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全編かわいくてかっこいい、愛おしさがぎゅっと詰まった関西弁の素敵な彼!ずーっと心をズキュンズキュンさせながら聴きました。
再会前夜の電話、楽しみで仕方がないソワソワした雰囲気がかわいい!どれだけ彼女のことが大好きなのか、言葉の節々に気持ちが込められていて ああやっと尚夜くんに会えるんだ!という気持ちになりました。
会いたい気持ちで早く来ちゃう尚夜くん、本当にかわいい…サンプルでも聴ける「好きやわ」「甘えんぼさんやね」の台詞からもわかるとおり、年下だけど包容力を感じるレベルの愛情に心が満たされます。ヒロインの反応も、尚夜くんのことが大好きなんだね…というのを感じられて心穏やかに。
中盤のデートシーンは、声に出して笑ってしまうほどの楽しさが!標準語を話せるようになったはずなのに、地元にいるからか引っ張られちゃう感覚…コミカルさに思わずニヤニヤ。
行為シーンの良さは是非直接聴いて感じてほしいです。愛がいっぱい…
好き、という想いを伝え合うだけではなく、取り繕ったりはせず弱音もストレートに伝える姿にグッと来ました。学生の時、就職した時、こういう時あったよね、と振り返る声が柔らかくて優しくて、切なさも少しだけあって。あるはずのない記憶が浮かんでくるほどです。
釣り合う男になりたい、自慢できる彼氏になりたい、その想いが誰よりもかっこいい。伝えてくれてありがとう…とつい涙が。年下彼氏ならではの不安、地元に残っている側の不安。離れているからこその想い。共感しやすい気持ちがたくさん散りばめられていて、その描写に驚かされます。
そして彩和矢さんの関西弁お芝居、期待を何百倍も超えてきました…尚夜くんの表情が、脳内でアニメーションのように動く…素敵でした!
愛おしい気持ちも不安な気持ちも、まっすぐ伝え合える関係性がとにかく素敵。言葉にする大切さを感じられる作品です。何度も聴きたいと思います、ありがとうございました!
まず初めに書かせてください。続編を強く!強く所望いたします!!ふたりの愛はこれからなんだよー!
女性用風俗のキャストと客(ヒロイン)の関係というこちらの作品…予想できる展開ですが、触れ合う描写が丁寧で期待値をめちゃめちゃ上回る最高の作品でした。
低音ボイスのクールなカイくん、淡々とした口調で打ち解けるかしら…という不安は秒で去り!緊張でガチガチのヒロインをリラックスさせようと、わざとらしくない、さり気ないレベルで気遣ってくれる…!!ぬくもりのあるクールタイプでした。わかってます、それが仕事…とはいえ!
元彼からイキにくいと言われたことがトラウマになっているヒロインに対して、“あなたは普通で、ちゃんと感じられる人ですよ”ということを、落ち着いた声色で囁きながら全身じっくり愛撫とともに伝えてくれるので、作品タイトル通りトロけます。サービス時間内は基本敬語で話すカイくんですが、その距離感があるからこそ彼の言葉が心にストンと入るのではないのかな?と思いました。
ヒロインから求められた時点でとっくにヒロインを客ではなく一人の女性として意識してしまっている、というのが伝わってくる自然な描写に、心がもうフワフワです。それでもプロ意識しっかり!!と思いつつも、それだけふたりが求め合っている…という熱が、空気感が、王道かもしれないけど最高にエモいよー!本番の甘さは是非直接確かめてください。絶対後悔しない。
風俗というより、まるでサロンのような心地良さを感じました。こちらのサークル様の作品を初めて拝聴しましたが、素敵な出会いに感謝です…。
また会いたい(プライベートで!)ので、何卒続編を…期待しております!!!
