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「相良茉優さん演じるかわいいジムトレーナーさんにマシントレーニングを指導してもらう」
そんな作品紹介から素直に感じられる印象は、なにも間違ってないんですけど、なにも間違ってないんですけど、いやビックリしますよほんと。筋肉大好き頑張る人大好きなトレーナーさんによる熱血カウント、最初は笑っちゃったんですけど段々クセになってくるし、この萌えと燃えの緩急があるから合計2時間半ほどの再生時間でもダレないんですよね。
自重での筋トレと異なりマシントレーニングだと家で聞きながら気軽に実践してみるみたいなのは難しいですが、登場する8種類ものトレーニングの説明・指導はかなりガチなので普段ジムに行かない人でもイメージが掴みやすく、マシンを画像検索したりそれっぽく体を動かしてみたりすると、キャラクターが魅力的なのもあり楽しくてジムに行きたくなっちゃう作品です。
よく見ると作品タグに「戦場」ってありますね。ASMRの主流であるまったり癒しからは大きく離れていますが、いろんな意味でドキドキさせられて一つの戦場を体験できる音声作品、なかなか面白かったです。
神様になって人間の女の子にお世話を焼かれてのんびり耳かきしてもらうという、お正月からまったりゆったりの優しいひとときを過ごせる短編です。神様に癒してもらうパターンはしばしば見かけますが逆は新鮮ですね。素材のしなりが伝わるかための耳かき棒とふわふわの梵天、これを左右してもらいながらちょっとしたお話でぴったり30分。それから環境音なしverやセリフなしverなど充実の差分もついています。
本編とその差分の他にも定番のアフタートークでは音枝さんの声を聞きながら指かきしてもらえて、これだけでもう十分満足なんですが、なんとさらにオマケがたくさんついています。
有名男性Vの中の人になって年下の従妹にいじられながら耳かきと綿棒で癒してもらうトラック、そして安眠用と題された色んなASMRが詰まったセリフなしのトラック、どちらも本編より長くてこれだけで売ってもいいのではというレベル。
新年の初めから穏やかな時間とからかい半分のかわいい愛の言葉に癒されてまったりしていきましょう。
まず少しだけあらすじを書きます。
魔法の宝石で素敵な歌声を手にした少女は町の人気者。みんなを幸せにしようと大好きな歌を披露して回ります。しかしある日、歌声の本当の持ち主だという貧しい少女に出会うのでした。
はい。魔法と歌に繋がれた少女と少女の短いお話。まさに絵本ですね。劇中歌がとても素敵で、歌単体のトラックがないのが残念なくらいです。
さて聞き終わって一息ついて、それから少し考えます。
人を幸せにするために作られた魔法の宝石。人を楽しませることのできる素敵な歌声。みんな優しい気持ちでしたことなのに、人は不完全で、ときに誰かが不幸になってしまうこともある。それはどうしようもないことだけれど、そんな世界を少しでも変えられたら。
偉い人なら色んなことができるかもしれません。しかし力のない少女に、一般の私たちにできることは限られていて、すべてをまるっと解決することはできそうにありません。
少女の出した答えはどれだけ世界に幸せを届けられるでしょうか。私ならどうするでしょうか。
そんな風で、めでたしめでたし、はいおしまいとはいきませんが、今日はいつもより温かい気持ちで人と関われる気がする、そんなボイスドラマでした。
約30分が3本のオムニバス耳かき音声で、いずれも優しくて少し甘いシチュエーションになっています。
1本目はよく行くブックカフェで、互いに顔を覚えてはいるけどあまり話はしない店員さんに耳かきしてもらいます。新しいサービスと称していますが実際は・・・。内気で恥ずかしがりな店員さんからの精一杯のアプローチ耳かきです。
2本目はペアを組んでいる仲良しのボクっ子に、アプデ内容の検証のためとまさかのゲーム内耳かきをしてもらいます。距離が近くて相手のことを考えているのにまっすぐ顔を見ることがない耳かき中って、なんだかいつもは言えない気恥ずかしいことも言えちゃう気がしますよね。
3本目は行き倒れを介抱してくれる優しくて世間知らずの獣人お嬢様。ふわふわの尻尾を使って癒してくれたりケモ耳トークをしたりと獣人ならではの要素が多いです。また3本のなかで一番テンションが高く、「こしょこしょこしょこしょー♪」「ふわーふわー」とかわいい擬音を喋ってくれるのも特徴的です。
