コン子さんのレビュー一覧

叔父に、実質売られてしまったヒロイン(しかも最初は本人知らない)。

何も知らないヒロインは、久々の再会に胸を躍らせるが、彼が思い出を語り出すと、だんだんと雲行きが怪しく……。

当たり前のように語られる、結婚の約束。

え、まさか、子供の頃の「大きくなったら、お兄ちゃんのお嫁さんになる」的なあれですか?? それを本気にしているあたり、ヤバいのですが……ヒロインのへその緒を所持している告白は、もはやホラーでした(いい意味で、笑)

そして、ヒロインに好きな人がいると分かると、彼の狂気のスイッチがONになり、無理やり抱かれてしまいます。

ここの演技がまた、狂気にみちていて良かったですね。

このまま普通の監禁陵辱ものになるのかな、と思ったら、ヒロインの体調が悪化し、どうやら助かる見込みがなさそうな雰囲気。

ここからが、彼の狂気の真骨頂でした。

死にゆく人にこんなこと聞いちゃうのか!? などなど、常軌を逸した言動の数々。いや、凄かったです。演者さまの演技あってこそのリアリティある狂気。

最後の台詞も、色々想像出来てよかったです。

演者さまの圧巻の演技、巧みな心理描写、綿密なシナリオ……それらが絶妙なバランスで作品を作り上げていました。

三作品中、この作品だけ号泣しました。
とても聴きごたえのある作品です。

シリーズ三作品、すべて聴きましたが、今作がいちばん狂気を感じました……!!

キャストトークで自らを猟奇声優と銘打っていますが、その自己評価に違わない狂気っぷり。特に、後半の血を吐きながらの行為は鳥肌モノでした。

ストーリー的には、ヒロインを唆して誘拐→監禁→陵辱とわりと単純なのですが、声優さまの圧巻の演技が、作品世界を凄まじいまでの狂気に彩っていました。

そして彼はヒロインを溺愛し、彼女に対しては歪な執着を見せますが、その想いが報われることはありません。それが、とても切ない……。

決して明るい話ではなく、ハッピーエンドでもないのですが、この演技聴きたさについリピートしてしまいます。

非常に聴きごたえのある作品です。

秘密裏に離れに囲われ、妾として京一から溺愛される日々を送るヒロイン……。

妾ではありますが、京一はヒロインしか見えていないので、ご安心を。ヒロイン一途です、最早狂気と呼べるほどの愛です。

そして、そんな二人に気づいた義弟の静が、京一不在の間、ヒロインの世話をする、と申し出ることで参戦。

京一は狂気をともなった溺愛、静はひたむきな愛……そんな、まったく違った二つの愛を向けられる、贅沢シチュです。

静を演じられている河村さんの、理知的な青年ボイスがとっても心地よくて良かったです。

そして、京一を演じられている茶介さん。
渋みのある低音ボイスが相変わらず素敵ですが、茶介さんの真骨頂は、後半の、ヒロインがいなくなってしまったと焦るシーンかと思います。

ヒロインに向けられる狂気的な愛が、ひしひしと伝わってきました。いや、もう怖いほど(いい意味で)。

そして、普段穏やかなだけに、静に対して感情をむき出しにするシーンは鳥肌が立ちました。圧巻の演技。

ストーリー、世界観、すべてがしっかり作り込まれていて、最高のシチュエーションCDでした。

人喰い鬼の封印された犬の木偶(でく)を、そうとは知らずに御堂から持ち出してしまった幼い頃のヒロイン。

小さなヒロインは、人目を忍んで犬の木偶と遊んだ。鬼は動くことも出来ず、話すことも出来なかったが、ヒロインの温もりに触れることで孤独から解放され、満たされていた。しかし、小さなヒロインはあることを境に、来なくなってしまった。

年月を経て封印の解けた鬼は、成長したヒロインの元を訪れ、彼女を自分の領域へとかどわかす……

鬼はヒロインを攫うために、最初はとても穏やかな青年ですが、後半は鬼の本性をあらわし、俺様キャラになります。ヒロイン以外には、冷酷な面さえ見せます。しかし、鬼の行動はすべて、ヒロインを愛するが故でした。彼の怒り、憎しみすら、ヒロインへの愛が根底にあります。

