拘りはある雑食者Aさんのレビュー一覧

ダンジョンの攻略ヒントなどをくれる「のじゃ」口調のふくろうが告白してくれるボイスです。

最初はすごく遠まわしですが、段々焦れてきて割とストレートに告白してくれます。主人公(リスナー)が鈍感で小ボケをかますのがまたいい味を出しています。
このサークルさんの｢90年代セカイ系アニメに影響された女の子に告白されるボイス｣作品と似た感じの雰囲気が伺え、とても可愛らしくネタと謎に満ち溢れています。
福を運んできてくれるかもしれませんし、不苦労とも言われるので縁起がいいだろうと思います。このふくろうと結婚した暁にはラッキーなことが起きるかもしれません、実際のところは分からんけど。

異性との出逢いが少なかったり、人と付き合うのが苦手だけど寂しがり屋な方、｢人間の女に用はねェ!俺ァ猛禽類の女に用があンだよォ!!(萬◯錦之◯風)｣という方にオススメです。
(正直に言えばネタ系でほのぼのしたい方にオススメです)

架空の国や都市の中で展開するオメガバースBL作品です。

｢シネマティック｣とは?と思いつつ聴いてみれば、なるほど確かに映画ですね。
主人公たちの職業や台詞まわし等、本当に洋画吹替を聴いているようで面白かったです。
｢◯07｣や｢ミッショ◯インポッシ◯ル｣等のスパイアクション映画が好きでオメガバースが楽しめる方であれば、物語に入り込みやすくキャラの心情も理解しやすいと思います。
どのキャラも魅力的でカッコよかったです。
濡れ場に関してはあっさりめで、ストーリー重視かなと感じました。

ただ個人的には、架空の世界観なので主人公がどの組織に属していて、どの組織がどうなのかを把握するのに少し手間取ったな、と。話を聴いていればなんとなく｢こうかな?｣と相関図は作れましたが、聴き終えてからcienの方に紹介等あることを知ったので、先にそちらをチェックしておけばよかったと思いました。

菓子宮さんが好きなのと、内容に惹かれて購入。
幼少の頃に出逢った｢めぇくん｣と大人になってから再会し、破滅に進む物語です。

本当に巧妙と言いますか、紳士的に振るまいしっかりこちらに｢~してもいい?｣と選ばせ頷かせるのは本当に流石だなあ、と思います。
そしてヒロイン(リスナー)が心の余裕を無くしている時に実行し、｢救い｣として絶望を与える。
一見するとバッドエンドなのですが、私個人としてはハッピーエンドでした。

菓子宮さんの演技も、通常時の冥くんでいる時の柔らかさと優しさを持つ声、本性を現した時の恐怖や絶望を感じる低音の声、両方素敵でした。視える女性の声もよかったです。
個人的には本性を出した状態の声音が特に好きです。
こちらの状態でのお話も、もう少し長く聴きたかったなと思いました。
SSもおまけボイスも楽しめました。追加ありがとうございます。

ただ、一点だけ。
ここ数年DL数に応じて特典追加という形が増えており、この作品もそのシステムを採用されていますが…。
本編がとても綺麗に締めくくられているのもあり、個人的には特典関連のif等は聴けなくてもいいかと諦めている心境ではあります。ですが、楽しみにしていたのも事実です。
特典はサークルさんの好意であることは重々承知していますが、折角いい作品なのに、という残念な気持ちが強く残ってしまうので今後はその販売方法を採用するか考えて下さるとありがたいです。

放課後にじゃんけんで負けた男女二人を視聴覚室に入れ媚薬を飲ませ過ごさせる、という｢放課後媚薬チャレンジ｣というものが学校内期間限定で流行。今まで逃れていたものの、今回とうとうヒロイン(リスナー)と凪くんがじゃんけんに負け視聴覚室に。ヒロインが媚薬を飲んでしまったことにより一気に話が進みます。

