รีวิวใหม่

ジョルジ熊狼さんの3作品目です。

怪しい医者に地下室に監禁されてキメセクされちゃうお話。

気がつくと全裸でベッドに繋がれているという香ばしい状況です。

ジョルジさん演じる担当医を名乗る男がとことん怪しい。
お話が通じない系のヤンデレヤバ医者。

ヒロインを昔から知っていたような匂わせ有り。

その医者がいちいち良い声で不穏な事を耳元で囁いてくるわ、お手製の媚薬を無理矢理飲ませてくるわでヒロインは頭の中のハテナマークを何一つ消すことができないまま、好き放題に抱かれる事になります。

絶望的な状況なんですよ。
でもジョルジさんの低音ボイスが良すぎてニヤニヤしてしまうんです。
どうしてくれるんですか?

最後の一言「大好きですよ」が重い!
どこで(彼にとっての)運命の出会いをしていたのか気になります。

お話は14分の短編1トラックのみ。
医者との関係やヒロインの人物像、結末などは聴き手が自由に想像できます。
思いが通じてハピエンでも、このまま監禁メリバでも思うがままですね。

14分とは思えない濃さでした。
今回も良い声を頂きありがとうございました。

はじめくんかわいいよはじめくん!とピュアな片想いにキュンとしましたがやはりヒロインちゃん手に入れるための努力(努力)は惜しんでなかったので逆に安心しました。

背徳感を感じつつも、はじめくんのゆるっとまったりと相手をリラックスさせるような話し方がすごくこう…包んで来るわけです、これはヒロインちゃんの状況下ではどんどん侵食されますよね。されましたね。
最初のキスのじわっと感が本当に堪らなくて即掴まれました。
ぼそりと呟く言葉も、セリフがひとつひとつ刺さりました。
ラストに向けて、どんどん声に言葉に気持ちが乗っていくのが伝わって来て、聴いていて楽しさしかない~~~全肯定してしまう~~~~(^o^)

サウンドが本当によいです…!!!声はもちろんスプリングや布擦れ、細かなSEまでスタンディングオベーションのお気持ちでした。

楽しかった~~ごちそうさまでした(^o^)
ありがとうございました!!大好きです!!

とにかく全てが繋がっているシナリオが最高です…!
一条ひらめさんの魅力を全力で引き出したキャラクターにとても感動しました。
えちはとても優しく癒しに振り切ってます。
空中散歩はとにかくSEが素晴らしいです…本当に夜空を飛んでるようでした。
文学作品を非常に上手く取り込んでいて、ラストに繋がるストーリーは本当にオススメです。
子守唄も必聴です、感動しますよ…!
是非一条ひらめさんの世界を多くの人に味わって欲しいです!

夏目漱石は「月が綺麗ですね」と表現しました。
二葉亭四迷は「死んでもいいわ」と表現しました。
「愛している」でおなじみの、代表的な言い回しです。


宮杜さんへの想いを断ち切るつもりで、ランチへ誘って。
そのついでに百貨店でお買い物もできて。
名残惜しくも、終わりの時間は迫ってくる。

ふと、空を見上げればぽつりと浮かぶまん丸のお月様。
「月、綺麗ですね」
ただ純粋に思った言葉だった。
「―― 僕は『死んでもいいわ』と答えるべきかな」
その言葉に、「私」は息をのんだ。


新しい純文学の始まりかな???(←色々台無し)
Cv.一条ひらめさんの落ち着いた大人男性演技による朗読会(少々)と最後の子守歌はやりすぎだと思うんですありがとうございます!!!

付き合い始めの頃、彼女は宮杜さんのことは「年上の図書館司書さん」としか認識していません。
同じ文学好きで、公私混同はしないタイプで、聞き上手な方。
お買い物のとき、ヒロインさんが【オノト】というブランド(実際にあります)が復刻した夏目漱石の万年筆を検討していると聞いて、後日、万年筆のペン先を取り付けた羽根ペンをプレゼントしています。
純粋に「シロフクロウの羽根!」と喜んでいるヒロインさん。
求愛行動だとわかられていないと知っていながら渡しているの、正しく愛そのもの。
後日、彼が獣人であったことを知るわけですが･･･そして求愛行動だって知って、顔真っ赤にしているヒロインさんがいたんでしょうね。てぇてぇ･･･


トラック1～4までの流れが良かった分、5～の時系列がわかりにくくなっているのが残念でした。
あと、特典SSを先に読んでからトラック入った方がわかりやすいのかな?
『ケルビム -幼い頃の三日間-』で宮杜さんが何故、抱きしめられるのが苦手だったのかがわかるストーリーです。

男女の友達の境界線って何だろう?って思うくらい難しいなぁ。って聴いていました。流されつつダウナーの雰囲気があるので不思議とついて行っちゃう。ヒロインもダメだと思っているのに!!
彼氏の浮気で傷ついたところに側に居るのは上手いな…ずっと見てたのかな?言葉の端々に自分の思いが伝わっていくけど。最後のネタバラシは衝撃的でした。ずっと好きだったんだね。

サンプル聞いてからすぐ予約しました。
舐められるのが好きなので大満足でした!
ゆうさんから
舐める強化の作品待ってました!思った通り気持ちよかったです。
リアルな会話、自分が求められている好かれてるの気持ちはすごく伝われてるところが一番好きで幸せでした。
優しくてでも少し意地悪な彼氏との日常が好きです。
次の作品楽しみです!

