひとつタガが外れ、さらに思いが溢れてきてしまう。

そうなるとどうなると思います?
そう、エロさに拍車がかかります。

快感に浮かされた東雲さんの独白が、えっろい声と相まって耳から媚薬流し込まれてるみたい。頭くらくらしてくる。

申し訳なさはある…とか殊勝な態度だったのにゴム無しなのなんで????
って思ったけど、東雲さんの覚悟のあらわれだったんだね。
語られる思いが胸に迫って、なんだか苦しくなっちゃった。

そんなお嬢様と東雲さん、2人の未来はどうなっちゃうの!?って思ったけど、結末は想像以上のハッピーエンドだった。
よかったね、2人とも。
ほんと、よかった。

さて、では最後に皆さんに個人的な聞きどころ3選をお伝えして終わりたいと思います。
1.本編随所にある、ねっちょりとした「えっろｫ…」
2.「どへんたい」のあとの喉が締まってるような音
3.一切を覚悟した「朝日が昇る…」

癖になる変態だよね。

レビュー読む前に買っても大丈夫。
圧倒的リアル感。そこにいる、が味わえる。
え、生きてる!?って思ったの初めてかも。
お砂糖漬けの甘い彼氏、いるよ。

同棲中の恋人が帰宅するところから話は始まります。
はい、第一声からもう臨界点突破。酔って帰ってきた遼生くん、ほにゃっとしていてとても可愛い。
そんな彼の話を聞きながら、キスされたりハグされたり…。
ちょっと待って。ぎゅうーー、って何?最高。
からのお風呂入るまでのくだりが可愛らしいし、じゃれ合いが尊すぎる…。ゼロ距離でずっと見させていてくれ。
それにしてもこんな最高彼氏から溺愛されるなんてﾋﾛｲﾝちゃん前世は徳積みまくってたのかな?私も今世頑張るから徳の積み方教えてほしい。

お風呂出た後の寝る前のひととき。ベッドの中での恋人同士の会話って何でこんなに栄養分あるんだろなぁ。ほわっとしてるのに、じゅるじゅるのキスするのよき。
とはいえ、交際6年目の彼ら。例に漏れず年数を経たｶｯﾌﾟﾙならではの懸念事項もあったみたいで。それをちゃんと話し合える関係なのすごくいいなぁって思った。

からの、癒しのﾏｯｻｰｼﾞﾀｲﾑ。
ただのマッサージだったはずなんだけ…ど?
耳あっためてあげるって言いながら、めちゃくちゃえろい耳舐めしてくれる。それをきっかけにマッサージの目的が変わってきちゃうんだけど、まぁえっちぃ。
しかし普段は可愛いのに攻めるの容赦ないな…。中の気持ちいいとこ触りながら、お腹押さえられてｸﾘちゃん刺激されて、更に耳もとでえっっろい声で囁かれるんだよ?無理じゃない?そりゃﾋﾛｲﾝちゃんもすぐｲっちゃうってぇ…。
ついさっきまで性欲が…とか言ってたのに、我慢できなくてゴムもつけずに素股しちゃうとこに抑えきれない興奮と、ﾋﾛｲﾝへの渇望が感じられてすごいきゅんってする。

らーぶってなんだ…最後の最後まで可愛いのかよ…。
ありがとう。ありがとう。今からもう一回聞いてきます。

いません!!!(大声)

透晴さんは、会社ではバリバリ仕事をこなし、周りへの配慮もできるしごでき上司。
こんな自信たっぷりの男の人がヘラっちゃうの?ふーん?どんなものか見せていただこうじゃない?
訓練された壁(私)は意気揚々と、次トラックを待ってた。

いや、ちょっ…。待って…。
え…なにこのかわいい生き物…。
突き出した唇が見える…(幻覚)
さっきまでのデキる男はどこにいったのか、そこにいたのは彼女が好きすぎで嫉妬心が抑えられない独占欲バリバリ彼氏。
キスマークつけてﾋﾛｲﾝちゃんがどこにも行けないって安心してるの可愛すぎるし、あられもない姿のﾋﾛｲﾝちゃん見て興奮してるのも可愛いすぎる。
このギャップにﾋﾛｲﾝちゃんもやられてるんだろうなぁ。わかる。私も好きだ。

