Nanakaさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 54位 | (役に立った数:117件) |
---|---|---|
投稿数ランキング | 314位 | (総レビュー数:35件) |
|
少し年下のケモミミ幼馴染・グレッタちゃんに愛情たっぷりのお世話をされる本作。村娘とは思えない丁寧な喋り方ながら明るく好意ド直球にからかってくるグレッタちゃんのかわいさと、自分のことを大切に思ってくれる人が優しくそばにいてくれる喜び。そういうものをお腹いっぱい楽しむことができます。
肩たたき、軟膏塗り、ソフトな耳かき、添い寝、ASMR要素はいずれも心地よいながら控えめで、グレッタちゃんとの会話やお世話されつつ甘えられている気分を楽しむのがメインの作品でしょう。狼という設定をただのケモミミ要素にとどめず、あの手この手で木こりのお兄さまとのお似合い感を出してきたり童話ネタをあちらこちらに散りばめたりしているのが好印象でした。いやほんと狼要素でこれだけ「お似合いで最高のお嫁さん」感を出せるのすごいですよ、早く結婚した方がいいんじゃないか。
最後にタイトルにもある「Sっ気たっぷり」についてですが、全体を通して甘くからかわれるのを除けばトラック6が露骨で笑いました。トラック6はタイトルの通り夢のなかの話がメインなのですが、お兄さまがこんな甘くて恐ろしい夢を見るってことは昔のグレッタちゃんってこんな感じだったのかなとか想像が捗ります。
|
お泊まりに来た静音ちゃん、どうやら前回のタッチヒーリングや添い寝が気に入ったらしく、素直どころかもはや大胆なくらい「癒してあげたい」「くっつきたい」と伝えてくれます。そう、これは静音ちゃんに癒してもらう作品である以上に、「静音ちゃんがしたいこと全部させて甘えさせてあげる作品」なんです。
タッチヒーリング、耳かき、そして本作の特徴的な音風景であるカフェオレ作り。どれも優しくも控えめで、全力の癒しというよりもっとまったりのんびり寄り添うような癒しの音です。そんな穏やかな空気に馴染む落ち着いた声で、しかし全力ストレートを投げてくる素直クールな静音ちゃんがかわいすぎる・・・!
特に途中で寝ると聞き逃してしまう各トラック最後の2,3分の破壊力たるや、しょにおやシリーズ屈指のキュンキュンっぷりでとんでもないです。っていうか距離めちゃくちゃ近くない??? しょにおやってここまでくっついておやすみするんだっけ???
最後に戯言なんですけど「掃除じゃない気持ち良くなるための耳かき」ってやばくないですか? いやメタには音声作品の耳かきなんて全部そうだし、癒しのための耳かきなんて作品内でもよく出てくるんですけど、しかし女の子に「汚れを取るためじゃなくて気持ち良くしてあげるための耳かきだよ」って強調されるのやばくないですか??? 本当に全年齢で大丈夫なやつ??? でもそうやってイチャイチャするためだけの耳かきを要求してくる素直さが、静音ちゃんの最大の魅力なんだよなぁ。
|
「相良茉優さん演じるかわいいジムトレーナーさんにマシントレーニングを指導してもらう」
そんな作品紹介から素直に感じられる印象は、なにも間違ってないんですけど、なにも間違ってないんですけど、いやビックリしますよほんと。筋肉大好き頑張る人大好きなトレーナーさんによる熱血カウント、最初は笑っちゃったんですけど段々クセになってくるし、この萌えと燃えの緩急があるから合計2時間半ほどの再生時間でもダレないんですよね。
自重での筋トレと異なりマシントレーニングだと家で聞きながら気軽に実践してみるみたいなのは難しいですが、登場する8種類ものトレーニングの説明・指導はかなりガチなので普段ジムに行かない人でもイメージが掴みやすく、マシンを画像検索したりそれっぽく体を動かしてみたりすると、キャラクターが魅力的なのもあり楽しくてジムに行きたくなっちゃう作品です。
よく見ると作品タグに「戦場」ってありますね。ASMRの主流であるまったり癒しからは大きく離れていますが、いろんな意味でドキドキさせられて一つの戦場を体験できる音声作品、なかなか面白かったです。
