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モニカは第二王子の身に迫った危機を、計算能力と行動力によって退けることができました。
一週間くらい時間が経っているのかなって思った訳です。
そうしたらイザベルが僅か二日と言ったので驚きました。

入ってすぐに色々なことが起こり過ぎです。
モニカの身に危機が迫ったこともありました。
運がいいのか悪いのか、よくわからないなって思いました。

護衛の仕事の方はきちんとやっていました。
この点は褒めてあげたい気分です。

元ヴァイゲル領の人々は、カタリーナのことを慕っているんだなって思いました。
領内にいる人々が顔を見かける度に挨拶してくる程です。
貴族に戻りたいと考えているのも納得できます。

ぼっちについては、仕方がない事情もあるのではないかと。
貴族に戻りたい一心で心を鬼にして頑張ってきたので。

ラストのカタリーナの姿が格好よかったです。
凛々しさがあって美しさもあるからか、つい見入ってしまいました。
主人公は彼女の気持ちに応えないといけません。
頑張ってほしいです。

カタリーナは主人公の提案に賛意を示しつつも、自分だけでは判断しづらいと言いました。
自身に忠誠を誓っている者達(元ヴァイゲル家の者達)と相談して決めるとのこと。

カタリーナの姿から察するに、領民の意志を尊重する領主の雰囲気があります。
主人公が優れた人格者だと感じるのもわかります。

何となくですけど、フラグかなって思ってしまいました。
人格者とは正反対の人物が出てくることを、示唆しているようにも思えるので。
カタリーナのファンクラブが出てくるとか、そういったオチが待っている気もします。

主人公の屋敷には、合計で五人の女性が住んでいます。
4人が婚約者で1人は客人扱いです。

お風呂を利用している時は、使用中の札をドアにかけていると書かれていました。
入浴中プレートに似ているなって思いました。

主人公はその札がかかっていても、中に入ってしまうことが何度かあったようです。
マズイと思いつつも、見るべきものはしっかりと見ているという。
ラブコメみたいになっているのがおかしくて吹きました。

カタリーナがエリーゼに泣きついている所もなかなかでした。
わざとではないと思っているのがかえって面白いです。
責任を取るしかない気がします。

私も結婚相手を探すのが一番手っ取り早いと思います。
貴族と彼女の間に生まれた子供が、爵位と領地を継承できるからです。
私が面白いと感じたのが、その後の結婚相手を探すという展開です。
エルヴィンが変な遊びをする場面が出るなど、笑える展開になっていました。
彼の意外な一面を見られた気もします。

落としどころとして出てきたのはやっぱり主人公でした。
こうなる運命なんだなって思いました。

お互いに利益があると言っていますが、もう好きになっているようにみえます。
あの場面で意気投合できたのが大きいです。

王家の者から転封命令が届いた時は、一度は断るのが古くからの習わしだとか。
それから続けて転封命令が届いた場合、条件がよくなることが多いです。
その時に行動に出れば、面子的に実行しやすくなると書かれていました。
これが貴族社会の社交辞令とのこと。
ヘルムート王国には面倒な風習があるものだなって思いました。

これがヴァイゲル家が改易になった理由でもあるそうです。
ルックナー側が、風習を知りながらやったとみて間違いないでしょう。
やることがせこいなと感じます。

主人公に風習が伝わっていないということは、ヴァイゲル家の失敗が教訓として残っているからかもしれません。
歴史の教科書にも残ってそうな感じがして面白いです。

カタリーナの家は、ルックナー侯爵家の策略によって没落してしまったそうです。
貴族が地位を向上させたいと考えた場合、何らかの功績が必要となります。
その功績を積み重ねるために利用されたのではないかと。
ルックナー侯爵家は、主人公を大ピンチに陥らせたことが何度かありました。
可能性としてはあり得ると思います。

ヴァイゲル家を復興させるなら、主人公にもらってもらうのが一番のような気がします。
主人公はこのままいけば確実に公爵になります。
公爵なら側室を大量に抱えていても問題ないので。

大型地下倉庫に残されていたお宝の話で吹きました。
現代社会で普通に利用されている物だったからです。
魔法で動いている点を除けば、ほぼ同じだと思います。

携帯業界の話も笑えました。
使っている人が殆どになっていることから、顧客獲得の競争が激化しているって感じです。
どこの世界も同じなんだなって思いました。

動力源には化石燃料を使っていないみたいです。
この点は羨ましいなって感じます。

フェリクスがモニカについてこんな風に評価していました。
彼女は第二王子の私に全く興味がない、昔から伝わるサムおじさんの豚の方が魅力的らしい、といった風に。
隣りの座席に座っているイケメンよりも、目の前に書いてある数字の羅列の方が好み、そう語っているようなものです。
面白い評価だなって思いました。

学園内にいる女性の大半は、第二王子の妻の座を狙っています。
その中で無関心が一人でもいれば、かえって目立つものです。
彼の気持ちもわかる気がします。

恋心に発展するかどうかは、今のところ不透明です。
可能性は低いかもしれませんが、ちょっとだけ期待しています。

殿下の重大な秘密を知ったと言い出したモニカ。
何かと思ったら、殿下には肉球があると言い出したのでした。

少し笑ってしまいました。
その通りだとすれば、殿下の正体が猫か犬だったことになるので。
本心から言っているのも面白いです。

王子様による目覚めのキスをもらったのではないかと。
ネロが真面目な態度で忘れるように言っているのも、それを裏付けていました。
知らない方が幸せなことって結構あります。
ネロはそう言いたかった気がします。