透晴くん、ぷちヘラにカテゴライズされてるけど、セリフ運びがちょっとヘラってるかな?くらいで、基本的には彼女が好きすぎて不安になっちゃう彼氏って感じだから、いちゃ甘の民としては大変助かります。
だって、嫉妬と不安で泣いちゃうんだよ…?
こんな愛すべき存在、抱きしめるしかないよ…。
八神さんの声も、あのヤンデレ強めの声ではないので、ひたすらきゅんきゅんさせられちゃうだけになってる。よき。

行為中はリードするし、普通に(普通に?)攻めてくるし、意地悪だったりするのに、かと思えば不意打ちで可愛くなったりと、心のツボを押されまくりでﾋﾛｲﾝちゃんもそりゃ何回もできて嬉しいって言っちゃうよ。

そして、特筆すべきはそう。
彼、耳舐めがすごいんです。
あっちから、こっちからと、色んな方法でめちゃくちゃ舐めてくれる。
じゅるじゅる音がすごくて、たぶん私の耳でろでろになってたと思う。

この作品、透晴くんの可愛さも大変よいのだけど、詳細な状況描写がこまめにあって想像しやすいのと、セリフとSEのリンクがすごい。わぁ、激しくなった!ってわかる。ありがたい。総じて大変よきでした。

不審者のアキトが現れた。
→泣きつく
殴る
無視する

冒頭の駆け足からのナイフでひぇ…!ってなったのも束の間、切迫度で言えばヒロインちゃんも負けてなかった。
いやでも、わかる。限界きてるとそうなるよね。
ヒロインちゃんの勢いに押されーの動揺しーので、もうこの時点でアキトくん実はいい奴だな…?ってわかっちゃったよね。泣きつかれてたじろぐ奴に悪い奴はいない。(持論)
襲うのやめて一件落着かなと思いきや、急にえっっっろいキスしてくるじゃん。
何?家?そんなの言われなくても連れてくよぉ!

まぁ、普通は連れて行かないだろうけど。
ヒロインちゃんも限界社畜でギリギリの精神状態のなか優しい言葉かけてもらえて、なんかもうどうなってもいいかな…みたいな自暴自棄な部分もあったのかな。どうなのかな。わからんけど。

ていうかこの不審者くん優しすぎない…?
口悪いのに、手つきも声も全部優しくて甘いんですけど…!?
随所でヒロインちゃん気遣うし、乱暴なこと全然しないし、めちゃくちゃ褒めてくれるし、痛そうな時とかびっくりしそうな時は事前に言ってくれるんだよ?大事なところだからってガツガツ突いたりしないんだって。優しすぎて泣いちゃう。そのくせイッても許してくれないSっ気も装備してる親切設計。ありがとう。助かります。

ちなみにイチオシはTr3の最後、ヒロインちゃんに迫られて「昨日の夜あんなにしたじゃねぇか…」ってたじたじになってるアキトくんです。可愛すぎない?どう?昨日ナイフ持って犯そうとしてたんだよ?なのに迫られてたじろいでるのやば可愛くない?どう?

真っ当にみえてぶっ飛んでるヒロインちゃんと、ヤバそうにみえて常識人なアキトくんお似合いすぎてベストカップル賞授与しときますね。



ところでさ、自分の名前を名乗る時「ハセガワ」って最初に言ってて、あ…先に名字名乗るんだ…?アキトって言わないんだ…。律儀だな…?って思った同士いない?

シナリオが兎山もなか先生で、CVが八神さんってもう買うしかない…!って通常なら流れるようにカートインするんですけど。
でもね、今回はNTRのでっかい存在感がほんと足踏みさせる。一途が正義のハピエン厨なので、NTRは回避一択回れ右が平常運転。どの立場になってもつらい…現実もつらいのに、非現実もつらいなんて耐えられない…。

そう思って後回し後回しできてたんですけど、ちょっとレビュー見てみるかぁって思い立ってみれば、おやおやおや?ふむふむ?
みなさんこぞってネタバレ回避してる?
んんーーー?っとここで、頭に電球点灯しましたよね。
もしや、もしや?と。
決定打が出る前に急いでレビューページ閉じて、秒でお買い上げ。