茶介様の演技が素晴らしく、台本も秀逸なため、鬼の淋しさやヒロインへの想いが、ひしひしと伝わってきました。

特に｢泣くな泣くな……｣のくだりが好きです。泣く原因を作ったのは彼なのに、茶介様の言い回しが素敵すぎて、泣きつきたくなりました(笑)

ストーリー性もあり、そして、深く愛されていると感じられる、素晴らしい作品でした。

なにより、朔太郎さんを演じられている、深川緑さんの演技が素晴らしかったです。

前半は甘々ボイス、後半(特にAルート)はこれぞ愛あるヤンデレ的な狂気を孕んだボイス。

ストーリーも、謎を孕んでいて最後まで興味を引かれる展開で良かったです。

愛あるヤンデレ作品をいくつか聴いてきましたが、その中でもダントツに良かったと思います。なにより、深川緑さんの演技がすごく良いので、強くおすすめできる作品です……!!

人間と同じように知能と感情を持つAI、それが今作のヒーロー、雪路でした。

雪路は、ヒロインが設定した通りの理想の恋人として、この世に誕生しました。

そして、これが悲劇の始まりとなってしまいます……。

雪路は設定に忠実で、世話焼きな年上のお兄さんという人格を持って、ヒロインを恋人として愛してくれます。声も穏やかで優しそうで……しかし、AIとは思えない自然な台詞に、ヒロインがついシステムとして接してしまうと「冷めるからやめて下さい、ユーザー様」と機械的な声で窘めてきます。

システムとしての声と恋人としての声、演者様の声の使い分けが非常に巧みでよかったです。

このあたりからすでに嫌な予感がして、作品の雰囲気づくりも最高でした。

それでも始まりはほのぼのなのですが、ヒロインが設定にそぐわない態度をとり、雪路を恋人として愛してはいないことに気づくと、齟齬によるバグが生じます。

雪路はそのバグを修正しようと、ヒロインが自分を愛してくれるよう、様々な努力をします。

ヒロインをむりやり抱いてしまうのも、そのひとつでしたが、ヒロインはそのことで更に彼を拒絶します。どんなに努力をしても、ヒロインが雪路を愛することはありません。

その悲しみ、怒りが台詞のひとつひとつから伝わってきて、聞いていて切なくなりました。

優れたAIと人間のエゴが招く悲劇……何だかすぐそこにある未来のような気がして、色々考えさせられました。音声作品の枠を超えた良質なSFホラーで、とても満足度の高い作品でした……!!

彼は貴方の上司で恋人。付き合って3ヶ月たつのに、彼はキスしかしてくれない。理由を尋ねると、そういうことは結婚してからがいいと言われる。だが、本当の理由はそんなことではなく――!?

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タイトルが「童貞拗らせ上司」ということですが……なんと彼、童貞でした!? それを知られるのが怖くて、ずっと本当の理由を隠していたんですね……かわいい。なんて言っていられない事態になります。貴方の押せ押せで、念願の祝初○ックスとなるわけですが、ここからはタイトル回収のターン。拗らせというか、目覚めちゃったというか!? 攻めが激しいし、初めてに興味津々なのも凄くて、ルーペ出されたときは、思わず笑っちゃいました(笑)

愛が重くて、聞きしに勝るキャラクターですよ、鯨歌さん。なかなか凄いヤンデレものを聴いてしまった。と思ったら、if監禁ルートなるものが……? 開かずの扉的な、中を見てはいけない雰囲気がぷんぷんですが、ヤンデレ好きとしては、開けないわけにはいかない!!(?) ということで、完全版の方を聴きました!!

……ガチ狂気でした。

ネタバレ避けますが、あのフレーズ、インパクトがありすぎやしませんか!? ホラー苦手な人は注意です。痛いことは何もないのでそこは安心してください。とにかく、執着が凄い、セリフ、ガチで病んでました。ヤンデレ好きさんはたぶん大丈夫と思うので、勇気だして聴いてみて欲しいです。

本編と合わせるとかなりのボリュームがあって、非常に満足度の高い作品でした!! 面白かったです!!

