Elenco recensioni di Tikuwabu

かー、甘酸っぺぇなあ!
学生の心の機微が、もうね、こりゃもう辛抱たまらんですわ……!

……と、言葉が乱れて恐縮ですが、本作は同級生の女の子の悪魔的な誘惑に揺れる藤川少年を描いた漫画です。
同じ美化委員の宮ノは少しだけ大人な雰囲気を持った、そんな同級生。
小馬鹿にするようなつっけんどんな態度とは裏腹に、彼女がくれる「ご褒美」は童貞である藤川君には甘味極まりないものでした。

「美化委員の仕事を肩代わりする代わりに、おっぱいを触らせてくれる」

悪戯気な表情で誘い、彼の手振りに余裕ぶった喘ぎ声をあげる宮ノ。
彼女は急にしおらしくなったりなんてせず、ありのままの姿で。でもエッチには寛容で、献身的で。
そして彼女は「ご褒美」を少しずつ嵩増ししながら、

「一生忘れられなくしてあげる」

そんな呪いを彼に掛けていくのです。

彼女の思いについては後書きに詳述されているのですが、これがまた実に悪魔的。
若さゆえの残酷さというか、自分勝手な魂胆を抱えています。
彼女の細やかな感情は、作中でも繊細に描写されていますね。

しかし一方で、彼女が藤川に許している部分は、きっとそんなに割り切れたものではなくて。
性に夢中になる彼の姿も。
それでいて、いつも「お願い」することを忘れない彼の律義さも。
性にどん欲な自分と同じペースで走り続けられる相性の良さも。
何より、自分に夢中になっている素直さ愛らしさも。

それら全部を、彼女がしっかり受け止めていることが作中の描写からも見て取れます。

この作品は、二つのセックス(正確にはセックスは一回)を濃密に描いた非常にエッチ度の高い作品です。
ですが、その背景にあるあまりに繊細な青春模様は、本当に尊いものでした。

彼女は過去を断ち切るべく、現在を身勝手に呪い。
それでは未来はどうなるのでしょうね。

彼女が踏んだステップの行き先が彼と共にあることを望みたい、そんな作品でしたね。
最高でした。男女問わず万人にお勧めしたい。

本作は、人気沸騰の前作「閲覧注意」の続編として2年後に刊行された、岩崎ユウキさんのシリーズ2作目です。

ホラー×エロスというコンセプト。
男性は女妖の誘惑によって破滅し、女性は理不尽な化け物の凌辱に晒される構図。
こういった前作の(おそらくは好評だった)側面を引き継ぎ、今作も美麗で豊満なイラストによって物語られていますね。

ピックアップしますと、「窓辺の女」「覗き見」は男性視点による誘惑物。
特に「覗き見」は電子版限定での描き下ろし8Pなども加わって、さらに官能の色を増していますね。

一方の「匣」「心霊写真」「家出」辺りは理不尽に女性が凌辱される展開。
前作では快楽堕ちの傾向も強かったのですが、今作ではより報われない、徹底的な凌辱が展開されていますね。

そんな中に、一風変わった「知らない感触」や「見廻」が挟まっているのは、一冊の仕上がりとしてなかなか面白かったです。
特に怪奇が色濃い「知らない感触」は、都市伝説を覗くような楽しみがありました。
「見廻」もまた味わい深い一作。良い物語でした。

総じて、前作の魅力を残しつつ、少しずつ変化を見せているシリーズに見えます。
同一シリーズと思しき雑誌の掲載が続いているようで、3作目はどんな形でまとまるのか、今から楽しみですね。

「家出」などを見ると、クリーチャーデザインなどもより凝った感じになっていて、ホラー面でもさらに進化していくのかもしれませんね。

誘惑からの破滅好きマゾの男性、あるいは女性が理不尽な目に遭うことに愉悦を覚えるサドの男性。
もしくは深刻な被虐趣味をお持ちの女性。
そうした方々に広くお勧めできる2作目だったと思います。

各々に推薦できる作品が収録されていますから、絵柄やコンセプト、題材が刺さった方は是非にとお勧めしておきます!

