sip的鑒賞一覽

作品の良さはサンプル画像と動画だけでも十分過ぎると思うので、ゲーム性の事を攻略寄りに書こうと思う。

本作はFF10のCTB(カウントタイムバトル。大まかに言うと選んだコマンドによって動作時間が設定され、その分だけ時間経過すると行動する。防御すれば先制出来ても攻撃すれば後手に回るなどが起きる)とかのシステムになっている。

主人公と敵が同時に攻撃を選択したとして、例えば以下のようになる。

主人公:攻撃:10ターン
敵 :攻撃:15ターン
↓
10ターン経過
↓
主人公:待機時間:0ターン
敵 :待機時間:5ターン
↓
主人公が攻撃を実行、また攻撃を選択
主人公: 攻撃 :10ターン
敵 :待機時間:5ターン
↓
5ターン経過
↓
主人公: 攻撃 :5ターン
敵 :待機時間:0ターン
↓
敵が攻撃を実行(以下同様にループ)

(※敵と同時に待機時間が0となった場合、主人公が先制した上で次の行動も選べる)

ここで重要なのが、序盤はともかく攻略が進むほどに敵は行動選択を後出しする性質がある。上記の例で言うと「主人公が2度目の攻撃を選択中に、敵は攻撃を実行、次の選択肢を選ぶ状態になる」わけだが、この時「主人公が攻撃を選んでいるから、防御を選んで待ち受けよう」といった感じに動いたりする。

なので相手が次に何ターンで行動するかを考慮しながら自分も行動を選択して、行動ターンという数字の帳尻合わせを行いながら戦うRPGに仕上がっている。通じるかはさておき「お互い3まで自由に数えながら交代して、15を数えた方の負け」みたいな遊びの性質がある。これが苦手な人は苦労するかも知れない。

あとはこのゲームにクリティカルや乱数ダメージなどの概念がないので、上振れを期待した運ゲーなどは成立しない。もっと別の言い方をすれば、スキルという手札が数値的に敵を倒せる状態に強化出来ていないと、勝利は不可能となる。倒せない敵が居たらEXPを貯めてスキル強化から始めましょう。

読むのもオカズとして用いるのも、色んな意味で勢いに身を委ねる作品だなと思いました。

作品タイトルで説明されてる通りの内容で、ふたなり絶頂にドハマりしたチョロい魔法少女と、あまりにもドスケベ過ぎる女学生の爛れた性生活を垣間見るような構図で進みます。

ボリューム的には少し足りないような気がするものの、改めて見返してみると「あれ?体感よりページ数多いな」となりまして、最初に書き添えた通り勢いがメチャクチャあるので少なく感じるらしいと気付きました。

作品内容にもある「28ページフルカラーであたまわるい交尾」という響きや、サンプルの雰囲気に興味を抱けるなら770円は無駄にならないと思います。ふたなり怪人さん良い趣味してるわ…。

エロゲとしてもFPSとしても十分すぎる質とボリュームの作品でした。

まずエロの面に関してですが、キャラごとに好感度を兼ねるレベルの経験値が溜まり、規定値に達した時点でイベントが解放。その内容がエロありだった場合に、イベ会話→エロシーン→イベ会話といった具合で進みます。

シチュエーションはイチャイチャが基本形。キャラによってはSっぽかったりMっぽかったりしますが、あまり極端なプレイは無いと思って差し支えないかなと。足舐めとかはありましたが。

ゲーム内容に関しては非常に意欲的です。

FPS部分はもちろん、アイテム収集がプレゼントや施設増築の素材という形で設計されているほか、スキル習得やアイテムの購入に用いるポイントが全て共通なので管理が楽でした。スキルシステム自体も、プレイスタイルに合わせて色々な組み合わせを考える楽しさがあります。

仲間NPCがやたらとあちこち走ってしまったりなど、ままならない部分もありますがご愛敬の範疇です。VeryHardのみのプレイで全ステージ楽しませて頂き、FPSとして十分過ぎるほど熱中しました。体験版込みで、レビュー時16時間ほどのプレイとなります。


また、体験版(容量の関係で、別作品として単体で無料販売されています)が1ステージのみながらゲームの魅力を知るのに十分なクオリティです。特に素材、ポイントが持ち越せるのでプレイが全く無駄になりません。

例えば自分は体験版でたっぷり遊び倒して素材などを貯蓄してしまった事もあり、施設は一瞬で増築し終わってしまいました。アホほど素材が余りました。主人公の経験値は余剰分が繰り越されるので同じく即カンスト、仲間の経験値については繰り越されないようだったので少しずつ上げた形になります。