毎日仕事頑張って、でも褒められたいとかじゃなくてただただ肯定されたい甘やかされたい、包み込んで欲しいー!というすべての人におすすめしたい作品です。
八神和真くんは一人称「俺」の爽やか…というよりあっさりした話し方と肯定的な言葉使いが特徴的で、「赤の他人に散らかった部屋の家事を、くたびれた自分のお世話をしてもらう」ことに対する羞恥の感情を吹き飛ばしてくれるような、手放しで甘えたくなるタイプでした。敬語とタメ口のバランスも、安心感を抱く要素のひとつだと思います。
付き合うことになる流れは割とさらっとしていましたが、それも疲れ気味のヒロインと包容力の権化・和真くんらしさがあり良かったです。初めに“あっさりした話し方”と書きましたが、恋人同士になってからは口調に甘さが加わり心地良く響くので、依存に近い甘えの感情が湧き上がりました…(どうしよう、どんどん自分が和真くんが居ないとダメな人間になりそう…!)行為の甘さ、温度感はしっかり恋人らしく、もちろん言葉でも愛情を伝えてくれるので幸福度が凄いです。幸せ…仕事頑張って良かった…
ヒロインは自分で使う用におもちゃを持っていたり積極的に求めるタイプで、初めはそんなヒロインのペースに合わせて行為をする和真くんですが、徐々に和真くんからも もっとこうしたい、というのを出してくるのでその変化が個人的に一番のツボでした!!
仕事頑張ってくたくたで、家のことに手が回らない不器用な自分でも否定せずに受け止めてくれる(精神面も含めて)…的な…この!最高に良いです…心に体に染み渡りました…仕事を頑張るすべての人に届いてほしい作品です。最上級の癒しをありがとうございました!明日からも頑張るために、和真くん、今日もよしよしして!!
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1回聴けば十分ストーリーは理解できます。が、最後のトラックまで聴いてから改めて本作を聴くと、感じ方受け止め方が変わると思うのでこのレビュータイトルにしました。
ヒロインは拉致されてから、トオヤマさんが描く設定(女主人と下男、調教されるお嬢様など)に沿って無理矢理行為をさせられます。暴力を振るわれるシーンもありますが、そういったシーンが苦手な自分でも気分が悪くなるほどのくどさは無かったので、多少耐性があれば大丈夫だと思います(参考までに)。
何故彼が廃墟や物語の設定に拘るのか、何故「”元”建築設計士」なのか、トラックが進むにつれどんどん気になってしまい、怖い人だけどこの人のことをもっと知りたい、という気持ちを抱きました。分岐エンド2の後日を描いた最後のトラックで全ての疑問が明らかになるので、トオヤマさんに対する見方がかなり変わると思います。初めて聴いたときに感じた戸惑いも、2回目を聴くと胸がぎゅっと締め付けられる思いでした。
トオヤマさんの過去に起きた出来事から”狂”の一面が出てきてしまった、でも真正の狂人ではないからヒロインに対して気遣うところもあるし、ヒロインに対する自身の感情の変化に戸惑いを見せる。そんな姿が描かれているため、最悪な出会いに無理矢理の行為が重ねられるものの、彼を憎みきれません。CVの彩和矢さんがそんな彼の姿を絶妙な声のトーン、間、震え方で表現されており、感情が引っ張られていくようでした。
偶然出会ったヒロインにしたことは決して許されることではありませんが、トオヤマさんの過去を知るとあまりにも苦しく、救いを求めたい気持ちです。また個人的に、音声作品は音声で完結してほしいと思う派ですが、本作に関しては聴き終えてから特典SSも読むことを強くお勧めします。幸せになってほしかった。どれだけ解釈を深めようともしんどい気持ちしかなくつらいですが、とても好きな作品になりました。
タイトル通り、恋人同士である二人の同棲初日を描いた作品です。