学校治安悪いな!?と思ったのですが、そういう企みを考える人も居そうだし、こういうシチュエーション面白いなと。
凪くんは連絡系も女子と会話したことにカウントする、あまり女子とは話さないタイプの男子ですが、歳相応に性的なことへの好奇心もありますしヒロインに対しての印象もいい様子。
始まってすぐにヒロインから｢口数が多い｣と指摘を受けますが、色んな意味で脳がついていってなかったんだろうな…と。

濡れ場ですが、少し言葉責め等あったり、一度目はゴム無しで二度目からはゴム有だったりと｢ゴムあったのか｣と思うシーンがありましたが、媚薬飲んでて両者切羽詰まっているし色々暴発しそうな状態を思えば仕方ないよな…と。
ヒロインに対し独占欲を持ったり｢嫌がることはしたくないけど｣と言っているので、理性と欲望の間で揺れている状態がすごく伝わってきました。
ヒロインが媚薬で苦しんでいるのを黙って見ているのが嫌って子なので基本的に優しいのだろうと思います。
ラストも色々想像できていい終わり方でした。個人的に大好きです。

麻浪さんの演技も優しい部分や理性が飛んだ部分等全編に渡りとてもよかったです。

本編はtr1→21:01、tr2→44:14、tr3→19:57でキャストトークとNG集もありました。
プレイ内容は張型、媚薬、69、弟子たちの前で…など。振動するディルド、尿道を塞ぐなども。

合歓することで師匠の身体の中に神力を戻す、という身体を回復させる行為なのですがほぼ性行為でした。
新堂さんのどの喘ぎ演技も好きなのですが、低めの喘ぎ声がとても艶っぽくてよかったです。
特に師匠の身体に入って初めての合歓から2回目、3回目と回を重ねるごとに甘さが増していきます。
SEなども寝台の軋み音などが入っていますので、臨場感がありました。

治療・看病みたいな状態なので、基本的に性器やお尻のみを触り他のところを触らないのは寂しかったように感じました。
しかし、弟子…それでいいのか。

魔法薬の調合失敗で何がどう作用したのか男性器が生えてしまった魔女の妻(リスナー)と、ひと月振りに帰宅した夫の騎士グレンさんが、なんとか解決しようとするラブコメです。
妻から経緯の説明を聴いたグレンさんの｢…なんで?｣で吹き出しました。本当になんででしょうね…。

解決する為に性行為に及ぶのですが、その間のグレンさんの語りかけがすごく優しげで。妻をあまり怖がらせない配慮がすさまじい…。
この方騎士で勇者ですね…頼もしかったです。
ヒロインの男性器を手コキ、からグレンさんのアナル解し、後背位、正常位となりますが、手コキシーンがまだ余裕がある状態なので気遣い等が一番感じられるシーンかと思います。
あとはピロートークかな?愛情を感じられてよかったです。
ラブラブな夫婦の物語で面白く、聴き終えた後はほっこりとした気持ちになりました。
イサキチさんの演技も包容力やカッコ良さを感じられ、とてもよかったです。

ちなみにメス堕ち等はしません。
個人的には正直ホッとしました。
前立腺で感じるようになることを否定している訳では一切ないのですが、申し訳なさの方が圧倒的に勝ったので…。

家賃の安さに惹かれて入居したのはいいものの、しっかり｢何か｣がいることを確認。やり過ごしていたがとうとうその｢何か｣の夜子さんと目が合ってしまった、という場面から話は始まります。

こちらが視えていると認めるまで両耳をふーってされる場面は割と怖いな、と。ゾクゾク感がありつつ脅されている状況でもあるのでヒヤヒヤしました。
友好的な関係を結べるかと思いきや一波乱あったりするのですが、その際の夜子さんを演じる浅見さんの声が冷ややかでよかったです。