いやね、これね。やばくね?え?
やっっばいえっっっっろいじゃん。(崩れる口調)
八神さんのちゅーしたり舐めたりしながら喋ってる声が本当に本当に好きなんですけど、それがいっぱいあって召されるかと思いました。今日が命日なの?
あと、最終的な展開をお察しした状態でも、普通にNTRものとして聞ける。背徳感とか、罪悪感とか、そういうの感じさせられちゃう。
それぐらい八神さんの演技がズバ抜けてるんだと思います。いつもありがとうございます。助かってます。

ハピエン確定してるから、ニッコリ安心して匡輝くんが差し出す誘惑に溺れてしまえるのありがたい。
心が苦しくない背徳感なんて、こんな癖になるようなものがこの世にあったなんて(恍惚)


何周しても毎回NTRのトラックでその気になっちゃうの本当に不思議。

私もこんな年下イトコほしかった…。
今この瞬間にでもインターホン鳴らないかな。
……鳴らないな。ﾁｪｯ。

今作の何がいいって、属性の良さだよね。
年下のしっかりした男の子がさ、年上のちょっとダメな女の子の面倒見るの。
とても好き。好きすぎてきゅんが止まらない。

ま、でも今回はね。
理央くん、思い余って寝てるお姉ちゃんにあれこれしちゃうんだよね。
よくよく聞けば、初恋も、オカズも、何もかもがお姉ちゃん一色。筋金入り。そりゃ色々しちゃうか…。
途中、起きないで…って言うとこ良すぎてリピートした。

なんて…
そーーーんなこと思ってた時もありました!

ていうか、全部計画してたんだって!?
就職も、今回の訪問も!?
なんなら妊娠させるつもりで!?
なんだよぉ、立派な執着心ましましの激重感情男だったのかぁ。

理央くんの良いところは、段階を踏むところです。でも、中には出します。あと、執着心も最初のうちは小出しにしそうなところです。どうしたらお姉ちゃんが絆されるのかも計算済みだと思います。全部お姉ちゃんを逃がさないためだと思います。長年の計画ぽくて震えます。(感想文)

でもさ、こんなにこーんなに昔から好きだった女の子を、物理的に自分のものにするためにちゃんと準備してるのえらい。あと、お姉ちゃんが誰かと結婚したりしてなくてよかったって思う。ほんと。
いや、たぶんそうならないように邪魔してた気がするな…。

そんな理央くん、寝てるお姉ちゃんにあれこれしてる手前、声量落として話すので基本囁き声で喋っててお耳がとても幸せ。そして、お姉ちゃんが起きた後は言い聞かせるように喋ってて、ここもまた2人の普段の関係性が見えてとってもニヤニヤしちゃう。

耳舐めもちゅーもえろいんだけど、なにより今どんな状態かを言ってくるのがめちゃくちゃ、そりゃもうめちゃくちゃいいので!可愛すぎだし、えっちだしで、私は無意識に巻き戻しボタン連打してた。
みなさんも、ぜひ。

本当はレビュー欄全部を気持ち悪いで埋めつくしたいところだけど、それじゃジャンルが変わってきちゃうので自重するとして。

正直な気持ちを書いていきたいと思います。

【気持ち悪い:初級】
あら、優しそうなお医者様。
と思ったのなんか一瞬。
お医者さんムーブあっという間に終わった。
こっから先はオタク信者しか出てこないからね。
からの、お待ちかね。女神たまのお目覚め。
まさしく神の降誕かくらいのテンションで突撃してくる信者もとい愛栖くん。
すーごいえっぐいちゅーするんだよ。
べちょべちょもべちょべちょ。
絶対顔ヨダレだらけ。
うーーん、気持ち悪い。(褒めてます)

【気持ち悪い:中級】
まぁ、あれだ。女神たまと下々の者では言語が違うんだろね。言ってること1ミリも伝わらない。話を聞くのと、話が通じるのはまた別ってことだね。
行為はエスカレートして、あっちもこっちも舐めるわ吸うわ飲むわ…え?なんかすごい音で吸ってない?気のせい?
あと、あれ。
女神たまのお潮に出会った愛栖くんはテンション爆上がり。
まさしく聖水ってﾜｹ。
いやぁ、これはなかなか…気持ち悪い。(褒めてます)