キャストの彩和矢さんがインタビューで「日常の前の非日常」と表現されていたように、これからは同棲の関係が当たり前になるけれど、初日だからこそのドキドキや二人の距離感がとても丁寧に描かれています。ヒロインが気持ちをすぐに言葉で伝えるタイプであるのに対して、大志くんは照れ・恥ずかしさからなかなか言葉で表現してくれません。ですが、ヒロインの不安を受け止めてからはこれでもかと気持ちを伝えてくれます。タイトルにある「ドキドキ」「とろとろ」に嘘偽りのないシナリオで、50分程度の作品でこんなに”幸”が溢れていていいの!?と、サークル様とキャスト様に頭が上がりません。
余談ですが、個人的に、視聴した作品の中でタイトルが最も好きな作品です。
吃音症の男の子・言蝉くんに惚れられ、重い愛に囚われる本作品。吃音という症状を持つキャラクターのシチュエーションを聴くのは初めてでした。
作品名に”ヤンデレ”とあるように、心を通わせる前段階を飛ばして一方的な愛をぶつけてくる言蝉くんは、最初は少し怖いです。基本的には敬語口調の丁寧なキャラクターですが、たまに「~だよな?」という圧のある言い方をするのでゾクッとします。ヒロインが拒否している・困惑していることに気付いてくれるので、ほんの少し引いてくれたりと絶妙なバランスで攻めてくる…これは是非聴いて感じていただきたいです。
ここからはお芝居の話になります。私自身、吃音症状に関する知識が映画で得たものしかなく、聴き終わった今でも、彩和矢さんが表現された言蝉くんの”吃音”がどこまで「それらしく」表現されているのかはわかりません。ですが、言蝉くんが紡ぐ言葉の間や表情が変わったなと感じる声色、耳から得られる全ての音から、言蝉くんが抱える悩みや苛立ち、ヒロインと愛し合いたいという気持ちが伝わってきました。彩和矢さんはさまざまなタイプのキャラクターを演じられていてそのどれもが素晴らしいお芝居だなと毎度感嘆させられておりますが、本作は今まで以上に”キャラクターに寄り添うお芝居”というのが印象的でした。
素敵な作品をありがとうございました。
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片想い相手のヒロインと二人きりになって、いろいろすっ飛ばしていきなり脅してくる高菜さんー!最初は とんでもない男だな…なんて少し残念な気持ちで聴いていましたが…
とにかく自分を見てもらいたくて、でも繋ぎ止め方がわからないから脅して体の繋がりでふたりの関係を保って…これが”不器用”かー!!と察してからは、両片想いの高菜さんとヒロインを全力応援するしかありません。王道すれ違い不器用両片想い関係、大好きです。
※「あなたは、同僚で数学教師の高菜に密かな憧れの気持ちを抱いていた」という設定が前出しされていたので安心して聴けました。そうじゃなかったらアウトだぞ!
高菜さん、イケメンで声もかっこよくて何やら高学歴とエリート設定モリモリで完璧超人そうなのに、不器用すぎてもったいない!!きちんと段階踏めばいいのに…告白してお付き合いしてって…でも不器用という点は、完璧超人な高菜さんの愛らしい欠点というか、人間味が溢れていていいなぁと思いました。不器用男子シチュ、癖になりそう。
不器用ながらも自分が抱いていた気持ちを丁寧に伝える姿からは、初めは一目惚れだけどヒロインのことが本当に大好きでたまらないんだな、という感情が伝わってきて幸せな気持ちになれました。不安そうに気持ちを伝えてから、両想いが分かって幸せそうにヒロインを抱きしめるシーンは、高菜さんの表情が容易に想像できてしまいにやにやが止まりません…。
お付き合いを始めたあとのトラックは、がるまに特典も含めてヒロイン溺愛っぷりが堪能できるのでおすすめです。余裕そうな高菜さんがこれがまたかっこよくて…
不器用な高菜さん、嬉しそうな高菜さん、付き合い始めてぐいぐい余裕な高菜さん、高菜さんのいろいろな表情を楽しめる素敵な作品でした!
明るいけどたまに不安さを覗かせる颯太くん、落ち着いてるけど熱い想いを秘めた月斗くん、性格の異なる双子アイドルから同時に愛されるというとんでも贅沢シチュエーションを楽しめる作品でした!