作品紹介で「耳の奥まで届く刺激的な音圧」と書かれていますが、特に1本目の竹耳かき棒のシーンが顕著で、耳の奥をガリガリとこすられている感覚が数ある耳かき作品のなかでも強い方だと思いました。このシーンはサンプルにも含まれているので気になる方は購入前に聞いてみることもできますよ。
庭先のテントで鈴のような虫の声を聞きながら、ボクっ娘の妹とだらーっと、ぼーっと、まったりとした時間を過ごすだけの30分です。ストーリーより癒し重視で、ほんとに30分間ずっとほのぼの過ごすことができます。
ちょっと内気な義妹にいつもは少し遠慮しちゃうけど、二人だけのゆったりした今はなんだか自然に話せている気がする。そんな何気ない会話を挟みつつ妹に耳かきをしてもらいます。
三連ループ型の耳かきを使用しているらしく、バネがしなるような独特な金属音が聞こえて新鮮でした。また引っ込みがちな妹ちゃんのキャラクターに沿った、かなり丁寧な感じのある耳かきなのも良かったです。
引きこもりがち控えめがちな妹ちゃんだけど、家の中ではもぞもぞ動いていてなんだかんだ色々しているようで、近くにいる兄としてはときどき今なにしてるのかと声をかけたくなる、そんな感じがとてもかわいいです。
本編30分に加えて声優であり制作者でもある音枝優日さんによる、どういうことを考えながら作っていたか話をしながら耳かきする音声が20分近くあります。こちらは通常の綿棒による耳かきで、癒しの時間という意味では本編その2みたいなものです。私は音枝優日さんのサラサラした声がとても好きなので、音枝優日さんの耳かき音声2パターンという感じでお得感がありました。
最初に書いておくと、短くて値段も手頃な作品ですから作品紹介やレビューを読み込むよりも、フィーリングを信じてパッと買って聞いてしまうのがオススメです。
家でも学校でもうまくいっていない少女・愛名と、突如現れた裏人格・マナ。マナは愛名のことを溺愛し、愛名もいつも助けてくれるマナに依存し始めます。しかし二人は表裏の関係、直接会って触れ合うことはできないし、お互いの考えの全てを知ることもできません。
そんな二人で一人、一人で二人のヤンデレ共依存百合が楽しめる短編作品です。
バイノーラルボイスドラマが30分と後日談を兼ねた耳かきパートが30分という構成。トラックタイトルには添い寝とも書かれていますがこれは実質ないので期待しない方が良いです。
全体的に不穏なBGMの流れるホラー調ですが心臓に悪いような表現はありません。ただ愛名のように不安定で浅見ゆいさんに優しく囁かれると動悸が止まらなくなる人は、愛の重みに潰されないように注意してくださいね。
マリカちゃんと二人っきりで過ごす休日。「僕のママ愛を堪能させてあげよう」と笑うマリカちゃんにいっぱいいっぱいお世話される、いえ、振り回される一日です。心咲ちゃんや鞘ちゃんよりも背伸び感が少なく、というかもう少し背伸びしてくれてもいいんやでくらいの子供らしい奔放さのままでママをしてくれます。また上に乗っかっての寝かしつけなんてあまりに「小学生ママ」なシチュエーションでいいですね。
ASMRとしては紅茶を入れる音、スライムの音、シャンプーの音、髪を切る音といったオーソドックスなものから、意外と珍しいコンディショナーの音、そして耳かきは耳かきでも電動耳かきの振動音といった風変わりなものまで。シャンプーとコンディショナー、確かにあらためて意識してみると全然違う音なんですよね。
しかしマリカちゃんのインパクトと比べればこうした音たちなんておまけみたいなものです。
マリカちゃんは「自由奔放不思議系」の謳い文句の通り、はちゃめちゃな女の子です。
いたずら好きで何度も「こいつ・・・!」と思わされる、鞘ちゃんのなんちゃってとは違う本物のメスガキっぷり。それでいて語彙力が高くて科学大好きな天才系で、自分や周りのことを意外とよく見て考えている。そんなマリカちゃんと話していると、マリカちゃんについて、親子愛について、心咲ちゃんや鞘ちゃんについて、色々なことを少しずつ考えさせられて、自然に「次は一緒にこんなことしてみたいな」「こんなお世話されたいな」といった気持ちがわいてきます。
主人公くんは「ママ」が必要だと判断されて三人と出会ったわけですが、彼女たちは特別な存在というわけではありません。ということはきっと彼女たちも、「子供」が必要だと判断されて主人公くんに出会った癒されるべき側なのでしょう。
そんなことを思ってマリカちゃんの天真爛漫さがぐっと愛おしくなり、また心咲ちゃん鞘ちゃんにも会いたくなりました。
