アミノ三世さんのレビュー一覧

子供の弾いた演奏にフィルターをかけてみました!という感じの仕上がり
ふわっとちゃんとしたメロディが想像できるのだがそれも幼く曲という曲にはなってないのではなかろうか
その代わりに?むしろそれを利用して?混沌としたフィルターを透過することでなにかしら冒涜的な作品になっている
何を、ではなく何かしら。日本人がCoCTRPGを遊ぶときに「冒涜的」という感覚になかなかピンとこないという話があるがこの作品を聞けばなんとなくこういう感覚だよ～というのが説明できるんじゃないかな

これがライブ会場で流れた世界線があるというのが信じられない。
もちろん悪い意味ではなく良い意味で。
この曲を聴く体制になっているからその意味を探ろうとするし何かしらは見つけられるのだけれど、ライブハウスでこれが流れてきたらノイズ多いなとしか思わないかもしれない。

して内容。
前述のとおりノイズがメインになっている曲。
やかましいのではなく無線のあの感じ。
人類が滅び去った未来、どこかの電波塔がこの曲を拾って流していたらとっても素敵だなと思う。それをPCやスマホのような機器ではなくレシーバーで聞きたいなぁ

裏だからと覚悟して再生したが毎回その覚悟を上回ってくるのまじですごい。

曲説明に書くくらいには混乱し、不安を抱え、フラストレーションが溜まっているのだろうなとわかるような曲。
このレビュー時点で4年も前の事で今も作曲活動をなさっているので大丈夫だったのだと思うのだけど、数年後にこれが「聞くとﾀﾋぬ音楽」としてミーム化していても正直驚きはしない。
それくらい呪詛。。。ではないけど念のこもった作品だと思う。

私に未来は早かった。。。
正直理解が及ばなかった。
ただ、現代にこういう音楽は間違いなくない。少なくとも作品として出ているものでは初だろう。
全部の鍵盤をたたいた時の和音でも不協和音でもないあのジャーンという音、あれだけで構成された曲。
いやもうこれ以上なにをいえば伝わるのかわからない。聞いてみて感じてほしい。
最後に二つだけ。
いわゆる未来感のあるテクノではない。
音量注意。

ストリングス系の曲。正しくはハープ。
メロディーラインは寂しさというよりも儚さを多分に含んでいる。
見たことないのだけど韓流ドラマの大河みたいなやつ、アレの美人同士の物々しい場面で流れそうな雰囲気がする。
理論だてては説明できないけど日本離れした雰囲気を感じるのでクラシックともまた違う触れたことのない音楽に触れてみたい人におすすめしたい。

開幕の音のでかさにびっくりした。
バンドサウンド・・・というよりはライブハウスを開けた時のあのワッ!という音圧に近い。曲ではなく音圧。メロディーがメロディーらしさを持っているのはミクさんの歌唱部だけなので最後まで聞いてもその感想は変わらず。
さらにはその歌詞すら意味不明なので混乱の塊。
きさらぎ駅最寄りのライブハウスでは多分こんな感じのバンドが演奏しているんじゃないかな。

音楽に明るいわけではないのでわからないんだけど、何の楽器なんだろう。勉強不足な私では壊れた楽器を無理やり動かしているようにしか聞こえない。
よってちゃんとしたメロディーにもなっておらずなんとも感想が書きにくい。
おそらくわざとこの音を出しているのだと思うのだがそこに至ったのがすごい。どんな創作活動をしていれば「おっしゃ!壊れた楽器風の音で曲作ろ!」になるのだろう。

あ!これが本当のブレイクってこと!?!?

どこからどう聞いても逆再生な曲。
いや、すごいわ。なんの前提も与えられずに逆再生を与えられると人の脳はここまで混乱するものなんだな、と。
逆再生である以上人の脳では正解を導き出せないはずだがそれを探そうとしてしまう。
常々芸術とは社会実験であると思っていたがこの作品でその考えはより強固なものになった。
おそらくこの曲自身に勝ちがあるのではなくこの作品が出され、そしてこうしてレビューがつくことによって完成するものなのだと思う。
もし技術がある人がいればこれを逆再生して元の音楽がどんなものだったか感想を残してほしい。

サムネの世界観?がかなり踏襲されているように感じる。
アニメやゲームで精神異常や混乱の表現として色相がめちゃくちゃになった描写があると思うのですが、この作品はその音楽Ver.
ちゃんとしたものが存在しそれをあえてめちゃくちゃにしたものという感じ
それを表現していないのであれば精神科に通わなければいけないのでは・・・?というくらいにはあえての崩し方をしているのでおもしろい
イイロ氏の作品群はタグに疑問を覚えることが多いのだがこれは催眠系であってるかもしれない

ちょっと物悲しいメロディーを多用された曲。
個人的なイメージでは非業の死を遂げた美人天才ピアニストの霊が廃墟で弾いている感じ。
こんなうわさがある屋敷からこれが聞こえてきたらビビり散らかす自信がある。
曲単体ではそこまで怖い雰囲気を出していないのだがその曲から与えられる印象が先述のようなものになるのでトータルでは恐ろしい曲という感想です。すごい。