【気持ち悪い:上級】
さすが信者。
女神たまの絵を見ながらえっち。
女神たまの絵を舐めながらえっち。
え、どゆこと?舐めながら?
どんな体勢?信者ともなれば神の御業もお手の物ってこと?
そんなこんなで興奮は最高潮に。
アヘってるし、声裏返ってるし、ずーっと喘いでる。
女神たまじゃないよ?
愛栖くんがだよ?
何より最初から最後までほぼノンストップで腰振ってるのすごい。
ちょっと待って。
え、誕生した?
神の子になったの?
聞き間違い?
いやいや、もうさ、ほんっと気持ち悪い。(褒めてます)

なにはともあれ、ヒロインの運の悪さに合掌。
来世で頑張って。

そして演じられた八神さん。
演技の幅にはいつも驚かされますが、今回は本当に突き抜けた演技で、ぶっ飛んだ気持ち悪さに出会えました。感謝。

あなた、スーパーポジティブドMってご存じ?
SとMという淫靡で秘められた世界にありながら、圧倒的光属性の者のことね。
彼女にかかれば、どんな責め苦もすべてご褒美。何があってもオールハッピーってわけ。

さて、今回はそんなエキセントリックな存在をそうとは知らずに捕獲しちゃった青年の話。
自分をストーカーする女を慰み者にするべく捕まえて、性的なペットにすると宣言したものの…。
そこはそれ、ペットにされる側がめちゃくちゃ喜んでる。もはや監禁する側が引いてるという謎の構図。
とはいえ計画に変更はないようで、ご主人様とペットとしての関係がスタート。手始めにご奉仕から始まり言葉で責め、自慰を強要し…と、あれやこれやSMのフルコース。
でもなぁ…されてる本人喜んでるんだよなぁ…。

そんな央志くん、寝言もかわいけりゃ寝起きもかわいい。なんだ、味噌汁って。なんだ、抱っこって。ハートフルでウォーミングすぎて目頭が熱くなっちゃった。

そんな関係が幾日か続いて、絆されてきた彼にデレの兆しが!
俺がいないと駄目と思った時点で、もうほぼ落ちてるよね…。
どんなバックボーンがあるのか分からないけど、差し出され続ける愛に戸惑う姿が愛おしくてぎゅうぎゅう抱きしめてあげたくなっちゃうな。
行為の最中は相変わらず意地悪に責めるんだけど、好きって言えよって強請ったり、キスハメ気持ちいいって言ったり…。
いや、もうこれは、そうでしょう!
デレきった判定してもいいでしょう!

最終トラックでは、監禁する現場を見られて通報されてたらしく、事情を聞かれるんだけど…
2人の愛がどんな形になったのか、ぜひ確かめてほしいな。

ちなみに、プレイ内容を見ると色々としてるけどヒロインのおかげか、表現のおかげか、ハードなものにはなっていないので、ペット…?SM…?と心配されてる方も、よほど苦手じゃない限り大丈夫だと思う。
むしろ、お口わるわるに煽られて興奮しちゃうかも…?

寂しい日々を過ごす彼女の前に突然現れた大きく屈強そうな男。
この男、人間の姿をしているけどなんと転生した狼。
なので本性も狼なんだそう。

そんな狼さんに狙われていたヒロインは、抵抗する間もなく捕らえられちゃう。
そりゃ身長差40cmほどだもんね、簡単に腕の中にすっぽりだよ。いいわぁ、体格差…。
そこでちょっといかがわしいちょっかいかけられちゃうんだけど、性的な接触に飢えてるヒロイン。
ちょっと触られただけですぐ反応しちゃうし、耳舐められただけで気絶しちゃう。
やだ…そんなに?よわよわちゃんだったのね。

気絶してる間に狼の住処に連れて行かれるし、着ていた服は脱がされてるし、欲求不満だったことも見抜かれてる…。
狼さんのそっち方面への嗅覚しゅごい。
低音でずっと囁かれながらあちこちさわられちゃって、ヒロインはどんどん気持ちよくなる一方。燻ってた性的欲求もどんどん解放されて、控えめだった性格からは考えられないほど大胆におねだりするように…。
それにしても性格変わりすぎじゃない!?
どんだけの欲求をその身に潜ませていたんだ…。いきなりおしりでも感じられるのすごいし、こりゃ相当なポテンシャル秘めてるぞ…(ｺﾞｸﾘ)。