他人同士の複数人シチュはガチガチにヒロインを取り合う場面が少なく、個人的に「譲れるなんて、あなたそこまで私のこと好きじゃないんでしょう!?」と思うことが多々ありますが(笑)、こちらは双子ということで、譲り合うところもあるけど程良くバチバチ・嫉妬する!というのがあり、重すぎず軽すぎない絶妙な関係性が感じられて良かったです。颯太くんも月斗くんも、最初の行為に至るまでの展開が早くて驚きましたが、モノローグでふたりの強い想いを聞くことができるので納得できます。
個々の行為シーンはどちらも 誰かに見つかっちゃうよ!?というスリルのあるシチュエーションでしたが、3人での行為はおうちでなので、甘さに集中できました。どちらも好きです…
双子というキャラクター・シチュエーションを活かしたシーンも多く、満足です!2人が揃っている場面は会話パートも行為パートも位置関係が分かりやすく、シチュエーションに没入しやすかったです。台詞の間も自然で、キャストさんのお芝居を2方向から全力で楽しむことができました。颯太くんも月斗くんも、地の声は同じだけど声色や口調はタイプが異なるので、同時に話すたびにドキドキが2倍で多幸感もすごいです。同時に堪能できる贅沢さに戸惑うレベル。ありがたい…
本気の取り合いまではいかなくともちょっと取り合ってほしいかも…好きな声で複数方向から囁かれたい…という人におすすめしたい作品です。ありがとうございました!
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淫魔は本能のままに性を貪るとんでもない種族だと思っていました。ルイに出会うまでは!
お店で初めて出会った日の夜、淫魔として現れたルイからあれやこれやと気持ち良いことをされますが、ルイの甘くて柔らかな口調から”精気のために貪る”というよりも”相手に気持ち良くなってほしい”の気持ちが感じられるので、淫魔なのに紳士!という印象を受けました。そんなルイですが、お店で再会した時にはヒロインの強い精気にあてられ、理性を抑えようとしながらも余裕をなくし呼吸が乱れる姿を見せるので、No.1のホストという絶対王者なイメージとのギャップに心臓がぎゅんぎゅんです。
初めてのアフターでは、ヒロインの精気を淫魔としての本能のままに求め、でもつとめて優しく「気持ち良い」に誘ってくれるので、ルイらしさの芯がブレておらず良かったです。それまでずっとヒロインを気持ち良くしたい・精気ちょうだい、の一線を越えなかったルイが、ついに求めてくる瞬間は本当に…言い表せないときめきが…。挿入後ヒロインを労わりながらも、もっともっと…と激しく求める姿が、息遣いからリアルに伝わってきてまさに脳トロ状態です。行為の途中、自分はちゃんと淫魔だったんだなという台詞がありましたが、リスナー・ヒロインの立場としてもそれを実感できる流れだったと思います。本能を見せる瞬間ってなんか良いですよね…
ルイが自分の想いを伝える特典Tr7では、少し緊張しながらも真っ直ぐに気持ちを伝えるルイの真剣な姿が伝わってきて、ぐっと近づく距離感にドキドキしてしまいました。出会いはホストクラブだし、気持ち良くなる・精気を貰うという関係からのスタートだったけれど、心を求め合う関係になったルイとヒロインは一生幸せで居てほしいです。我儘な姫的には特典Tr8ではもっと想い合ってる感(恋人的な甘さ)が欲しかったなと思いました(すみません!笑)後日談があったら嬉しいです!
甘いー!ラブラブ甘いー!!こういうの!こういうのが良いです!!!
いきなり口説いてくる!?いきなり口説いてくるー!!出会って、ヒロインの言葉を受けて、秒でアタックするきららくん…そんなきららくんだけど、3ヶ月えっち我慢したの偉すぎて天使かな?天使です。
ヒロインが未経験ということもあり、最初のえっちはヒロインを怖がらせないように…と優しさたっぷり丁寧に進むので安心感がすごいです。2回戦に進むよりもヒロインを労るきららくん、好感度急上昇&優勝。浴衣姿で…ハネムーンで…とどのシチュエーションもときめき度MAXでした。終始「どれだけ好きなの!?」と叫びたくなるほど、とにかくヒロイン大好きオーラ全開で最高です。きららくんだけではなくヒロインもきららくんのことが大好きで、お互い愛し合ってることをお互いが実感しているので、ここまで何の隙もないあまあまが存在するんだなとしみじみ。
トラックが進むにつれ、ふたりの関係性もえっちも段階が進んでいるようすが伝わってきてキュンキュンしました…このふたりには幸せ以外いらない……
柔らかなきららくんのお声、たまらなく良かったです!柔らかくて、可愛さがあって、色気もしっかり香ってくる…聴くたびに心が洗われるような気持ちになるお声だなと思います。
癒しを求めて本作を購入しましたが、心が満たされる大大大満足の作品でした!たくさん聴き返したいです。
“ぐっぽり耳舐め”ってこういうこと…!!そんな感動に胸を震わせながら聴き終えました…ここまで嘘偽りのないぐっぽり感、初めてです。音響のこととかよくわからないけれど、クリアな音質と彩和矢さんのお芝居が合わさり、最強のぐっぽり(だけじゃない!)を体験してしまいました…とにかく聴いて、味わってほしい…!