夜子さんとしては、鏡に映らないから自分の顔すら忘れていきそうな孤独な状態の中親近感を感じる人間が入居してきて、しかも今目が合った、となればコンタクト取りたくもなりますよね…。
リスナーとしては怖いとか可愛いとか色々思うけれど、夜子さん側の気持ちや実際に吐露される心情などを考えると理解できるし切ないとも思いました。

30分ほどのショートでさっくりと聴けますので、気持ちを切り替えたいときにおすすめです。
ただ、ホラーが苦手な方は気を付けて下さい。

夏の図書館でとある司書のお兄さんとのお話。

なんか不思議な空気をまとった司書さんと図書館に行く度に会話し仲良くなっていくのですが、「なんかおかしいしちょいちょい失礼な人だなあ」と思っていたら、なるほど…と。

確かに彼氏も友人も居ないけど毎週図書館に通い詰めってことは本が友人なんですよ…とツッコミたく。
でも解るんですよね。そんなに他人の借りたり買ったりする本をじっくり見る訳じゃないけど、「あの小説家の本好きなら気が合いそうだな」とか思ったりしちゃうの。
図書館通ってたりすると自然と利用者の顔覚えちゃうことも。

図書館は携帯の電波通じてるみたいなので、そこら辺は大丈夫そうですけど…一週間に一度なら体調とかはおかしくならないのか、冬は暖房あったら大丈夫なのか、とか変なとこが気になりますw

題名通りの作品です。
長めかつ時間の経過を感じる描写があるので、このサークルさんのいつものショート作品を聴いていると大作感がありますが、その分ネタと言うか笑いどころが増し様々な痛みが…!

中学生の頃作ったキャラと話がしっかり完結することはそうそう無いように感じます。設定詰めまくって終わるなんてよくある話で、少し歳を取って見返したら｢いやチートすぎるやろ｣とか｢こんなバランスの身体の人いないよ!｣とか色々ツッコミが出て自分の中二病に胸と胃と頭が痛くなった覚えがある方は少なからずいらっしゃるかと思います。私もその一人です辛い。
中には物語を作って終わらせる人も居ますが、それは作家になりたいという夢を持っていて、かつ起承転結を考えられる人だった記憶が…。

そんな昔作った黒歴史ノートのキャラが、ある日クラスメイトとして自分の前に現れたとしたら…?
あるじ様を護るとか言い出したら…?
繰り出される二つ名や唐突に来るロード・オブ・ザ・リryのような展開の衝撃、キャラに設定の矛盾を突かれることに爆笑していたのに段々辛さが比重を増してきて…。いやヴィンセント卿誰よ…!?というツッコミもありましたが。
｢あの時完結させてあげられなくてごめんな…｣という申し訳なさが出てきました。
ですが話が進むにつれどうも日常に侵食しているようで…。
うっかり盛った能力と現代の技術により周囲の環境が変わってしまう様は、もう自分が作ったキャラに復讐されているような心持ちに。護ってくれるんじゃなかったんか。作者は色んな意味でなんもできんのか…!
でも、少し心を軽くしてくれることも言ってくれます。

これがホントのキャラが作者の手を離れ勝手に動く現象かー…とボンヤリと思いました(違う)

作品出だしから｢返して…返して俺のセックス充実ライフ…｣と来たのでどうしたんだと思ったら、元教え子とセックスした後に後悔しまくっている様子に思わず笑ってしまいました。

自分の流されやすさを心の中の声で強調しまくってましたが、流されやすいにも程があるだろう…そんなところも可愛い裏垢持ちのビッチな先生。
個人的にビッチな受が一人の人に決める話などはかなり好物なのですが、この作品はそれに加えコメディ調で進むので、もうめちゃくちゃ楽しかったです。
Mっ気たっぷりな部分も私の好みに合致していて、本当にこの先生の存在は元気が出ます。

喘ぎ声も甘い感じからオホ声喘ぎまで豊富でしっかりエロかったです。
スーツの元教え子を見て興奮するtr4が特に好きです。
疲れていたりして元気を出したい時にオススメです。