この狼さん、口調も荒っぽくてオラついた責め方するんだけど、辛かったら言えよとか優しいとこもあるんだ。
そして何よりそんな風に問答無用で抱き潰すくらいの勢いだったくせに、そっと差し出すような告白してくるのずるくない?
どうせちょっと目を逸らしながらの上目遣いなんでしょ?ほっぺたちょっと赤くしてるんでしょ?知ってる。
両思いとわかってからの嬉しそうな狼さん可愛い。そりゃヒロインも自分からキスしちゃうよ。
しかし、ほんと、このヒロイン性格変わったな…(2回目)。

これからの愛溢れるめくるめく官能の日々に思いを馳せ、楽しみで仕方なさそうな2人。
収まるとこに納まってよかったね。

さて、どうやって彼はお掃除したのかな。

備品室に神様いると思わないじゃん。と思ったけど、トイレにだっているしな。不思議じゃないか。
しかしまぁ、帰りを促す鼻歌の選曲といい、名前の教え方が漢字で例えるやつなのといい、ずいぶんと人間界に染まった神様だなぁ。
この神様こと天様。信仰を失ってからというものますます卑屈になってるということで…。
そんな性質なもんだから、優しくされて大感激。
押しかけ恩返しを決行。…鶴かな?
ヒロインが追い出さないのをいいことに、あれこれと世話を焼く天様。…ｵｶﾝかな?

さて、同居生活では恥ずかしいハプニングだってありえるよね。やっちゃうんですよ、ｵﾅﾊﾞﾚ。寝落ちしてるとこを見つかってしまったばかりか、その状態についてお労しいって感想持たれるの。身の置き場ないよ…。
さらに続きしてくれるってぇ…?ｲﾔﾝ。
この頃から天様の思いに変化が見てとれるように。雨をバックに鼻歌とは…力、戻ってきてるんだね。

そんな力をヒロインのために使う天様。
慕うヒロインの助けになろうとあれこれ頑張るけど、本質が貧乏神なものだから、その効果もヒロインの周囲に災厄という形であらわれることに。それでもそばにおいて欲しいと頼む天様。人外が人の子に乞い願うの本当にいい。けれども、願い叶わず袂を分かつことに。

天様が去った後は幸福が訪れたはずなのに、ヒロインが求めたのは天様だった。両思いだったんだね…。
戻ってきた天様は力を取り戻し自信たっぷりになってて、あの泣き虫だった神様はどこへ?色気がすごい…。
なのに、どこまでもヒロインの心を求めて愛を伝えてくれるんだよ…?尊すぎる。
契りを交わした2人のこの先がどうなるか分からないけど、きっと2人でいる限り幸福なんだろうな。良かったね!

まぁ、でも、天様さ。
離れてる間も、千里眼で見てたんじゃない?
ヒロインのこと。
そうだとしたら、いじらしくて悶える。

もう諺にしよ。そうしよ?
だって、アル様が声を出してるの…。
しかもあの上品で色気がすごい八神さん…。
やばいよね?すごいよね?
こんなマリアージュある?…ｸﾞｽｯ(泣いてる)

漫画が原作ではあるけど、この作品だけでも十分楽しめる。それぐらいのポテンシャルある。でもね、やっぱり漫画も読んでほしい。同じページにあるからまだの人はセットでぜひどうぞ。読んでから聴いてもいいし、聴いてから読んでもいい。
どういった心であのセリフを言ったのか…とか、より鮮明に認識できる。

肝心の本編はというと…ヒロインに恋するアル様。想いが募り告白するんだけど…芳しい答えは返ってこなくて。
それどころか、あなたの気持ち自体作り物だって言われて、プッツーンしちゃった。
一段低くなった平坦な声での「わかりました」からの「舐められたものだな」にぞくっとしちゃう。特に舐められたものだな、の前に「はっ…」って息吐いてるの、荒れ狂う感情が口から漏れ出てる感じでとても良い。

そこから始まるアル様のわからせの中で、右から左からと近距離での囁きがね、凄まじい色気で…もうほんと何か言われる度に耳を覆いたくなる衝動を堪えるのに必死。
実際はイヤホンしてるから覆えなくて、ひたすら悶えるしかない…色気の暴力だよ…。
特にTr.2の囁きは、口の動きがわかるくらい近いし、囁きながらノーモーションで耳舐めしてくるので覚悟してほしい。