特別な想いなんてなかった。

でも、貴方のしたことは、彼にとっては特別なことで……それが悪夢の始まりになるなんて……

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彼に拉致された貴方は、開始早々、致されてます。意識がないなんてお構いなしに、めためたに突かれて、中は彼の精液でドロドロ……。そしてそれは、目が覚めてからも変わらずで、とにかくずっと犯されてます。

愛、歪みまくってます。

貴方の泣き顔を見ても興奮するので、どんなに嫌がってもやめてもらえないです。これは俗に言う、話を聞かないヤンデレくん!!

お声は高めで、あざとさもある可愛さ。でも、その可愛さが逆に怖い。もしかしたら、分かり合えるんじゃ……と、優しさを見せる瞬間がくるのですが、そんな希望は打ち砕かれます。拘束を解いて欲しいと願ったら、逃げる意志の現れと思われ、再教育……つまりは、致されます。

日常パート(?)はシャワーシーンと、彼がほんのちょっとパソコンで仕事っぽいことをしてるくだり……くらいじゃないかな…… 兎にも角にも、最初から最後まで致されてて、エチチパート9割でした……!!

ストーリー性はそこまでなく、深みのある心理描写とかもないけど、とにかく病んだ彼にひたすら歪んだ愛をぶつけられたい……という方向けかな、と思います。

BGMがふんだんに使われていて、尺もたっぷり(なんと、3時間近く)あり、聴き終えたあとの満足感たるや…… まるで連続ドラマを1作観終えたかのような心地になりました……!! いやぁ面白かったです!!

喧嘩シーンがとってもコミカルなのですが、某戦闘力53万の御方に似た人が出てきた時は、予想外すぎて盛大に吹き出しました、しかも結構出番があったのが嬉しかったです(笑)

そして、喧嘩シーンのわちゃわちゃしたコミカルさから一転、恋愛パートは、教師と教え子……ふたりの禁断の(!?)恋を描いた、青春ピュアラブストーリー。非常にボリュームのある作品ですが、緩急のある展開にわくわくし、駆け抜けるように最後まで楽しく聴くことができました!

お相手の彼がとても魅力的で、ふだんは明るくやんちゃな彼だけど、自宅に招いたシーンでは、家庭環境からくる不安定さを覗かせたり、「なーんてね!」って、わざとらしくおちゃらけてみたり……そんな二面性のある彼を、一夜愛様がとても丁寧に演じ分けられていました(今まで大人の役しか聴いたことがなかったので、今回のような可愛らしいお声にもびっくり、演技の幅にもとても驚かされました)。

そして、そんな彼のことが放っておけなくて、甘えるのを許したら、無自覚な小悪魔さを発揮してくる彼! 甘えたな彼が可愛すぎて、これはもう守ってあげたくなる可愛さでした! 超絶最カワ生徒、恐るべし!!(笑)

エチチシーンは思った以上にエロくて甘々で……回数的には2回(1回目挿入なし)と少ないですが、彼が雄みを出してきての年下攻め……とっても濃厚なので、そちら方面を期待する方も、満足できると思います♪

最後は安心の両思いハピエン。空虚だった彼が、貴方と出会ったことで愛することを知り、世界一幸せになったことが、何より嬉しかったです。一緒に住むようになってからの、幸せな2人を覗き見れたのもよかったです、末永くお幸せにね……!!

そうとは知らず、発情期に入ったグリフォン族の亜人・クラーク教授の家を訪れた、生徒の貴方。出された飲み物に口をつけたら、睡魔に襲われて!?

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彼の中の貴方は、人間にしておくのは惜しい優秀な生徒……最初は、ただそれだけでしたが、発情期の彼に無理やり抱かれてからは性欲処理の相手に。そして、こんなにも自分のペ〇〇に合う穴はない!! と、身体を気に入られてからは、彼の番に。

シリーズ通して、人間より亜人が上! という共通認識がありますが、今回もそれは顕著で、「人間の女ごとき」なんて彼に言われ、警察の上層はみんな亜人だから、レイ〇された、なんて人間が訴えても無駄だと言われ……挙句、もう貴方の身体は人間のペ〇〇じゃ満足できない身体だよ、って分からせられて……番を断るなどという選択肢はありませんでした(笑)

とはいえ、高圧的ではあるものの、声は穏やかで痛めつけられたりもしないので、そこまで怖さはないと思います……!