悩ましい時は体験版、は当たり前ですがこの作品については特にオススメであり、スペック確認の意味でも推奨でしょう。

もはや知る人ぞ知るゲームであり、なんなら動画サイトの類でも共有されまくっている作品なのもあって、今更のレビューではありますが…。

・本編(DLC範囲外)
独特な世界観、いちいち個性的なキャラ。狂気、エロ、グロ、ホラー、メルヘン。そういったものが詰め込まれた上質な「ソウルライク」のRPG。このゲームがリスペクトしているであろうものはソウルシリーズに限らないだろうとか、ソウルっていうかブラッドボーンの方だよなとか置いといて。
回避したり防御したりする「アクションゲーム」としてのシステムやその雰囲気が、かなり良い塩梅でコマンド式のRPGに取り込まれています。取れる戦法の多さ、装備や育成(初期選択の素性とかステータス状況)といったビルドによるプレイフィールの差異。まさにパリィして強敵をハメ殺す人がいれば、状態異常や火炎壺投げで片付ける人もいるソウルシリーズのソレを彷彿とさせます。

・DLC1
この範囲だけで短めの同人ゲー何個分くらいかボリュームがあると感じる重さ。特にDLCのキャラがその範囲内で完結せず、本編中の世界観やキャラと繋がりを見せます。そういった手間の部分も込みで凄まじい作り込み。

・DLC2
特殊なやり込みコンテンツの追加が一番大きな要素。本編中のキャラに対する様々なイベント追加などもバッチリ。このやり込みコンテンツは「育成の加速、効率化」に関わる側面もあり、ある種の「後発のDLCらしさ」を感じました。

・DLC3
ホラー要素の強い地域と、物語の核心に迫る地域のセット。最後のDLC且つ第三弾という段階を踏ませた後のコンテンツなのもあって、キャラ育成あるいは戦闘の仕様に関する知識量や理解・対応力を求められます。

この作品の長所でもあり短所でもあるのは「関連作品(サークルの前作、前々作)をプレイした方が良いこと」です。
特に無印BLACKSOULSのプレイは推奨せざるを得ません。

作品のサムネイルや紹介等通り、アンドロイドの女の子たちを娼婦として働かせるサイバーパンクなノリのSLGです。

ゲームシステムは「L〇botomy Corporation」に似たものを感じます。
娼婦に対して暴力を働く客や、武力行使で潰しに来る同業者などに対応できるように警備要員を配置する部分などが特に該当します。
普段使いを考慮すると全ての階に警備室を置きたくなる、だけど序盤からそうするわけにはいかない資産繰りのケースが多い、など取捨選択や効率の良い施設配置を考えるのがSLGとして純粋に楽しいです。

作品の空気としては「ドールズフ〇ントライン」なんかが印象として近い。
アンドロイドという立場である為に権利的なモノや感覚的な事に関し、人間との差異がちょくちょくあれども、ほとんど人間の女の子と変わらない彼女たちのちょっとした日常エピソードが良い味出してます。

また、UIは色々と見やすく効率化されており、例えば画面右上には時間ごとの収入に関する縦棒グラフや、その日の来客数に売り上げなど表示され、リアルタイムに更新されるのが体感として分かりやすい。不要だと思えばワンクリックで非表示(折り畳み)も出来るので、操作面でも楽。

基本的に操作はマウスとキーボードです。
ゲームパッド操作は恐らく非対応でしょう。
ただしキーボードはショートカット操作や一部便利機能な意味合いが大きく、基本の操作に関してはマウスオンリーでも完結させられるようです。

とにかく作品全体を通しての雰囲気がツボでした。
アンドロイドの美少女、娼館経営、退廃的な空気、サイバーパンク。
この辺りに何かしらピンとくるものがあればメチャクチャおすすめです。

ダンジョンと娼婦(同サークル様による前作)プレイ済み。
そちらとの簡単な比較を交えつつのレビューとなります。

まず前作に於いては比較的、マップ内をうろつくRPGっぽさがありました。
簡単に言えば同じ位置で起こる戦闘などのイベントを繰り返し経験可能だったりする点などが、ここでいうRPGっぽさに当たります。

今作はどちらかというと一本道な気質になっており、イメージ的には1段階目のマップ、2段階目のマップ…といった具合に段階が存在し、基本として段階が進むと前のマップには戻れません。

また、何度も発生するイベントはそのマップに関する汎用的な説明などであり、アイテムやステータスに関係するようなイベントは一度発生するとその後は発生しなくなります。

前作は一回ごとのデータ(キャラ)にある程度の重みがありましたが、今作はレビュータイトルにも書きました通り、周回して様々な「結末」を目撃するのが主目的のようです。

RPG的な「キャラを歩ませ、冒険や経験によって育て上げ、更なる冒険をする」というイメージよりも、どちらかというと「必要になるアイテム等を収集し、必要な手段を講じてエンディングに辿り着く」といった脱出ゲームやパズルゲーム系の味わいかなと感じました。

イラストや雰囲気については前作をご存じで好みだったなら、同様に好ましいかと思います。
具体的には「事実を淡々と描写する語り部口調の文章」「あくまで娼婦を相手取った行為」といった部分でしょうか。

ただしネタバレにならない範疇で言うならば、前作と比較して今作主人公は一部分でヒロイックです。単に娼婦相手で楽しんで、まあいい思い出になったな。と立ち去る「終始一貫して流浪の中堅冒険者」という展開でないケースもあります。