思いのすれ違いから、しばらくアル様から色々とわからせられてるんだけど、最終的にハッピーエンドなので!
思い通じてからのアル様の声の柔らかさといったらもう。満たされた人の声って感じで。
とはいえね、わかってたと思うけどそりゃもう愛がおもーーーいの。この人、事ある毎に一緒にイこうとする。もうずっと言ってくる。
今世も来世も一緒にいるつもりだし、閨で達する時も一緒じゃないといやだし、なにそれ最高。
特典も最高。この特典がまた…(文字数)

おかえりなさーーーい!
もう!みなさんどこに行ってらしたんです!?
やっと帰ってきてくださいましたね!
さぁさ、こっちにいらしてくださいよ!
管理人さんも!様子見てくるって言ってどこぞへ行ってしまわれて!心配してたんですよ!?
私、みなさんにまたお会いできるの首をながーーくして待ってたんですから!ほんと、ろくろ首になっちゃうかと思いましたよ。
えぇ、えぇ。わかってます。
ここからは男同士の時間ですね。はいはい。
それでは、私はここで。


というわけで、四葉ハイツ再び!
このメンバーでは2回目だからか、最初から和気あいあいとした雰囲気で始まって、こちらも思わずほっこりさせていただきました。

オノマトペ企画は、そうきたかぁ!な内容でした。
みなさんのオノマトペを使った熱演に、これはどういうシーンだ…?と考えこんだり、あまりの振り切った演技に爆笑したりと、とても楽しませていただきました!

速水さんのやりたいことがもし実現したらとても楽しそうだなぁって思いつつ、四葉ハイツ野外活動編なんて最高じゃないか!とこちらもテンションがあがってしまいました。

おまけの内容もとても面白くて!
そういうのがあるあるなんだ!?って思ったり、どうやら八神さんと速水さんには通じるものがあるようだな…?と感心してみたりと、おもしろおかしく、ときにドキッとさせられたりと、最初から最後まで余すとこなく楽しめるものとなっています!

特に本編最後の速水さんの囁きは本当に心臓が止まるかと思ったのでみなさん聴いてほしい!
あと八神さんのささやかな口笛も!ぜひ!

もしおまけを迷われてる方がこれを読まれてるなら、私からはこの言葉を贈りたいと思います。
「18禁声優のあるあるトーク330円は安すぎる」
みなさん、たぶんお好きな内容ですよ。ね。

また四葉ハイツのみなさんに会えることを夢見ながら、このラジオを二度三度何度でも聴き直したいと思います。

先輩大好き不器用男が、酔った勢いでいくとこまでいっちゃったら、恋が叶っちゃったお話。

この大和くん、プロフィールにもあるように不器用だけど気は弱くないんですよね…むしろ強引。そう、ほんと強引。
一応問いかけてはくれるけど、うまい具合に大和くんの思い通り。

こう書くと、うわ!話聞かない系?ヤンデレ強引系?って思っちゃうところなんだけど、大和くんふいにヒロインぽさ出してきちゃうおかげで、なんだ…ヒロインちゃん大好き男か…ってなる。

背中に手を回してぎゅってしてだの、心も身体も先輩の虜になっちゃってるだの言うもんだから、ん?ヒロイン×ヒロイン?って錯覚しちゃった。

でもご安心ください。
ちゃんとオオカミしてます、彼。
なんなら、ヒロインちゃんを体だけでも堕とそうとしてくる抜け目のない男だった。

だけどヒロインちゃんに思いを募らせてるから、入り口で出し入れしながら最終的に入れさせてって懇願する側になってるし、気持ちよくなりすぎて自分が先に堕ちてるし、こんなの絶対忘れられないとか言っちゃうんだよ。あまりにもヒロイン属性。推せる。