本作は、表紙に描かれている淫魔のバキバキふたなりちんぽで逆レイプされて悪堕ちさせられるイケおじ退魔師を描いた漫画作品です。

まず注意喚起しておきたいのは、完全に逆レイプな点ですね。
バッキバキに逆レイプです。
サンプルで収録されている淫魔姉さんの仮の姿、眼鏡美人さんとの甘やかなセックス風景とかは無いです。無いんです。(念押し)(眼鏡好きの悲しみ)

キスくらいは甘いんですけど、以降はバキバキ淫魔ちんぽでイマラチオに逆アナルと、容赦のない逆レイプですね。
快楽で絡めとるとか、そういう甘いのじゃないです。バキバキです。
淫魔の圧倒的なパワーで屈服させられ、快楽堕ちさせられて悪堕ちさせられる。
まさに凶悪な妖魔との対決って感じで、パワフルな展開ですねー。
兜合わせでサイズ差を示すとか、こう、魔力差だけじゃなくシンプルな戦力差(性的な意味で)を示す感じもパワー感が強い。

それに比べますと、快楽堕ち後のセックス風景はやや穏和です。
淫魔化によって生まれた子宮を圧し潰されるように処女を貪られるパワフルセックスですが、お互いに立場を受け入れた性交渉の風景がある。
ふたなり淫魔同士の正上位セックスは意外にノーマルで、美しい姉妹セックス風景ですらありますね。
前段の物語を忘れてしまえば、ですが。(笑)

女性型ふたなりモンスターに逆レイプされる、という点では人を(性癖を)選ぶ作品ではあります。
愛昧亭さんはそうした「ふたなり逆アナル」を専攻されているサークルさんのようなので、その典型的な作品と言えるでしょう。

主人公も序盤、なかなか良い味を出していて、あっさり堕ちてしまうのはやや惜しまれるくらい良く作り込まれた作品です。
本題が性癖の幅に含まれる方には是非にとお勧めしたい作品ですね。

魔力パワーで逆レイプ快楽堕ちさせる展開をダイナミックに描いてくれているので、漫画としても見応えある良作ですよ～。
お勧めです!

本作は、豊満な身体付きをした先輩二人に誘惑され、逆NTRに絡めとられる少年を描いた漫画作品です。
彼女と同じ水泳部の先輩は、これっぽっちの悪意もなく

「横取りとかしてないよ～。ちょっと味見してるだけ」

と悪びれることなく、後輩の彼氏を誘惑しています。
彼女を見学しに来たプールで、帰りの電車で、貸し切り温泉で、プリクラで、ホテルで。
競泳水着で、制服で、コスプレに着替えて。
さまざまなシチュと衣装で強烈に誘惑される少年は、次第に我を失い、快楽に絡めとられていく流れですね。

とはいえ、これは本当にもう仕方ないでしょう。
先輩という心理的優位に加え、身長・体格でも上回る先輩が、二人で囲い込むように誘惑するわけです。
片方を拒んでも、裏からの囁きに絡めとられる。
片方に拘束されて、身動きできない状況で誘惑される。
数的優位という状況を前にして彼は力弱い抵抗に終始。強引な先輩方を拒むことは実質不可能でしたね。

彼女らの誘惑する口ぶりもまた凶悪です。
甘々な語り口で性的な意地悪をして、「彼女が居るのにダメだよ～」と浮気を強調しながら快楽に晒していく。
終始その誘惑は甘やかで、拒むことが難しいです。
好意的な姿勢を見せる相手に強い拒絶は難しく、それが意地悪な口ぶりであっても、肉欲で誑し込まれえてはどうしようもない。

巧みな誘惑テキストの数々は、逆NTRをフレーバーに快楽堕ちの味わいを深化させています。
堕落の味わいはあまりに気持ち良すぎました。拒めるわけないですね。(笑)

色仕掛け系の逆NTRとしては最優クラスの作品だと思います。
逆NTRの「恋人を絶望させる」的な苦みはだいぶマイルドなので、そこは快楽で誑し込まれる色仕掛けメインでの購入がお勧めかも。

シチュも幅広くで抜きどころ多数。
ハーレムプレイのニュアンスも色濃く、濃厚です。

文句なしに良作です。色仕掛け好きの皆さまに強くお勧めしておきます～。

本作は、婚約者の村に訪問した主人公が、義姉と婚約者の姉妹にマゾ堕ちさせられて、便利な重労働奴隷に転職させられるハーレムマゾ堕ち漫画作品です。
全体を通して雰囲気はあまあま。
言葉遣いも甘く、優しく叱ったりしながら、最後は衆人環視の下で奴隷堕ちを誓わせる流れですね。

村の因習系の物語ですが、基本は婚約者姉妹の甘責めがメイン。
一部、村の人間も関わってきますが、本筋は「美人婚約者姉妹に甘く責められて奴隷堕ちハッピーエンド」からブレません。
プレイ内容も乳首責めを中心に、非常に甘いです。
婚約者の前で義姉のパフパフ+キスなんてプレイもあって、ハーレム感も良好です。
アナル責めや衆人環視での射精など、意外にハードなプレイも含みますけど、全編を通して甘い雰囲気は継続してますね。

作画担当の星井情さんは、この作品と似た路線の甘めの女性上位漫画を商業誌や pixiv で描いている方ですね。
プロットは(もしかするとネームも)サークルさんが用意されたんだと思いますが、作風に合った発注です。
良いマッチングで生まれた良作だと思います。

本番行為の部分では描写が少ないので、そこは注意が必要でしょうか。
あくまで女性上位で甘責めされる作品としてお勧めしたいですね。

乳首で快感漬けにされて頭が沸騰するような、そんな甘責め寸止め読書た体験できますぞ。お勧めです!

