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「閲覧禁止」 へのレビュー

オススメ! 「閲覧注意」に続く、淫猥な誘惑と理不尽な凌辱のオムニバス。

2022年11月07日   Tikuwabu さん

このレビューは参考になった x 1人

本作は、人気沸騰の前作「閲覧注意」の続編として2年後に刊行された、岩崎ユウキさんのシリーズ2作目です。

ホラー×エロスというコンセプト。
男性は女妖の誘惑によって破滅し、女性は理不尽な化け物の凌辱に晒される構図。
こういった前作の(おそらくは好評だった)側面を引き継ぎ、今作も美麗で豊満なイラストによって物語られていますね。

ピックアップしますと、「窓辺の女」「覗き見」は男性視点による誘惑物。
特に「覗き見」は電子版限定での描き下ろし8Pなども加わって、さらに官能の色を増していますね。

一方の「匣」「心霊写真」「家出」辺りは理不尽に女性が凌辱される展開。
前作では快楽堕ちの傾向も強かったのですが、今作ではより報われない、徹底的な凌辱が展開されていますね。

そんな中に、一風変わった「知らない感触」や「見廻」が挟まっているのは、一冊の仕上がりとしてなかなか面白かったです。
特に怪奇が色濃い「知らない感触」は、都市伝説を覗くような楽しみがありました。
「見廻」もまた味わい深い一作。良い物語でした。

総じて、前作の魅力を残しつつ、少しずつ変化を見せているシリーズに見えます。
同一シリーズと思しき雑誌の掲載が続いているようで、3作目はどんな形でまとまるのか、今から楽しみですね。

「家出」などを見ると、クリーチャーデザインなどもより凝った感じになっていて、ホラー面でもさらに進化していくのかもしれませんね。

誘惑からの破滅好きマゾの男性、あるいは女性が理不尽な目に遭うことに愉悦を覚えるサドの男性。
もしくは深刻な被虐趣味をお持ちの女性。
そうした方々に広くお勧めできる2作目だったと思います。

各々に推薦できる作品が収録されていますから、絵柄やコンセプト、題材が刺さった方は是非にとお勧めしておきます!

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