詳細を表示しない님의 리뷰 일람

フィオレ村に住む人々は農業を生業としています。
生活必需品を入手する場合は、食料品とか日用品などを扱っている店で買い物するのではないかと。
村で唯一の商店、という扱いになっているかもしれません。
商品の仕入れは、やや離れた位置にある町で行っている気がします。

観光客ならわかるのですが、商人が来るのはちょっと考えられないです。村に住んでいる人が商人を兼ねているはずなので。
更には見慣れない男たちがやって来たと書かれていました。
アルセニオの仕業で確定だと私も思います。

主人公はアルセニオからの婚約の話を断っていました。
弱みに付け込んでおいて、それから最善策があると言ってきたようなものです。
これが最善の選択だなって思いました。

アルセニオが怒っているシーンも興味深いです。
想定外な話を聞いて、心底激怒しているって感じでした。
理知的なタイプが怒ると、普通の人にできないことでも平気でやってしまうってイメージがあります。
何かが起こる前触れのような気がするので、注意してほしいです。

ナイジェルが紫色のカビが発生している箇所がおかしいと言っていました。
穀倉地帯にだけ発生していて、他の地域ではまったく発生していないそうです。
話はそこから更に発展していて、人為的に広げられた可能性があると言及していました。
面白ことになってきたなって思いました。

どれもアルセニオ側にとって都合がいい話だらけです。
農薬という切り札も、カードを出すタイミングとしては最良です。
疑うのも当然だなって感じます。

これは私の勘ですが、アルセニオ側の密偵がこちらの領内に入ってきている気がします。
最近引っ越して来た者とかが怪しいのではないかと。
それらを調べるという展開になってほしいです。

領民のことを考えると、アルセニオの提案は魅力的。
しかし最良の決断かどうかと考えれば、受け入れがたいとしか言いようがない。
と悩んでいるって感じでした。

ナイジェルがストレートな発言をしているのがよかったです。
感情を込めて語っているところとかが特に。
読んでいて感心しました。
と同時に、彼の気持ちが目の前にいる彼女に伝わればいいなって思いました。

アルセニオの狙いも気になるところです。
提案を断ることは既に予想しているはずなので。

アルセニオは紫色のカビに効果がある農薬を持っているそうです。
領内で広まったカビを採取して、それについて研究をした結果なのかもしれません。

彼は自身の婚約者になれば、この農薬を無償で提供すると言ってきました。
領内で進行中のカビを止める方法は、これ以外に存在しない。と語っているようにもみえました。

もし今の状況が更に悪化したとすると、領民のことを思えば農薬を使うしか方法がないです。
それを見越して言っているので、やり方がせこいなって思いました。

もう買うしかないのではないかと。
かなり高額になりそうな気がしますが、それでも婚約よりマシです。

紫色のカビが流行る少し前に、商人が村にやって来たそうです。
商人は数人いて、それぞれ気前よくお金を払って帰ったとか。
カビを持ち込んできた可能性がある、と疑っているって感じでした。
現代社会でも遠くからやって来た人が、未知の病気を運んできたことが結構あります。
主人公の考えは正しいかもしれないなって思いました。

この話が出た直後、アルセニオが主人公に会いたいと言ってやって来ました。
商人の背後に彼がいるってオチなのでしょうか。
タイミングが良すぎるので、どうしてもそんな風に考えてしまいます。

ナイジェルが主人公に、暑さについて語っているシーンがあります。
塩が入った飴を舐めれば熱中症対策になる、と。
蜂蜜とレモンが入った水もその予防になるみたいです。
現代社会の知識とほとんど同じなので感心しました。

騎士達は演習の前に塩飴を舐めているって話です。
熱中症対策の大切さをよくわかっているなって思いました。

どっちが年上なのかわからないのも面白いです。
面倒見が良すぎるって感じがします。
まあ、そこがナイジェルの魅力でもあるのですが。

主人公が衝撃的な発言をしているシーンが面白かったです。
初恋の人はマッケンジー卿だと脳内で語っている所です。
初見の時はちょっと驚きました。
衝撃的過ぎる内容だったので。

肝心のマッケンジー卿の方は、子供達と遊んでいるって感じでした。
彼は子供のことが大好きらしく、腕で持ち上げて遊ばせてあげています。
子煩悩の父親のようにもみえます。
容姿もイケメンなので、主人公が好きになったのもわかると思いました。

ディーンは調査の仕事を担当していて、超が付くほどのエリートらしいです。
主人公が彼について話そうとした時、気まずそうにしていました。
過去に何かがあったようにみえます。

別れて間もない彼女が、新しい男と一緒にいた。
それが観察対象者になっているクーンだったって感じなのかもしれません。
イケメンと親しそうにしていれば、気になるのも当然だなって思いました。

クーンにとってはライバル出現といったところ。
彼より一歩リードしたいと思うのもわかります。
個人的にはクーンの方が好きなので、頑張ってほしいです。

主要な穀倉地帯にも紫色のカビが増えてきたみたいです。
幸いにも広がりきっていなかったので、念入りに刈ることで抑えることができたとのこと。
被害は絶対に広げない、と必死になってやっている感じです。
農業の大変さがわかる話だなって思いました。

カビは温度と湿度、そして必要となる養分が満ち足りることで発生します。
温度と養分はわかるのですが、湿度の点が謎です。
主人公とナイジェルにもわからないみたいです。
専門家に任せるしかないなって感じます。