本作はメイドさんにお耳を癒してもらえるお店でからかい上手の由愛ちゃんに手玉に取られてリピートしまくるというお話です。また由愛ちゃんの方も素直にからかわれて気持ちよくなってくれるMっ気のある聞き手のことが気に入ったようで、全体的にかなり甘い空気に包まれています。お店で許されるイチャイチャの限界ギリギリを攻めてきますよ。
会話以外の癒しの内容としてはトラック1,2が耳かき、トラック3,5が筆や布で耳をこする、トラック4が顔のマッサージとなっています。お店に何度も通うという設定ですから、何度も同じような癒しを少し状況や会話を変えて行う形ですね。
耳かきは固め細めのカリカリという感触で、結構細かく動きがわかります。逆に筆や布はなかなかバッサリ、大きな動きが中心でわしゃわしゃされます。
でも他作品にはない本作の強みはやっぱり、りとさんらしいSっ気メイドの由愛ちゃんによる甘いからかいですよね。ちょっとぐぬぬと感じるくらいのイタズラ、急に距離が近くなって甘いささやき、でもゆったり優しく疲れをほぐしてくれる。その緩急に手のひらでころころころころ転がされてしまいます。ソフト?Mである聞き手は初めての来店時からずっと由愛ちゃんにペースを握られっぱなしで、もうどっちがご主人様なんだかわかりません。
いつか由愛ちゃんに自分だけのメイドさんになってもらうその日まで、由愛ちゃんだけのご主人様である聞き手はお仕事を頑張り足しげくお店に通うことになるのでしょう。でも由愛ちゃん悪い女だーという感じではなくて、いつかその日が本当に来そうな甘さを感じられる作品になっています。
二人きりの日帰り旅行でママ孝行しちゃおうということで、鞘ママをおもてなししたり鞘ママからご褒美をもらったり、そして教育熱心な鞘ママからのまさかの指導!?な本作。会話に小学生とは思えないしっかりさ真面目さを覗かせながらも、息子と二人きりの旅行に終始えへえへしている鞘ちゃんが非常にかわいいです。
音風景は非常にオーソドックス。森に響く鳥の声、川や温泉の流れる水、そして行き帰りの電車の振動。日常からさっと抜け出して日常にさっと帰ってくる、まさに日帰り旅情という空気です。そしてそんなエモ景色のなかを大好きなママと過ごす、やはり鞘ASMRの一番の癒しは鞘ちゃんをおいて他にありません。まだまだ残るあどけなさを誤魔化す際のわたわたツンデレ感と、厳しくて手厚い教育やたまに見せる自立した大人のような心配り。子供っぽさだけでもママみだけでもなく、それらがしっかり共存しているからこその小学生ママなんだと感じます。
また本編の賑やかなママ姿だけでなく、特典トラックの雨の日に鉛筆の響く鞘ちゃんやパチパチとおはじきを弾く鞘ちゃんも、ママというよりは親戚の女の子という雰囲気ではありましたが優しさたっぷりで素敵でした。再生時間が短いのが残念なくらいです。
ちなみに真面目な鞘ママは「息子を立派に育てなくちゃ」と他の二人のママより教育熱心というのは作品紹介にもある通りですが、真面目すぎるが故に抜けているところもあって、眞理佳ちゃん(第3のママ)に吹き込まれてびっくりメスガキムーブをしたり、息子の教育のために色んな本を読んでは受け売りでおもしろムーブをしている模様。ちょっと強引に振り回されてもむしろ好感度上がっちゃう・・・。
ところで鞘ママは頭を最後に洗う派なんですね。私は最初に洗う派です。
義妹(兄の妻の妹)のりせちゃんに振り回されて、一緒にゲームしたり夜の公園でホットスナックをかじったり、まったりのんびりな時間を過ごす一晩のお話。置きクッションされたり置きコントローラーされたりとよく押しかけられているようで、よくある一日の一つといった雰囲気です。
気ままに「あれやりたい! ね、いいでしょ? こっちきて!」と振り回してくるりせちゃんですが、「かわいい妹」のあざとく強引なアピールには勝てないので付き合わずにはいられません。ダウナーで気ままで振り回してきて、まるで猫みたいだと思っていたらタイトルにしっかり「猫系女子高生」って書いててマジで猫だった・・・って思ったくらい猫でした。めっちゃすり寄ってくるタイプの猫です。
あざとくて器用でなんでもできる不敵な女の子、でもちゃんと年相応の悩みを抱えた普通の女の子、そんな子があなたに甘えて見せてくれるおちゃらけた表情。「妹だから」と言って距離を詰めてくるのに妹でとどまるつもりが全然ないのが見え見えな感じ、そのあざといおふざけに垣間見える甘えたがりな表情。井口さんの声が見事にハマっています。キャスティング有能すぎる。
これまでのしょにおや!作品は寝かしつけられるタイプばかりでしたが、本作では先に寝るときっと怒られちゃいます。むしろこちらが寝かしつける気持ちで、りせちゃんに癒されるだけでなく癒してあげるつもりで聞きましょうね。