内気で清濁織り交ざった駆け引きに向いてるとは言い難いうえに、物語の序盤から既に過敏になってしまっているユミエルが、病院とは名ばかりの人間鹵獲地で開始早々失禁などをさせられたり、性悪ゴスロリ人外娘に心身ともに打ちのめされたりしながらも、必死に抵抗し、時には惨敗しながらも立ち上がって反撃するストーリー。
慎ましやかな肢体から突如、淫らな水があふれ出し、それを複数の人に目撃され羞恥心やM気質を刺激されたうえ、挿入されても一瞬の隙をつこうと変身用のキーアイテムを掴む姿や、途中参入した親友との再会と、その親友の危機を見かねて自らを奮い立たせる描写などは一見の余地あり。
なかには二穴を散々になぶられ、自身の身体の一部を強引にむしりとられた挙句、胸に針を撃ち込まれ、挙句の果てには心中にて自分の一部にも散々に犯されるという凄絶という表現すら生ぬるいシーンと、そこから自身の脆い部分や負の感情と向き合い心身ともに覚醒する王道的ながら熱い描写まであり。
小説版で多少は眼を通してはいましたが、改めてそのストーリーの濃厚さと魅力の強さを感じさせられました。