|
神様になって人間の女の子にお世話を焼かれてのんびり耳かきしてもらうという、お正月からまったりゆったりの優しいひとときを過ごせる短編です。神様に癒してもらうパターンはしばしば見かけますが逆は新鮮ですね。素材のしなりが伝わるかための耳かき棒とふわふわの梵天、これを左右してもらいながらちょっとしたお話でぴったり30分。それから環境音なしverやセリフなしverなど充実の差分もついています。
本編とその差分の他にも定番のアフタートークでは音枝さんの声を聞きながら指かきしてもらえて、これだけでもう十分満足なんですが、なんとさらにオマケがたくさんついています。
有名男性Vの中の人になって年下の従妹にいじられながら耳かきと綿棒で癒してもらうトラック、そして安眠用と題された色んなASMRが詰まったセリフなしのトラック、どちらも本編より長くてこれだけで売ってもいいのではというレベル。
新年の初めから穏やかな時間とからかい半分のかわいい愛の言葉に癒されてまったりしていきましょう。
|
現実から離れた不思議な場所で、ゆったりとしたBGMと少女人形の優しい声を聞きながら、ただまどろむだけの17分間です。
BGMはジムノペディ、環境音楽やヒーリングミュージックとしても有名なピアノ曲で、音量小さめ/ふつう/おおきめが選べます。
少女人形の話もなんてことはなく、ちゃんと聞いても聞かなくても構わないとりとめのない話ばかり。ただずっと優しい声でのんびり語りかけられている、そのことが安らぎであり、現実を頭から追い出してくれる魔法なのです。
ジムノペディだけではない、さりとて耳かきやASMRほどでもない、誰かが優しい声でそばにいてくれるだけのゆるやかな癒しの時間。眠いときに聞けば穏やかに寝つけるでしょうし、そうでないときに聞いてもリラックスできることでしょう。私はのんびり力を抜いて他愛ない考え事でもしたいときにちょうど良さそうかなと考えています。
まず少しだけあらすじを書きます。
魔法の宝石で素敵な歌声を手にした少女は町の人気者。みんなを幸せにしようと大好きな歌を披露して回ります。しかしある日、歌声の本当の持ち主だという貧しい少女に出会うのでした。
はい。魔法と歌に繋がれた少女と少女の短いお話。まさに絵本ですね。劇中歌がとても素敵で、歌単体のトラックがないのが残念なくらいです。
さて聞き終わって一息ついて、それから少し考えます。
人を幸せにするために作られた魔法の宝石。人を楽しませることのできる素敵な歌声。みんな優しい気持ちでしたことなのに、人は不完全で、ときに誰かが不幸になってしまうこともある。それはどうしようもないことだけれど、そんな世界を少しでも変えられたら。
偉い人なら色んなことができるかもしれません。しかし力のない少女に、一般の私たちにできることは限られていて、すべてをまるっと解決することはできそうにありません。
少女の出した答えはどれだけ世界に幸せを届けられるでしょうか。私ならどうするでしょうか。
そんな風で、めでたしめでたし、はいおしまいとはいきませんが、今日はいつもより温かい気持ちで人と関われる気がする、そんなボイスドラマでした。
|
「最高の思い出の写真を撮ろう」そんな青い宿題が出た夏休み、いつもキャンプの話をしてくれるあの子が「一緒にキャンプ行かない?」なんて。過去一エモいシチュエーション来ましたね。だって普段はソロでキャンプしてる子が、最高の思い出を作るのに、二人で行くことを望んでくれるんですよ??? 光栄の極み。
そんな本作で楽しめる音風景は、まず行きのバス・蝉の声・川の流れといったオーソドックスな旅の音、キャンプ特有のペグ打ち・薪割り・キャンプ飯、そしてなによりずっと楽しくて楽しくて仕方がない様子のあゆちゃんです。
行きのバスでどっちが停車ボタンを押すかなんて少し子供っぽい会話をするところから、帰り支度をしようとしてもう一泊しようよ!!なんて無茶を言い出すところまで、終始あゆちゃんがはしゃいでいて楽しそうで、普段からキャンプが好きで今回のキャンプ地は特に思い入れがあって浮かれていてという背景がめちゃくちゃ伝わってきます。個人的一番はキャンプ飯シーンで、あまりに美味しそうな料理の音にご飯のことでいっぱいになっていたはずの頭が、それを食べるあゆちゃんの大げさとも思える楽しそうな声に全部吹き飛ばされて、あゆちゃんの笑顔でいっぱいになるんですよね。