ちなみに、ヒロインちゃんに告白のOKもらって喜ぶ時に、渾身のよっしゃーが出てくるのでみんな心して聴いてほしい。そして共ににっこりしよう。

あとね、最後のセリフ、ほんとに胸がキュン…いや、胸がギュンってなる。

円盤で予約してあったのですが、気になりすぎて耐えられず配信版も上下巻で購入してしまいました。

上巻は、長らく座敷牢に囚われていた弟:泰隆の解放から話が始まります。
その理由は、当主である兄:清流の死によって弟が家督を継ぐこととなったため。
泰隆さんが声を発したその時から、この作品全体に危うさが漂い始めます。
そして、死んだ夫の前で始まる妻と弟の常軌を逸した行為を皮切りに、屋敷中で行われるおおよそまともとは思えない淫らな行為の数々。
ﾋﾛｲﾝの心情があまり語られないこともあり、天涯孤独がゆえに夫の弟と再婚せざるを得なかった女と、兄への劣等感と女への執着心を募らせた男の関係をどう捉えればよいのかわからず、心許ない気持ちにさせられます。


物語の随所で語られる、兄の話、兄への思い。

兄さんが!兄さんの!兄さんに!

泰隆さんの兄への鬱屈とした激情。
愛した女の愛よりも憎しみを欲する心の軋み。
この愛憎劇の根幹を成すのは兄と弟、各々の抑圧され歪められた感情ではないかと思いました。

やがて物語はあの日の核心へと近づいていきます。あの日、兄に何があったのか、弟の言葉の何が引き金だったのか。
弟の不可解な証言。
「殺したのは」俺じゃない。では……誰が?

そして残された女と弟。
女は夫を愛していたのか、弟は執着心に囚われただけの男なのか。
己の妻となった女に語った話は、すべて真実なのか。
一人の女との出会いにより、すべてが変わってしまった二人の男。一つの名家を舞台に、行き場のない愛憎が渦巻く決して幸福ではない話。
けれども、そこには確かに愛が存在し、悲しみと共に全てを包んでいました。

この作品はぜひ、上巻下巻続けて聴いてほしいです。
兄、弟、そして妻。三者の思惑が明らかになるのか、ならないのか。演者様方の怪演も相まって、とても心に爪痕を残すものでした。自分の心についた痕をなぞりながら、何度だって確かめに行きたくなる物語です。

円盤で予約してあったのですが、気になりすぎて耐えられず配信版も上下巻で購入しました。

下巻はﾋﾛｲﾝが有田家へ挨拶に来るところからはじまります。
ﾋﾛｲﾝの緊張をほぐそうと、庭を散策する2人。様々な草花の名前が出てきますが、その意味を勘ぐってしまうのは、上巻での不穏を引きずってるからでしょうか。

恙無く時は流れ、2人が祝言をあげた日の夜。
そう、初夜です。清流さんｲﾝﾎﾟﾃﾝﾂなのにどうするんだろう…と思ってたら、そんなことなかった。全然元気。
抱いたことで仄かに感じていたﾋﾛｲﾝへの特別な感情が清流さんの中ではっきりと形作られ、それによって苦悩の日々が始まります。
ﾋﾛｲﾝへの加虐的な気持ちと愛し慈しみたい気持ち、相反する2つの感情がﾋﾛｲﾝを抱く毎に膨れ上がっていき、ある日突然弾けてしまい、そして、ｲﾝﾎﾟﾃﾝﾂへ。清流さんも自身の加虐癖を持て余していたんだろうか。跡継ぎとしての自身の役割、子が出来ぬ愛しい妻への風当たり、そういったことも原因だったのかな。

進退窮まり、心が疲弊していたところにするりと差し出された弟:泰隆の甘言。
清流さんはそこに一筋の光明を見たのかもしれません。
そうして始まった歪な関係。しがらみから解放され、身の内に抱える愛を素直に吐露できた清流さん。本当に愛おしげに妻に語りかけています。初めて愛してるって言えたのかな。
言ってることは酷いのに、やってることも酷いのに、どうしてか、この時の彼の言葉は愛で満たされていると思ってしまいました。
そして、結末を知っているだけに涙が止まりませんでした。
ﾋﾛｲﾝは清流さんの愛をどのように受け取っていたんだろう…。

この下巻は、上巻の前日譚にあたるので、これを聴いたうえで上巻を聴くとまた違った印象になると思います。
そうやって繰り返し繰り返し聴くことで、少しずつ自分の中でこの物語の輪郭そして中身が作られていくようになっていると感じました。