父親に会社ごと売られてしまったヒロインちゃん。
千里さんは一見優しげで、ヒロインの好きなお茶を用意してくれます。
だがしかし。
初回の品定めからアレだった。
千里さんは常時手袋を着用しているため、前戯を秘書の零士さんに命じます。
目の前では千里さんが見ているし、背後から零士さんに攻められるし…初っ端からこんな目に遭うヒロインちゃん。
結局は千里さんに初めてを奪われるのですが、とにかく異常な状況から物語は始まります。
ただ、この作品のヒロイン。そんじょそこらの弱弱(元)令嬢じゃない。覚悟ガンギマリですw
数日後に呼ばれた際、零士さんの手による前戯を拒否して、自分でどうにか切り抜けますw
ある日、ヒロインは千里さんの仕事のことを知ります。彼は文字通り「身体を張った」仕事をしていました。
彼の仕事を知り、他人に触れられなくなった理由に気づいたヒロインちゃん。
千里さんにあることをします。これがとっても素敵で、ぜひ本編で確かめてほしい。
終盤、千里さんと秘書の零士さんと3人で遊園地デートに行くのですが、これがめちゃくちゃ面白い。
零士さんがいたらもっと盛り上がるから!とヒロインが誘ったらしいのですが、これはグッジョブですwww
この夜、千里さんの「万世よりもわがままなお姫様」と出会うことになるのですが、このトラックは楽しくて幸せな雰囲気に溢れていて大好きです。
オークション前日、他の兄弟との品定めがどうだったのか聞いてきます。
ヒロインとの交流で千里さんの心が動き、はっきりと嫉妬心が見てとれるんですが、彼自身もヒロインに触れたくても、どうしても触れられない。
ここがとっても切ないんですよね。
かつては女性に対して何の感情も持っておらず、弄んでは捨てていたという千里さん。
でも、ヒロインには純粋な愛情を注いでくれて、変わろうと努力してくれます。
とても幸せな結末なので、もう少し後日談が聞きたいですね。