できれば本作はネタバレを読まずに聞いていただきたいです。知らずに聞いた方が素敵かもと思います…!でも2点だけ!ボリュームは気持ち大き目に、そしてTr6はぜひ座った姿勢で聞いてください!

以下、ネタバレ:

ほんとモダモダさせられ甘さに蕩けました…最高でした!
キス、すごいする。えち、イジワルめ!言葉のソフトS!
けど、めっちゃ気遣われてすっごく優しい。宵一さんしゅてき…!
低音で気持ちゆっくり目な落ち着いた声。本当に素晴らしい…!
金目の宵一さん、やばかっこよすぎる…!
SE、Tr6で背後から谷崎を朗読される所、すごい。水音のテンポや薄目ボリューム、ちょいちょい止まる所、やばい。バスルームでのエピソードと絡めた音、しぬ。全体的に主張しない背景の役割に徹底しているのが、Tr5ではめちゃくちゃ主役に躍り出るのも最高に最高!!

1周聞き終え、知らない言葉や気になった所を調べてみました。すると、この物語がさらに愛おしく感じて堪らなくなりました…
宵一さんの頑固ともいえる真面目さ、信頼できます。そんな不器用な堅物が意を決して秘め隠していた本当の心の内を明かしたらあまーーーい!
フクロウが一夫一婦制だとか、繁殖期になるとオスがメスに対して羽根をプレゼントするとか…本当にこの作品が愛を持って作られたと感じました。

銀河鉄道の夜は中学の時に読んでいましたがほぼ覚えていず、さそりの所を調べて読んでみたらぐっときました。けど宵一さんは、皆の為にではなくヒロインのためだけに心臓を差し出し、片翼をあげられると。良き…

最初に朗読された箇所が最後の子守歌と連動していて、その子守歌があまりにも素敵すぎて、心臓の音が入るのも良く、涙が零れ落ちました… 子守歌は、賢治が作詞作曲した「星めぐりの歌」という曲なのですね。お歌が至高すぎる…

この作品がリリースされた今日は満月。今夜また宵一さんの子守歌を聞きに会いに行きます…!大好き!

美しい月夜が似合うお話。
図書館司書の宵一さんはシロフクロウの獣人。
耳が良すぎるため、静かな図書館でお仕事をしているのでしょうか。

プロローグを読めば宵一さんにとって彼女が特別な存在なのは一目瞭然なのですが、振っちゃう理由が真面目すぎて焦れったい。
ヒロインからの最後のお願いに焦り、やっと動いた宵一さんからの告白がお洒落。
「死んでもいいわ」二葉亭四迷からの「ずっと前から月は綺麗だったよ」夏目漱石。あぁ、言われたい!

彼女が純文学好きなのを知ってる宵一さんだからこその伝え方ですね。
「実は僕もずっと前から好きだったんだ」って言われるよりも響きます。

彼女に対し公私を分けなくなった宵一さんの全力愛は凄かった。
感情のコントロールが巧いはずの宵一さんから嫉妬の黒い炎がチラリと見えてゾクリ…そういえば猛禽類でしたね。

心躍る空中散歩でファンタジー少女漫画の主人公気分で次のトラックに行くと大変な事になります。

谷崎潤一郎「痴人の愛」
ライターさん、凄いのぶち込んできた!
しかも一番淫靡なシーンを耳元で暗唱されながら耳舐めされたり体をまさぐられたり…
いつも優しい宵一さんの執着心が怖いほど伝わってきて素敵!

※「痴人の愛」をご存知ない方は青空文庫で読めますよ。例のシーンは27ページにあります(ドマゾな男の話です)

「純文学が好きな人はムッツリスケベ」
その通りだと思います。スケベなんですよ純文学って(笑)

最後のトラックの子守唄は宮沢賢治の「星めぐりの歌」です。
宵一さんの優しい歌声に抱かれてゆっくり眠りに落ちます。
眠った彼女につぶやいた「比翼連理のように…」きっと彼女も同じ事を思っているでしょうね。

エッチシーンの感想
お風呂で精子を掻き出すシーンがセックスよりえっちぃ!
露骨な隠語は出ないので初心者にもおすすめ。