舞台が長野と具体的でご当地グルメまで出てくる感じ、シリーズテーマの「あなたを耳で外へ連れ出す」に本気で良かったです。ヒロインの魅力だけでなく旅の魅力までちゃんと伝えてくれる、次回作も楽しみにできるシリーズですね。
|
約30分が3本のオムニバス耳かき音声で、いずれも優しくて少し甘いシチュエーションになっています。
1本目はよく行くブックカフェで、互いに顔を覚えてはいるけどあまり話はしない店員さんに耳かきしてもらいます。新しいサービスと称していますが実際は・・・。内気で恥ずかしがりな店員さんからの精一杯のアプローチ耳かきです。
2本目はペアを組んでいる仲良しのボクっ子に、アプデ内容の検証のためとまさかのゲーム内耳かきをしてもらいます。距離が近くて相手のことを考えているのにまっすぐ顔を見ることがない耳かき中って、なんだかいつもは言えない気恥ずかしいことも言えちゃう気がしますよね。
3本目は行き倒れを介抱してくれる優しくて世間知らずの獣人お嬢様。ふわふわの尻尾を使って癒してくれたりケモ耳トークをしたりと獣人ならではの要素が多いです。また3本のなかで一番テンションが高く、「こしょこしょこしょこしょー♪」「ふわーふわー」とかわいい擬音を喋ってくれるのも特徴的です。
作品紹介で「耳の奥まで届く刺激的な音圧」と書かれていますが、特に1本目の竹耳かき棒のシーンが顕著で、耳の奥をガリガリとこすられている感覚が数ある耳かき作品のなかでも強い方だと思いました。このシーンはサンプルにも含まれているので気になる方は購入前に聞いてみることもできますよ。
|
庭先のテントで鈴のような虫の声を聞きながら、ボクっ娘の妹とだらーっと、ぼーっと、まったりとした時間を過ごすだけの30分です。ストーリーより癒し重視で、ほんとに30分間ずっとほのぼの過ごすことができます。
ちょっと内気な義妹にいつもは少し遠慮しちゃうけど、二人だけのゆったりした今はなんだか自然に話せている気がする。そんな何気ない会話を挟みつつ妹に耳かきをしてもらいます。
三連ループ型の耳かきを使用しているらしく、バネがしなるような独特な金属音が聞こえて新鮮でした。また引っ込みがちな妹ちゃんのキャラクターに沿った、かなり丁寧な感じのある耳かきなのも良かったです。
引きこもりがち控えめがちな妹ちゃんだけど、家の中ではもぞもぞ動いていてなんだかんだ色々しているようで、近くにいる兄としてはときどき今なにしてるのかと声をかけたくなる、そんな感じがとてもかわいいです。
本編30分に加えて声優であり制作者でもある音枝優日さんによる、どういうことを考えながら作っていたか話をしながら耳かきする音声が20分近くあります。こちらは通常の綿棒による耳かきで、癒しの時間という意味では本編その2みたいなものです。私は音枝優日さんのサラサラした声がとても好きなので、音枝優日さんの耳かき音声2パターンという感じでお得感がありました。
|
最初に書いておくと、短くて値段も手頃な作品ですから作品紹介やレビューを読み込むよりも、フィーリングを信じてパッと買って聞いてしまうのがオススメです。
家でも学校でもうまくいっていない少女・愛名と、突如現れた裏人格・マナ。マナは愛名のことを溺愛し、愛名もいつも助けてくれるマナに依存し始めます。しかし二人は表裏の関係、直接会って触れ合うことはできないし、お互いの考えの全てを知ることもできません。
そんな二人で一人、一人で二人のヤンデレ共依存百合が楽しめる短編作品です。
バイノーラルボイスドラマが30分と後日談を兼ねた耳かきパートが30分という構成。トラックタイトルには添い寝とも書かれていますがこれは実質ないので期待しない方が良いです。
全体的に不穏なBGMの流れるホラー調ですが心臓に悪いような表現はありません。ただ愛名のように不安定で浅見ゆいさんに優しく囁かれると動悸が止まらなくなる人は、愛の重みに潰されないように注意してくださいね。