けものと呼ばれている、人間より低い身分とされているケモミミのついた種族?のナズナと、彼を買って引き取った旦那様のお話です。
ナズナはお客が全然つかず処分される寸前の男娼だったのもあって、めちゃくちゃ自己肯定感が低くて、旦那様に好かれるために一生懸命頑張ります。が、夜のご奉仕も家事もへたくそ。前に買われた旦那様にはフェラが下手だったことで歯を抜かれたりしていて、けなげだけどどんくさい不器用なショタが痛々しい目にあうシチュが好きな方にもおすすめです。
男娼なのにほとんど愛撫等された経験がなく、性的快感に全く無知なのもかわいい。旦那様とのエッチシーンはくすぐったいほどあまあまいです。
表紙と口絵カラーのショタナズナは男娼時代で、旦那様と結ばれるのは19歳に成長してからになります。
はっきりとは書かれませんが、けものと人間の関係、明治大正のイメージのような世界観設定なども興味深い作品でした。