本作は、呼び出した封印されし経国の女悪魔に逆に支配され、肉欲によって征服されてしまう短編漫画です。
シチュとはシンプルに

「呼び出した悪魔に奉仕を強要され、逆レイプの末に屈服させられる」

といった内容となりますね。
そのワンシーン特化のストーリーであり、屈服展開を楽しむのが常道だと思われます。

ぱふぱふによる顔面圧迫や、自分の身を任せることで逆に肉欲で雁字搦めにする手並み。
女悪魔は手慣れたやり口で、自らも楽しみながら男を虜にします。
始めは性的に奔放で自分勝手な悪魔を拒み、屈服を拒否し、悪魔とのセックスを嫌悪していた男もやがては快楽に負け……といった風情は実に王道。

高慢なる女悪魔に屈服する、その一点特化で大変えっちな作品です。
彼女も嬌声を上げ、快楽を貪っていますので、冷酷無比なS役を期待するとそこはズレちゃいますが、籠絡の手並みを楽しめる作品ですね。

各コマのカット、視点なども多彩で、断面図なども細やかに入っている。
非常に丁寧に描かれた逆レイプ籠絡の掌編だと思います。悔しいけど感じちゃうのがお好きな男性の方に特にお勧めですよー。

(なお、悔しいけど感じてるオッサンがお好みの女性の方にもお勧めできるかもですね。
女性が主導権を握り、気持ちよくなりながら籠絡していっているので、女性が読んでも不快感は感じないと思います)

本作はシリーズ物の4作目、幼馴染二人に二股する主人公へと、姉貴分の凪咲姉がお仕置に及ぶ回になります。
昔から見透かされている姉貴分には敵わず、全部見透かされて、挙句に淫靡にお仕置されて、湊少年もタジタジとなる感じですね。

先に述べておきますと、サンプルの嗜虐系な先輩に惹かれてこの巻から購入していますので、その視点でレビューします。
加えて先に述べますと、この巻からの読書でもなんの支障もなく読めました。

見透かすような言動、嗜虐的な表情、そして淫靡な度重なる飲精。
知的で頭の上がらない先輩が、嗜虐的に、そしてあまりに淫らに誘ってくるのだから、彼でなくとも太刀打ちできないでしょう。
これまでは責める側、主導権を握る側だったのもあるでしょう。
受け身に回り、手コキ、騎乗位、パイズリといった猛攻には耐えきれず、何度となく決壊してしまっています。
ついにはゴムが無くなり、男性優位の正上位でさえ中出し強要のだいしゅきホールドでK.O.。

凪咲選手、完璧な試合運びでした。
いやー、湊選手は打つ手なしでしたね。終始、掌の上でしたから。

昔からイタズラも通じず、他方で失敗したときには一緒に謝ってくれたお姉ちゃん。
すこぶる美人で、体つきもエッチで、しかも彼女に対しては妹相手に二股してる後ろめたさもある。
これで勝てる方がどうかしてますね。
気持ちよく絡めとられ、最低な三股に到ってしまったのも必定でしょう。

最後まで半脱ぎでのセックス、黒ストッキングを脱がさないこだわりなども光る作品です。
黒髪美人巨乳お姉さん系先輩に詰られ、快楽責めされる風情も大変心地いいマゾ感でした。
良い作品です。シリーズ既刊もまた読もうと思います。

お姉さんキャラが刺さる方には文句なしに、そうでない方でもマゾっ気のある方には広くお勧めできる作品です。

淫靡でサディスティックなお姉さんとの着衣えっち、最高ですよ。
ぜひあなたも搾られてみてくださいませー。

本作は、怪しげなデリを利用したら「現役」の(それも)巨乳美少女が来てくれて、たっぷり食べられちゃうCG集作品です。
デリの模様はリアルなそれで、基本抜き一回で終わり、何度も呼んでしまう展開ですね。
10回呼ぶ間も冴えないおじさんは冴えないままですし、内緒の本番なんてものもありません。リアルです。

この作品、とにかく顔が良いし、とにかく体つきがいい。
マシュマロボディっぽく、それでいてさらにマシュマロの語感以上の肉々しさもある。素敵です。

また、CFNM的な(女性が一切脱衣しない)プレイの徹底ぶりも素晴らしい。
この点は本番無しと合わせて、もう少し売りにして強調していいと思います。
最初から最後まで、彼女が制服を脱ぐことはありません。

