sirokuronekoさんのレビュー一覧

「義兄さんのことが好きでした…」
もうなにもかもが遅すぎた
トラック09が全てを物語っています。
与えられた状況に甘んじ、いつまでも事勿れを貫いた結果をまざまざと突きつけるのがこの作品です。
言葉にして伝えること。それだけなのです。それだけが重要なことなのです。
まわりくどい曲言も、粋な比喩表現も必要がない。恋愛にドラマなど要らない。ただ「君が好き」と伝えること、それだけなのです。
ポップなラブソングがどうしてあれほど明け透けで何の捻りもない歌詞なのか、思い知らされます。

自分はゲームに熱心な人間ではないのですが、ひたすら趣味に打ち込んでいる人は魅力的に感じるので、とってつけの設定ではなくて、ちゃんとゲームが大好きなところが大変刺さりました(どのジャンルのゲームもコンセプトを理解してプレイしている様子が良かったです)。
前半はセックスを”させてくれる“感じであくまで関心ごとはゲームなのですが、彼氏への好意もちゃんとあるので、後半からのだだ甘展開にも説得力があります。
個人的には最後までサバサバした感じでゲームばっかりやっててくれても全然良かったですね。好意は持っていても基本的に感情の処理の仕方が自己完結的で、彼氏に全然依存しない女の子めちゃくちゃいいです。

このシリーズにおけるヒロインの母親も3人目。
本作はとうとう親子丼に。
貞淑な母親がブ男にまたがり娘に真面目な面持ちでセックスのお手本を見せるという背徳感マックスの展開にたぎりました。もはや催眠の効果範囲に限界などなく、人妻の夫もその父も異常な状況を容認しており、家族の食卓で母娘が間男に種付けれることを話題にしている様は異様な光景でした。

本編の金髪高飛車ギャルのママが今回のターゲット。
常識改変で主人公に積極的とセックスをしていた今までのヒロインと違って、主人公に対して猜疑心をもって接してきます。催眠にかかってからはその猜疑心はそのままに、「セックスすること」だけに疑問を持たない状態にされ、本人は主人公に対抗しているつもりでセックスに興じ始めるのがいいですね。

催眠性指導シリーズのヒロインの母親を手籠にしていく番外編。
「娘の指導のために母親の身体の具合を確かめる」というわけわからんロジックを当たり前のように受け入れているのがいいですね。
やはり筋の通らない無茶苦茶論理を押し通すことが催眠モノの醍醐味です。
本編ではヒロインたちを征服する方向性が強かったのですが、今作は人妻の経験豊富さに逆に呑まれてしまうのが催眠者では珍しく感じました。

学園全体を催眠にかけ気に入った女子を彼氏持ちだろうが構わず孕ませる独裁催眠帝国を築き上げる長大作。
彼氏も催眠にかかっているので、彼女が寝取られることに対して疑問は持たず、なんならカップル同士の絆は破壊せずに肉体関係だけを掠め取る形なので、とてつもない背徳感です。
女の子のバリエーションも豊富で、よくこんなにキャラクターを描き分けられるものだと感心しました(これがカタログでも捲るように女の子を選定してる感が出てまたインモラルです)。

近年、秋山はるる氏を起用したマゾ向け事務的搾精で会心の出来を誇る作品が高頻度で送り出されていますが、本作はその歴々に名を連ねると同時に、かなりポップで敷居の低い作品だと感じました。
とにかく行為に移るまでのステップが省略されており(トラック0のいきなりベロチューは素晴らしい)、間隙を縫うように淫語&罵倒を浴びせられ続けチンポが休む暇がありません。冷たく情のない低音ボイスでの滑稽なワードチョイスと下品なチュパ音はシュールなエロスをかもしだし、尊厳にダイレクトアタックを仕掛けてくる罵倒の辛辣さを中和し、ほどよいバランスにしたてあげています。


ところでレビュータイトルはおまけのフリートーク内容からの引用なのですが、本当にその通りだと思いました(笑)。本編内容についてのレビューにとどめるべきとも思うのですが、フリートークでの"秋山はるる"氏の第一声でこの作品はオチがついたと言っても過言ではない。
この盛大なちゃぶ台返しがあるからこそ本作のポップさが際立つのです。

某聖杯戦争スピンオフ作品のロリ魔法少女たちを手籠めにしていく催眠おじさんの闘い(?)を描く大傑作。
「令呪」システムを応用した催眠アプリで様々な条件付けを施しての催眠セックスはバリエーションが豊かで、さらに各ヒロインの性格に最も即した条件で、屈辱的シチュエーションを発生させる展開は、本作のキャラクターの理解度の高さを伺わせます。

回を追う事にエスカレートしていく催眠プレイ。ヒロインたちの誇りと尊厳を完膚なきまでに叩き壊し、すべてを支配せしめんとする催眠おじさんの勇姿を見届けましょう。

どっちつかずのセフレから、ちゃんとケジメを取るまでに至る男女ドラマ。
まぁとにかくチャラついた男が余裕かましてるのが腹立つ序盤なわけですが、案外ガチで惚れているのは男側の方で、身勝手なセックスで支配欲を満たすことで彼女とのなぁなぁな関係に甘んじていただけというのが分かってきます。
彼女側は彼女側で行きずりの関係辟易しながらもなんだかんだで、男の将来を考えているのが器のデカさを感じさせます。
中盤からの展開はもう彼が彼女の尻に敷かれる未来が見えるようで、それでいてきちんと互い二向き合って愛しあうさまがドラマチックでした。
一つのラブストーリーとして完成度が高い一作です。

従姉とその友人に挟まれて、勉強そっちのけのおねショタセックス三昧。おねショタのど王道をゆくシンプルな作品です。
他のレビューにもある通り3段構成で、友人パート、姉パート、3Pパートが過不足なく綺麗に収まっています。
そのどのパートでもおね>ショタの力関係が徹底されているので、ソフトM的にも実用的ですし、しっかり甘々なおねショタ成分も味わえます。