澄来くんがボソボソ喋るたびに「声小さいな…え?今何て??」と思っていたら…夜這いからの!耳舐め!!距離近すぎて耳がバグりました…
夢だと思っている澄来くん、夢だと思ってる割にはめちゃめちゃ喋るね…?と思ったら実は…の展開に萌えます。普段のボソッとした喋りと、行為中の嬉しそうな楽しそうな、隠しきれない笑みのある口調のギャップがとても良かったです。かわいいー!台詞と声色から溢れる姉さん大好き感、たまりません。
ヒロイン(姉)優位のシーンでは、これまで澄来くんが好き勝手していた分、めちゃめちゃに責められて上擦りながら達するところが最高に可愛いです。こんなかわいい義弟なら何人でも欲しい(澄来くんに怒られそう)。もちろんやられっぱなしで終わらない澄来くんであり…とにかくボリュームが凄い&飽きない展開でドキドキしつつニコニコしながら聴いてしまいました。
義理の姉弟という設定ですが、澄来くんはただその時の気持ちの勢いで行動しているのではなく、しっかり後々のことを考えた上で行動しているのが伝わってくるので好印象でした。
彩和矢さんの、低空飛行なお声・お芝居もとても魅力的です。後日談のトラックを除き、全体を通じてほぼ暗い…というか低めの一定のトーンと、その一定のトーンの中で感じられる感情の機微を楽しめます。何度も聴いて、澄来くんの隠れた感情をたくさん感じたいと思います。
冒頭にも書きましたが、とにかく音がクリアで素晴らしいです。彩さんのお芝居が最高の鮮度のまま耳に届く…という印象です!ありがとうございました。
良い意味で期待を裏切られ、満たされる作品でした。どちらかと言えばストーリーに重きがある作品のように思いますが、ゆったりとしたレビの口調や執拗な耳舐めがとても艷やかで、ストーリーも色っぽさも全力で楽しめます!
トラックリストを見て、抽象表現の多い作品かなと少し身構えていたのですが、聴き終えたときの充足感がたまらず、聴いてよかった!と思えました。堕天使とは、シスターとは、などについて聴き手側の知識が浅くても、台詞で十分理解できるので(決して説明くさくないので聴きやすい!)物語に没入できます。
ヒロインが覚醒している状態・眠っている状態・夢現の状態、それぞれで見せるレビの姿が全く異なりますが、芯にあるヒロインに対する感情は全くブレません。この人は一体誰なのだろう、どうしてここまでヒロインに執着しているのだろうと、レビのことを知りたい!という気持ちにさせられました。
あるはずのない2千年前の記憶が呼び覚まされるような、そんな錯覚に陥るほど、ヒロインに対する愛情を彩和矢さんが見事に表現しており圧倒されます。また、一度見たら釘付けになってしまうレビの美しいビジュアルにも、お声がマッチしており最高です…!
余談ですが、ゆったりとしたレビの口調は耳に心地良く、催眠音声としても楽しめるのではないかな?と思います。
何度も聴きたい作品がまたひとつ増えました。ありがとうございました!
総尺5時間超え、分岐アリと、物語もキャラクターもボリューム満点の作品でした!
一貫して真面目なイーゼン、最初は怖いけどデレ始めると優しいラビン、柔らかい雰囲気で包み込んでくれるようなアスト、三人ともバラバラな性格ですが、会話パート・儀式がそれぞれじっくりあるのでどのキャラクターも魅力的に感じました。それぞれの神詩(歌唱)もキャラクターの特性を表しており、歌単体で聴くのも勿論良いですが本編とあわせて聴くとより盛り上がると思います。音声作品に歌というただの物珍しさではなく、作品タイトル通り、神詩という設定を存分に活かしているのが凄いなと思いました。
シナリオはイーゼン→ラビン→アスト、の順で進みますが、イーゼンとラビンがガチガチの王族感があるのに対し、最後のアストは庶民的で癒しタイプです。アストの柔らかな雰囲気が、癒し度高くて最高でした…!!(しかしちゃんとしっかりえっち!)一歩引きつつ、でも少しずつ歩み寄る感じが、王道でありながら刺さりました!
