よくあるRPGとは異なり、ゲーム開始時に自分でパラメーターやスキルを設定を行うためゲームへの没入感が高いです。スキルがなければ行えないことがあるのも周回プレイをする際に次はどのスキルを取ろうか、このスキルならパーティーを組むならあのキャラかななどといい意味で悩ませます。
アイテムなどはほとんどがランダム配置であり固定配置が少ないのも周回プレイをするうえで新鮮味を感じられて面白いと感じました。
味方キャラクターもスキルやパラメーターだけでなく戦闘中での会話に個性があり楽しめました。値段を考えるとおすすめできるゲームです。
気になった点としては通常のクトゥルフ要素がほぼないことが気になりました。舞台が舞台なので仕方ないかもしれませんが敵キャラのほとんどが動物や日本の妖怪なのでクトゥルフ神話のゲームを遊んでいる感じが薄かったです。
荷物の所持についても太刀などの大物と銃弾の枠が同じというのが不親切かなと感じました。遠距離武器の場合は遠距離武器と球がそれぞれ必要なため所持枠が少ないキャラだとそれだけでかなり圧迫されてしまうのがつらかったです。全員で共有する枠よりもサイドポーチなど個人の所持枠を広げるアイテムがあったほうがいいかなと思いました。
ネタバレになるので伏せますがデフォ状態で味方キャラが使用できないアイテムがあり、意図的に強化したスキル持ち主人公だけしか使えないというのはロールプレイするうえで不便だなと感じました。