よわよわぞうさん　旧名・原栄萩s recensionslista

作品紹介にもあろとおり、雨の日にしか会えない優雨(ゆう)は人外のキャラクターです。
しかしながら、優雨は人外のキャラクター特有の得体の知れなさが極力排除されており、人外モノをだいぶ苦手とする私でも癒しを得ることができました。
体験版を視聴すればお分かりになるかと思いますが、野上菜月氏が演じておられる優雨は女性としては低い声で、なおかつゆっくりと丁寧に話しかけてくるので、聴いていてとても癒されます。

VOICE LOVER様はこれまでにも質の高い音声作品をいくつも発表してこられましたが、この作品も例にもれず高品質です。
卯月にあ氏が演じておられる本作品のヒロイン・紫陽(ゆかり)の優しく落ち着いた声と雨音のSE、それに若干甲高い耳かきのSEの相乗効果によって聴き手を癒しながら眠りに誘うことでしょう。
トラック02の終盤に、最初に聴いたときは少し驚くかもしれない場面があるのですが、私はその場面をとても気に入ってしまいましたが、それがどんな場面かは聴いてからのお楽しみです。

ジメジメした気分を吹き飛ばしてくれる、梅雨時でなくても癒される作品です。

他のサークルの音声作品でさくら真咲氏の声を聴いてとても気に入ったため、この作品を迷うこと無く購入しました。
さくらちゃんのキャラクターは過去のあまえた楼シリーズと同じく甘えん坊な妹のようなキャラクターなのですが、それにくわえていたずら好き(主に耳的な意味で)な一面も併せ持つキャラクターになっています。
また、気になる内容はさくら真咲氏の演じるさくらちゃんに耳かきされたり、耳にいたずらされたりする内容となっており、聴いていると耳のみならず全身がゾクゾクしてきます。
あまえた楼シリーズがお好きな方なら、買って損は無いかと思います。

とても珍しい手に特化した音声作品で、ハンドケアの知識を語られながら様々な方法でつぐみさんに手をじっくりと癒されるという手フェチにはたまらない内容の音声作品です。
つぐみさんとの距離感はあくまでも店員と客といった感じで、馴れ馴れしい感じがまったくないところがかえって心地よいです。

手フェチの方にとってはとても楽しめる内容であり、手フェチでない方もこの作品を一度聴いたら手フェチに目覚めてしまうかもしれません。

柚木朱莉氏は元気いっぱいの姉役を演じるのがとても上手な方だと私は思っており、この作品でも柚木朱莉氏の魅力は遺憾なく表現されています。
明るくて元気いっぱいだけど決してうるさい感じではなく、聴いていて落ち着きや安らぎを感じさせる声です。
柚木朱莉氏の声が大好きだという方はもちろんのこと、まだ柚木朱莉氏の声を聴いたことは無いけどお姉ちゃんキャラは好きだという方にもおすすめしたい作品です。

浅見ゆい氏が演じる彼女はとても落ち着いた感じの声と話し方が特長で、横になって聴くと自然に眠くなってきます。
台詞は少なめではあるものの、彼女がそばにいる感じがよく表現されています。
自分のすぐそばに誰かいてほしいと思ったときにはもってこいの作品です。

どのパートも思いっきり笑えて、それでいて癒されるのですがそのなかでも2つ目の「サロン・ド・ねーちゃんへようこそ」は秀逸でした。
弟が部屋のドアを開けたら、うざ姉がいて一旦ドアを閉めてしまいますがそのときのうざ姉の行動にはやられました。あと、中盤のノリノリで可愛らしい鼻歌は必聴です。

優奈役を演じている月宮怜氏の音声作品をいくつも聴いてきましたが、月宮怜氏にしては珍しく落ち着いた感じの女性を演じておられ、落ち着いた声と優れた効果音、それに適度な女性との距離感のおかげで聴いていてとても癒される作品に仕上がっています。
「音フェチ」シリーズの続編がますます楽しみになってきました。

SEがとても効果的に使われており、あたかも本当に森の近くにある保健室にいるような気分を味わえるだけではなく、耳かきや耳マッサージ、耳舐めのSEも聴いていて非常に心地よいです。
この作品のヒロイン紬愛莉はクセのほとんど無い正統派の癒し系キャラで、万人受けするキャラクターといえるでしょう。
最後の保健室から退室するシーンは秀逸でとても元気付けられます。

精神的に疲れている方や孤独を感じている方へ特におすすめしたい作品であり、個人的には全年齢向けで続編を熱望しています。

実際に風邪をひいたときに視聴したのですが、みじんこ様らしいあまあまなシナリオと誠樹ふぁん氏の演技のおかげで精神的な活力を取り戻すことができました。
お粥を食べさせてもらうシーンや体を拭いてもらうシーンは聴いていて嬉しさと気恥ずかしさが混じった精神的にこそばゆい感覚になりました。
風邪をひいたときは風邪薬を飲んで布団に入り、この作品を聞くと治りが早くなるかもしれません。