■あらすじ
「歩道側の出口は、もう閉めてます」。年が明けるまで、ここから出られない。「お願いがあるんだけど」――私がそう切り出したのは、閉じ込められたあとだった。
大晦日の夜、司と二人でカウントダウンの人混みに入った。金属バリケードで区切られた規制帯は、群衆整理のため年明けまで出入りを封鎖する。前も後ろも人で、外へ出る導線はない。そこまで確かめてから、私は「お願いがあるんだけど」と切り出した。年が明けるまで、他人のフリをしてほしい、と。彼は驚いた顔をして、それから「合図は?」とだけ聞いた。コートのボタンを一つ留めたら中止。年明けまで六十分。この場所がほかと違うのは、全員が同じ時計を見上げていることだ。スマホの表示、警備員の告知、ビジョンに流れるCM、そして残り十分を切ってから出る時刻表示。周りの誰もが同じ数字を数えているのに、私だけが違う理由で息を詰めている。コートの下は誰にも見えない。見えないから、いくらでも進む。ビジョンが十を数え始めたとき、私はもうまともに立っていられなかった。ゼロと同時に歓声が上がり、私の六十分も終わる。その十五分後に規制が解除され、バリケードが引き開けられて人波が散っていった。散っていく人の流れから外れた路地で、彼が今度は私の名前を呼んで、明けましておめでとう、と言った。
大晦日の夜、司と二人でカウントダウンの人混みに入った。金属バリケードで区切られた規制帯は、群衆整理のため年明けまで出入りを封鎖する。前も後ろも人で、外へ出る導線はない。そこまで確かめてから、私は「お願いがあるんだけど」と切り出した。年が明けるまで、他人のフリをしてほしい、と。彼は驚いた顔をして、それから「合図は?」とだけ聞いた。コートのボタンを一つ留めたら中止。年明けまで六十分。この場所がほかと違うのは、全員が同じ時計を見上げていることだ。スマホの表示、警備員の告知、ビジョンに流れるCM、そして残り十分を切ってから出る時刻表示。周りの誰もが同じ数字を数えているのに、私だけが違う理由で息を詰めている。コートの下は誰にも見えない。見えないから、いくらでも進む。ビジョンが十を数え始めたとき、私はもうまともに立っていられなかった。ゼロと同時に歓声が上がり、私の六十分も終わる。その十五分後に規制が解除され、バリケードが引き開けられて人波が散っていった。散っていく人の流れから外れた路地で、彼が今度は私の名前を呼んで、明けましておめでとう、と言った。
■ジャンル
痴○/中出し/声我慢/焦らし/羞恥/野外/連続絶頂/OL
■登場人物
■九条みなも(くじょう みなも)/26歳――ヒロイン・視点人物。出版社勤務のOL。規制帯が封鎖されたのを確かめてから、自分から切り出した。
■逢坂司(おうさか つかさ)/29歳――みなもの恋人。驚きはしても茶化さず、まず中止の合図(コートのボタンを一つ留める)を確認する。全員成人。
■逢坂司(おうさか つかさ)/29歳――みなもの恋人。驚きはしても茶化さず、まず中止の合図(コートのボタンを一つ留める)を確認する。全員成人。
■ページ数
全56ページ
■ご注意
・本作はR18(成人向け)作品です。18歳未満の方のご購入・閲覧はご遠慮ください。
・本作のサムネイルは、生成AIを使用して制作したものに
一部手作業の調整を加えています。
・登場人物・団体・場所はすべて架空のものであり、
実在のいかなる人物・団体・場所とも関係ありません。
・本作は大晦日のカウントダウン会場を舞台に、交際中の成人同士が合意のうえで行う「他人のフリ」プレイを題材とするフィクションです。現実のいかなる強要・犯罪・迷惑行為も肯定するものではありません。登場する性行為はすべて成人(18歳以上)による合意のうえのものです。
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一部手作業の調整を加えています。
・登場人物・団体・場所はすべて架空のものであり、
実在のいかなる人物・団体・場所とも関係ありません。
・本作は大晦日のカウントダウン会場を舞台に、交際中の成人同士が合意のうえで行う「他人のフリ」プレイを題材とするフィクションです。現実のいかなる強要・犯罪・迷惑行為も肯定するものではありません。登場する性行為はすべて成人(18歳以上)による合意のうえのものです。










