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「Choose One ~優しすぎた人~」 へのレビュー

    • 2019年09月12日
      レビュアーオススメ!
      ヤンデレタグが気になって購入しました。
      一見ストーカー設定のある晴希君の方がヤバそうですが、いざお付き合いしてみたら大地先輩も負けず劣らずって感じですね。
      ラストトラックが「めでたしめでたし」なので、何だかんだで丸く収まるだろうと思いきや、それはあくまで先輩の主観であり、ヒロインにとってはどうだったのか疑問が残る終わり方でした。
      所謂メリーバッドエンドというやつですね。

      序盤の映画デートからして本質的には涙もろく、誰にも傷ついて欲しくないと願う善良な人だと分かるのですが、その優しさが仇となり、ヒロインのストーカー被害を知って以降、守らなければという責任感と独占したいという欲望の狭間で、どんどん追い詰められて病んでいきます。
      中盤以降の発狂ぶりはつきのわさんの演技力の見せ所であり、ヤンデレ好きとしては大変美味しい展開でしたが、言う事を聞かないヒロインを怒鳴りつける場面があるので、そういった描写に苦手意識のある方は、慎重にご購入を検討する必要がありそうです。

      「一途すぎた人」では上手く本性を隠しつつヒロインと結ばれた晴希君も、今作ではヤバイ本性を露わにします。
      開き直った彼の喋り方は、「一途すぎた人」の可愛さからは想像もつかないものでした。
      本人は頑なに認めませんが、盗撮・盗聴何でもござれで彼女を付け回す様は完全にストーカーです。
      二人の男性をああも狂わせてしまうなんて、ヒロインも罪な女性ですね。

      正直彼女はどちらと付き合っても苦労しそうですし、「どちらも選ばない」という選択肢も提示されていましたから、「あやのちゃんと健全な友情を育む」ルートも救済策としてあったらいいのにと、つい考えてしまいました。
      恋愛相談で頼りになるし優しそうですが、ヤバイ男ホイホイみたいなところがあるヒロインの傍にいる辺り、意外に彼にもとんでもない裏の顔があったりするのかもしれませんが……。(笑)

      4人が役に立ったと答えています

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