加えて、これは大幅加点対象ですが、「眼鏡差分」がある。最高です。
眼鏡の有無によって印象が実は大幅に変わっていて、無しの場合は掛け値なしに美少女感がある一方、眼鏡装着版はやや地味さが目立ちます。
つまり、眼鏡版を見れば

「クラスでも地味な、でもよく見ると美人の女子がデリヘルで来てくれる」

というまったく違った文脈で楽しめるのです。
彼女が真面目な優等生であることは電話しながらの足コキプレイ時に明示されてますので、眼鏡版はこの文脈をさらに強めてくれますね。

リアルなプレイであり、例えばフリーターの彼が就職に到るようなご都合展開は無いです。
創作やAVで描かれがちな「お店に内緒で本番」もありません。

しかし、だからこそ彼女とのプレイは実にリアルであり、制限があればこそムラムラさせるものがある。

ちょっと意地悪な「現役」の少女は時に苛立ちをぶつけてきたり、予定があるからと雑に抜いたり。
そして時には上機嫌で顔射まで許してくれたり。
そんな彼女の気ままさは魅力に溢れています。

絵も良く、キャラも良く、言葉選びも巧みでリアリティの淫靡さもある。
文句なしの作品です。諸国万人にお勧めです!

本作は、スレイヤーズで知られる神坂一先生がスニーカー文庫で書かれていた全4巻のラノベシリーズの1巻です。

異世界召喚された主人公・エリは日常に飽き飽きした女子高生。
そんな彼女は異世界召喚に遭遇、「お試しで召喚された」という経緯に激怒しながら、召喚主の魔道士・レックスを脅して週に一度の召喚を要求を通します。
お気楽な観光風情を楽しむつもりの彼女はしかし、召喚された理由である戦争を目の当たりにして……と展開していく物語になっています。

脅迫の風景であるプロローグなどは試し読みで読めますが、これがまた本当に(現代で言う)なろうテンプレ。
むしろそのテンプレをネタにする内容は「30年前から陳腐化してたんだなあ」と驚かされるものがあります。
スレイヤーズでも「追われる美少女、そこに現れるイケメン剣士――というテンプレ構図のネタ化」を行っていますので、こういうネタ化がお好きなのでしょうね、神坂先生は。

一方で、その物語は現代から見ますとかなり硬派で、かなり血生臭いです。
語り口は軽く、まさにライトノベルスタイルなのですけど(その始祖に近い存在なので当然ですが)、物語そのものはかなりゴリゴリの戦争物。
敵も味方もバンバン死にますし、平然と「結局再び顔を見ることのなかったモブ」とか出てきます。
日帰りクエスト、というタイトルの軽快さとは裏腹な物語です。時代性を感じるところですね。

それにしても、読みやすい作品です。1時間もあれば読めるはず。
神坂先生の軽快な文章は読みやすく、それでいて色々と仕掛けもあって面白みもあり。
意外に今から見ても古臭さはそこまで感じない。そこも上手いところです。

ちなみにですが、合本版(BJ390883)で買った方が若干お得になります。
私もそちらで買いましたが、今更30年前の作品を「様子見で一巻だけ」と買う人もあんまり居ないと思うので(笑)、購入の際はそちらをお勧めしておきます!

本作は、「オタクにやさしいギャル」というオタク定番ネタをモチーフにした32Pの4コマ漫画系同人誌です。
何気にハイスぺで知識豊富なギャルと、家庭的で気遣いのできるオタクのゆるゆるな会話が描かれた内容になっていますね。
一応注釈しておきますと、「VS」はあくまでタイトルであり、内容はほのぼのです。

特筆すべきは、細やかに知的な内容でしょう。
表紙にある「ダモクレスの剣」からしてそうですが、好評だった(らしい)ギャル語翻訳された「カノッサの屈辱」辺りも大変知的なジョーク。
ゆる～い雰囲気の中に、こういう小ネタが挟まっているのが実に歯触りが良いですね。
その一方で、身に当たるだろう日常系4コマの数々も噛み応え抜群。
大変良質な調理の施された日常系4コマ漫画です。

加えて、牛肉帝国さんの特徴なのだと思いますが、初出時(?)のコメントが付記されてあるのも、同人誌として魅力的ですね。
ネットのまとめ作品はどうしても

「リプで付いてた反響が無くなって魅力が微減」

みたいなことが起こりがちで、Twitter漫画の書籍化などはそうした弊害が起こりやすいというか。
この同人誌では逆に、メインのネタの面白さに反響が加わって鬼に金棒。
同人誌から入った側としては大変ありがたい内容になっていますね。シンプルに楽しかったです。

惜しむらくは「もっと読みたい!」と思わせる同人誌サイズな点くらいでしょう。
これもまた2巻への購買意欲を上げてくれる材料です。
お値段もお手頃ですし、男女問わず広くお勧めしたい楽しい一冊ですね。超お勧めです!