では、気になる愛情の有無ですが……

彼とのセッ〇〇に溺れてみだれる貴方を、彼は可愛いとも思っていて……ファム・ファタールかもしれない、という言葉も。人間のそれとは違うけど、今回も人外なりの愛はあるのかな、と言った感じでした。ただ、溺愛感はちょっと薄目かも……たぶん、孕ませたい!! の方が、全面に出ていたからやも……(笑)

二回戦さまの変化ある演技が良くて、最初は教授と生徒という距離間なのですが、発情期の彼は紳士的な皮を脱ぎさった雄み全開な演技……そして番になってからは、語尾に優しさが加わり、貴方への気持ちの変化が窺えました。

あと、距離がとっても近くて、耳元での囁き……喘ぎ……その色っぽさ、艶っぽさ!? が凄くて、致しているシーンが大半を占めていることもあり、エロさがヤバかったです////

暫くは楽しめそうだ……って真っ黒な感じで言われるので、子作りに励んで、飽きられないようにしなきゃっ。

この街に越してきた貴方は、偶然、彼と再会する。教会の息子で、貴方の学生時代の後輩……千乃美月。

同棲している彼氏と喧嘩し、日常を離れたかった貴方は、ある日……彼が参加しているという、児童養護施設のボランティアを手伝うことにする。一緒にいる時間が増え、彼とは、良い友人関係を築けていると思ったが――

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朗らかで、一見、好青年な彼。いや、正しくは……貴方を抜きにすれば、人の良い好青年。貴方への執愛が高じて、その人柄に歪みを生じさせてしまい……その歪み、違和感が、2人きりになった瞬間、じわじわと押し寄せてきます……!

催眠療法を勉強しているという彼。背後で流れる、清らかなクラシック音楽、カチコチと刻まれる時計の秒針……気づかないうちに催眠をかけられ、世界がぐにゃっと歪んで、目の前には、今までとは違う……貴方を執愛する病んだ彼……

BGM、SE、彼の台詞……全てが、ぞわっとした空気感をだしていて、凄くよかったです……! 更には、初時チェリーさまの心地よいお声!! 気を抜くと、意識を持っていかれそうになり、気づいたら微睡んでいる……こんなにも作品に合ったお声はない、と思ってしまうほどでした……!!

そして、彼と2人きりになる度に実は犯されていて、貴方はそのことを毎回忘れているのだという、衝撃の事実。今回も、催眠をかけられてしまい、抵抗出来ないまま、彼に全身を愛撫され……犯されてしまいます。

じゅるっとした舐め音が、物凄くエロいのですが、与えられる全ての音が耳に心地よくて、本当に催眠をかけられたまま、身体を好きにされている感じがしました。

時間にして30分ちょい、という、サクッと聴ける長さなのですが、没入感が凄くて、全然短いって感じがしませんでした。

ラストのセリフも印象的で、ぞくっとしました。
続編あるのかな? あったらいいな。

ヤンデレ好きの方は、みんな買ってくださいってくらいにおすすめな作品です!!

部族長の娘・春燕は、部族を守る為、顔も名前も知らない、南安国の太子に嫁ぐことになる。だが、その相手は、幼少の頃交流のあった少年・泰嵐だった――

美しくも可愛らしいイラストが魅力の、中華風ラブロマンスが、オリジナルエピソードを携えて、音声作品となりました。

泰嵐のお声は、宮尾章様。低く落ち着いた声音が、イラストのイメージそのままで感激しました!!

(壱)
異民族という理由で、春燕を妃として歓迎せず、学がないと馬鹿にする者たちが多くいました。その為、春燕は体調管理を怠る程に励み、ついには倒れてしまいますが……なんと泰嵐が、弱った春燕に自ら作った粥を振る舞います!

口移しに、ふーふー、あーん!!

恥ずかしがる春燕に、ふーふーいらぬか? って、聴く時の優しいお声……春燕の前でだけ見せる甘いお顔を想像するだけで、最高に胸キュンでした!!

そして、人の上に立つ者にとって、弱さは罪だと語り、民の為、春燕の為に強くなると心に誓ったという泰嵐……

春燕への愛の深さ、覚悟が窺える大切なエピソードでした!!

