ヒロインにリードしてもらいつつも、あまあまな成分が詰まった一作です。
そんな彼女役を演じるのはお馴染み、伊ヶ崎綾香さん。
今作ではお姉さん系の心地良い声を届けてくれます。
導入として彼女が主人公の部屋に訪れるところから始まります。
有休を取ってまで主人公と休みを合わせてやってくるなんて、もうこの時点から可愛いじゃありませんか。
それにお休み当日ではなく、「お休みの日の前日夜」というところがポイントですね。彼女の「一刻も早く会いたい」という気持ちだったり、「お家デートでイチャイチャしたい」という欲求だったり……大人びた雰囲気がある分、そんなところがさらに可愛らしく感じます。
彼女は甘えたがるのですが主人公はストレートにそれを受け止めないので、彼女が好きなように主人公に甘えるという構図が出来上がり、結果として彼女にリードされるという展開に。
彼女に求められているという優越感をたっぷり感じながら、猛烈なアピールを受け止めるというシチュエーションを堪能できて、とても満足。
場面展開が個人的に好きな段階を踏んでいたのが良かったです。
具体的には、お泊まり当日のえっち後にそのまま寝ちゃうというピロートーク含みの部分。そこから続いての、寝起き直後のえっち。定番の組み合わせだとは思いますが、だからこそ今回のイチャ甘というコンセプトにはぴったり。それらありきで、その後の朝風呂のシーンが一番好きです。
そして今回もあります、ループ音声。
作品内容に合わせてあって、全部「好き好き連呼」あり。特にキスとの相性は抜群で、ただただ聴いているだけでも甘い雰囲気に浸れます。
クラスに気になる子がいて、その子と奇跡的に席が隣同士になって、言葉を交わしていくうちに距離がどんどん縮まっていき、やがて自分にしか見せない一面を知ることになる。
本作はそんな展開を想像or経験したことがある方にとって必聴の一作ではないでしょうか。
普段は真面目ぶっている涼香ちゃんですが、視聴者だけに小悪魔な一面を見せてくれる、その特別扱いのような感覚にドキドキしないはずがないでしょう。しかも小悪魔とは言え、それほど強く攻めてくるわけではなく、ちょっとした悪戯っぽいことを仕掛けてきて、落ち着いた雰囲気に若干違和感的なものを作る非日常感がまた心を騒がせますね。しかもやり過ぎたことに気付き、しょっちゅう照れてしまうところが格別に可愛らしいですね。
根はとても優しく、年相応の恋心を抱く等身大の女の子。そんな涼香ちゃんの魅力を最大限に引き出した羊宮妃那さんのお芝居は非常に素晴らしく、柔らかいウィスパーボイスと細かく調節された環境音で作り上げた世界観が昔の思い出を呼び覚まします。密度の高い台詞量がまた解像度を高めて、学生時代の夢でも見ていたかのような、あの頃に戻りたくなる素晴らしい作品でした。
23/02/2026