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叔父である彼の心情の揺れ動くさまに背徳感と切なさを感じる作品ですね。それでいて甘く濃密なふたりの戯れの時間。
…ヒロインはあくまで「お人形さん」なんですね。それはまるで、「苦悩するのは自分だけで良い」という思いやりのようでもあり、彼女の意思を無視する独りよがりのようでもあり…。
やたら「調教」してくるのもお人形遊びの一環なのかな?あどけない彼女を彼の思うように育てていくあたりは、源氏物語のあの有名なエピソードを連想させられました。
彼は彼女をどうしたいのか?…きっと、彼の中でもずっと揺れ動いていることなんでしょうね。様々な感情の矛盾を感じながら、何度でも聞き返せる作品ではないかなぁと思います。