(弐)
自分の弱さを嘆く泰嵐に、二人一緒なら強くなれる、と返す春燕。そして、俺のわがままだと言う泰嵐に、私の意志だと返す春燕。春燕の真っ直ぐな強さが、本当に大好きです。泰嵐もそんな春燕だから好きになったんだね。このふたりなら、きっとどんな困難も乗り越えられる、ふたりの行く末をずっと応援したい、そんな風に思わされるエピソードでした!!

そして、とある詩の解釈は、是非ネタバレなしで聴いて欲しいです。愛と希望に満ちていて、とても心が温まりました。

コミックを読まれていない方でも十分楽しめる内容ですが、先にコミックを読むことをお勧めしたいです。キャラの心情がより分かり、作品の深みが増すと思います。

また、コミックファンの方にも、こちらの音声作品をお勧めしたいです。オリジナルエピソードにより、作品世界がより広がると思います!!

体調が優れない貴方は、母親の主治医であるエドワードの元を訪れる。彼の診断は、白血病――この時代、不治の病とされる命に関わる病だった。

母親を一人にはしたくない貴方に、エドワードはある提案をする。それは、吸血鬼である彼の子を身ごもり、貴方も彼と同じ吸血鬼となることで……!?

∞---∞

突然の、

余命宣告!
吸血鬼宣言!
子作り提案!

怒涛の展開ですが、エドワードは無理強いすることなく、貴方に判断を委ねてくれます。実は、彼……ずっと貴方のことを想っていました。そして、貴方もまた、彼だからいいと……彼と肌を重ねることに……

そしてびっくり! 彼、童貞でした!
貴方も初めて……つまりは、初めて同士!

でも、彼いわく、知識は豊富だから大丈夫!?

何にでも研究熱心で、書物でお勉強されたみたいなんだけど……それを、自分は童貞でそういうことに興味津々……みたいに宣言してるみたいで、恥ずかしい……って、しどろもどろに……かっ、可愛すぎです!!

佐和様の穏やかなお声が、人の命を沢山救ってきたという優しい吸血鬼さんに、マッチしているな……って、思ってたら、こんなに可愛い一面まであるなんて、ｷｭﾝ。

そして、慣れない感じで優しくリードしてくれるんだけど……

「君の愛液を、採取していい?」

研究熱心な性格が、エチチ中にまでー笑
断るんですけど、そしたら今度は、

「君の愛液を、味わわせて」
「潮、舐めていい?」

初めてくんながら、なかなかにエッチです!
いちいち許可とらないで、って、彼女にも怒られます、笑
なんかもう、可愛すぎてずっと笑ってました!!

でも、二回目は彼も慣れてきて、血を吸いながら挿入されたり……めちゃくちゃエロかったぁ。

ずっと一人で生きてきたから、家族に憧れていたという彼。貴方の妊娠が分かり、貴方の命も救えて家族にもなれて……ずっと一緒にいられるって喜ぶ彼に、胸の奥がじーんと熱くなりました。

これ以上にない、素敵なハピエンでした!

「戯れに少し競ってみないか?」

今の泰嵐を知りたいと言った春燕に、彼が口にした言葉。春燕が果てるより先に、彼が耐えられずに挿れてしまったら、春燕の知りたいことを何でも教えてくれると言うが――

∞---∞

幼少期の回想が終わるなり、早々に致しているふたり。回数を重ね、だいぶ慣れてきた春燕だけど、まだまだ恥じらう気持ちは残っていて、そんな彼女がいじらしくて可愛いです。

でも、身体を重ねる度に、自分ばかりが彼に知られていくのが嫌だ、という春燕。そんな彼女に、泰嵐は勝負を持ちかけます。明日の晩――条件(春燕が果てるより先に……)をクリアできれば、彼を知るチャンスをくれる、と……。

そして、そんな約束を交わしたふたりの背後で蠢く、不穏な影……。春燕のお兄様の動きが非常に気になります!!

春燕の身にも危険が迫っている様子で、春燕の寝所に訪れた時、彼女がいないと分かるや否や、泰嵐は血相を変えて探しに行きます……彼女の置かれた危険な状況が窺えますね。そして、泰嵐が春燕を本当に大切に想っていることもっ。

政治的な話がどう動いていくのか……今後の見どころです!