耳で楽しむ本格的なファンタジー・乙女ゲームのようでした。好きなパートを抜き出して聴くのもよし、時間があれば通しで聴くのもよし、神詩を繰り返し聴くもよし、いろいろな楽しみ方のある作品だと思います!
※全5作のシリーズもので、本作のみ視聴しております。
出張等で不在がちの旦那を持つ訳ありヒロインと、隣に住む、妻に不倫された挙句子どもと共に出ていかれ一人になった阿来さんの、「似た者同士」の苦しくて悲しい関係を描いた作品です。他所の男に妻を奪われ、その後ヒロインに惹かれた阿来さんは、”失うものなんて何もない、あんたを旦那から奪ってやる”とヒロインに迫りますが、阿来さんの中にある憎しみ・哀しみ・畏れといった感情により彼の行動に「不安定さ」を感じ、無理矢理されても恐怖心がありません。切ない感情が痛いほど伝わってきます。彩和矢さんの感情表現は恐ろしいほどに素晴らしく、そして美しいですね…。
ヒロインは阿来さんの他にも旦那以外の男性と関係を持っているようですが(前3作で描かれているようです)、何故旦那以外の男性と関係を持っているのか、阿来さんの求めに応じてしまうのかは今作のみでも察せるかと思います。ですが、体の関係を持ってもヒロインと旦那が別れるという選択肢はないため、阿来さんが望む結果にはなりません。それが分かっているからこそ、阿来さんがヒロインを求める度に、行為の最中に縋り懇願するように求める度に、とても苦しい気持ちにさせられます。阿来さんの元妻が不倫した理由が身勝手なものであること(個人の見解です)、冒頭で、まだ阿来さん一家が賑やかな頃のワンシーンから感じられる阿来さんの人柄から、彼には幸せが訪れてほしいと願わずにはいられませんでした。
一見不倫モノではありますが、訳ありな、歪な状況下での関係…といった感じなので、個人的にインモラルな作品は苦手ですが何度もリピートしてしまうほど好きな作品です。
がるまに購入特典トラックの「箱ブランコ」は、シチュエーションやブランコのSEも相まって、非常に官能的な情景を感じることができ、お気に入りのトラックです(そしてしっかりえっちです)。
レビュアーが選んだジャンル
白井さんは刑事というだけあって、話し方や会話から感じる所作全てから頭の良さを感じます。お声に品があり、ゆっくりめに話すことも相まって日常会話ですら色気を感じるほど。
白井さんと出会った後恋人同士の関係になるまでの過程は描かれませんが、恋人同士になってからの料理を共にするシーンで、彼の声色から恋人として育んだ時間を感じ取ることができ、甘い時間が心地良く感じられます。白井さんが抱える過去・ヒロインが隠していた過去をお互いに共有し、「僕たちは二人でひとつ」と囁く彼は、いろいろな場面において言葉でヒロインを捕らえるような姿を見せます。ヒロインの意思を優先する時もあれば、君はこうすればいいと誘導する時もあり、そのバランスが絶妙なキャラクターです。白井さんが自身の過去の話をするとき、ふと子どものように不安定になるそぶりを見せますが、スッといつもの白井さんに戻ったり、自分のことなのに他人事のように話したり、白井さんを演じる彩和矢さんの表現力に圧倒されます。
行為のシーンでは、余裕がなくなったときに漏れる息や上擦る声に、普段の落ち着いた話し方とのギャップもありキュンとします。ただ、どんなに余裕がなくなっても白井さんが持つ品性は失われないので、キュンとしつつも色気にやられっぱなしです(笑)
シリーズ物のため軸となる事件は全作通さなければ真相が見えませんが、単巻で白井さんとヒロインの関係がしっかり描かれるので、シチュエーション作品として楽しむのであれば今作のみでも大丈夫だと思います。
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