そして、さきに約束した勝負の結果は、まさかの、泰嵐が自ら降参! というより、負けても勝っても、春燕の問いに答えるつもりだったようで……(確かに戯れって、言ってたけど、そうきたかー!!)

勝負に勝った(?)春燕の選んだ質問は……

これは、ネタバレなしに、是非本編で確かめて欲しいです!!

泰嵐の答えに対しての、春燕の反応が……もうね、ふふっ……ってなりました。このふたり、ずっと見ていたいです(笑)

政治的な動きも気になる3作目、次作が待ち遠しいです!!

泰嵐の願いを叶えようとしてくれた春燕。しかし彼女の好意は悲劇を生み、ふたりは離れ離れになってしまう。

「余が…弱いせいだ」

自らの未熟さを嘆いた泰嵐は……

∞---∞

シリーズ2作目は、

幼少期の悲劇をきっかけに泰嵐が誓ったこと、ふたりの書の練習にまつわる思い出、そして、現在の春燕の危うい立場……その3点が主に描かれていました。

病気がちだった彼は、今ではすっかり丈夫な体に。それは、並々ならぬ努力の成果だったのですね! 彼女ともう一度逢いたい……彼の覚悟、想いの強さを感じました。

幼少期、泰嵐と一緒に書の練習をした春燕ですが、現在では、自分の体調管理も怠るほどに猛練習を重ねていました。

それは、

「未開の民は馬や商いに秀でても、学がないから后は務まらぬ」

と、宦官たちに馬鹿にされていることを知ってしまったから。紙職人が休む間もないくらいに、書の練習に耽る春燕。泰嵐の足を引っ張りたくないという想いと、責任感の強さ……彼女が身を置く厳しい環境に胸が苦しくなり、身を削ってまで努力を続ける様に、思わず涙がでました!! (泣)

そして、そんな春燕を心配する泰嵐……。

書の練習を止めない彼女に、「なら、俺も好きにさせてもらう」と、彼女の身体を愛撫し始めます。(!?)

足を開かせ、後ろから秘部を舐める泰嵐。快楽に意識が溶け、書どころではなくなり……「寝床へ行くか?」と問われて、こくりと頷く春燕。

閨で互いの本音を語るシーンがとっても良かったです!

「太子妃となった見返りは求めていない」と言う泰嵐。
「あんたのこと、ただ好きなだけだもの」と答える春燕。

そして続く「それだけじゃ私の気がすまなかったの」という言葉。

泰嵐のことが好きだから、努力したい……健気で強くて、最高に可愛くてかっこいい春燕、本当に大好きです!!

ただエロいだけじゃない、ふたりの心情が丁寧に描かれた中華風ラブロマンス。頑張るヒロインが好きな方に特にお勧めです!!

異民族商人の部族長の娘である春燕は、部族を守るため、政略結婚で嫁ぐことになる。だが、その相手が幼少の頃交流のあった少年で――!?

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見ず知らずの相手に嫁ぎ、初夜で身を固くする春燕。しかし彼は、彼女をからかったあと、「今も体が小さいのは、鳥のように走り回っていたからなのだろう?」と、彼女の昔の話を持ち出します。

え? なんで子供の頃の話を……と、びっくりする春燕。なんと彼は、幼少の頃、仲の良かった少年でした!

見知った相手だったと分かり、そこからは、初夜へ突入。

「知った顔なら恥じらうこともなかろう?」と、彼女の衣をずらし、ぽろんと零れ落ちるお胸。いや、たぶん知った相手の方が恥ずかしい……気がする!? 喘ぐ彼女を、慣れた手つきで追い詰めていく彼。お胸を攻めたあとは、クリをいじり……溢れ出す愛液。絵が美しいながら、乱れる彼女がとってもエロくて、可愛いっ。

そして、合間合間で彼と過ごした幼少期の回想が挟まれ、色々分かっていく構成がよかったです。彼とは、そんな別れ方をしていたんですね……。今度は俺がそなたを……のくだりが、最高に印象的で、次巻への期待が高まりました!!

これから、政治的な話も色々出てくるのかな?

強気なヒロインがとっても可愛い、中華風ラブロマンス。両想いなふたりの今後に、注目です……♪