客観的に見て、値段に見合うかどうかは中々シビアに感じるラインかなと思います。個人的には前作既プレイなど相まって楽しませて頂きました。

このゲームには以下の機能があります。

・UIオフ
ボタンや快感量など表示のオフ。女の子(とエロ擬音等の設定した付加要素)だけ表示可能。
・背景透過
いわゆる「ウィンドウ」を非表示にして女の子だけを画面上に表示可能。
・常に前面
他のウィンドウを選択しても、文字通り常に前面表示を強制。


これがどういう事かと申しますと例えばですが。

「エロい女の子がぐちょぐちょされる光景を画面の右下に配置しながら、Excelの編集作業が出来る」
「ゲームしてても動画サイト覗いてても、常に画面上のどこかで女の子がエロい事されてる」

…といった具合ですね。


特におすすめなのがデスクトップ上に大きく背景透過で表示させた状態。いつものPC、いつものデスクトップ画面で女の子がねちねち愛でられる光景は非日常感が凄まじい。勿論背景をそれっぽいものにする遊び方もあるでしょう。

この背景透過機能というのは、ありそうで滅多にない。
具体的には「透過部分はPCの通常操作が出来るが、透過されてない女の子の身体部分等はゲームのウィンドウとして扱われている」わけです。
極端な事を言えば、引き抜いたディルドがフォルダアイコンに被るとクリック出来なくなって、ぶち込んでどかした後はクリック出来る、と。

PCには「しめじ」なんかのように、デスクトップ上にキャラを配置して動くさまを楽しむソフトがあったりしますが、そういう系の楽しみが可能です。
いや、ホントに…いつも通りのデスクトップ上に背景透過で女の子表示した時の、謎のわくわく感を味わって頂きたい…色んな方々に…。2次元と3次元を曖昧にさせるパワーがありますね…(?)

クッソどうでもいい余談ですが、個人的にはポルチオ責めっぽくディルドを突っ込んだまま執拗にぐぢゅぐぢゅと上下させるのが好きです(声がデカい)(早口)

ストーリーを詳細に掘り下げる事はしていませんが、一部演出について記載するなどしておりますのでお気をつけ下さい。


このゲームは前後編の体裁を取っています。

前編では悪役としての主人公が前面に押し出され、エロもレイプが基本。ストーリーの性質としては「出題編」といった具合です。
同時に、どんなシステムのゲームで、どんなキャラがいてどんなマップがあるか…などを自然に把握させてくれる親切な設計だと感じました。

後編では逆に、王道で主人公然としたストーリーによって進行し、「回答編」であると共に色々な展開を迎える事になります。
メタな事を言うと、前編では悪役であったが為に成立しなかった和姦などを楽しむルートでしょう。ただし戦闘での敗北をきっかけとして、女の子がひどい目に遭う流れもあります。言い換えると、前編で主人公がやった事を、後編では主人公がやれないので、敵キャラがやってくる感じですね。

また、タイトルにも掲げた雰囲気作りや演出の丁寧さが好ましく感じました。
前後編の両方で用いられる主人公の拠点には、復讐対象である女の子の情報を賞金首の張り紙っぽいノリで貼り付けていますが、戦闘をするなど一定のタイミングで様々な情報が書き込まれてゆきます。
更に、色々あって主人公がソレを引きちぎった際、確認しようとすると千切れたままになっていたり…細々とした演出に楽しませて頂きました。

エロに関してもアニメーションでの表現が好みでした。
昨今よくあるLive2Dなどを始めとしたアニメーション制作ツールの絡むイラストの動きは、とにかく過剰に動かすタイプもありますが、エロに必要な部分を、エロくさせる為の分だけ動かしているという印象です。
エロアニメについては倍速(という名のエロに関する数値の倍化処理)機能もあり、テンポも損ないませんでした。

とりあえず体験版やると良いですよ(テンプレ発言)

結構TPSとして遊べます。
ただし、結構遊べるが故にすごく不満が出やすく思いました。
あとバグも多めです。「おま環」かも知れませんが。

バグや不具合についてはレビューで具体的に書く事でもないだろう、という事で割愛し、仕様と思しき部分についての言及とします。

主人公はメチャクチャ転びます、油断するとすぐ転びます。
そして転倒中は基本的に無力です。
立ち上がり、操作受け付けが再開されるまでボコボコです。
ステージが進むにつれてコレが死因となります。

武器は種類ごとにD～AAまでランクがあるようで、マップクリア時に抽選されているようでした。

大量の敵をサザエさんのEDみたいに連れ回しながら処理するのが基本のようですが、敵の足が速く、単体攻撃の武器が基本でちょっとつらいです。

爆発物など範囲攻撃の類は、ほぼありません。
少なくともラストステージまで進め、まだ一種類しか目撃していません。
近接攻撃は一応範囲攻撃ですが、使いにくい。


エロについてもやや不満が勝ります。
キャラグラは個人的に好みですし、クオリティも高く素敵です。
尚、負けたら犯されるとかは無いようで、多分和姦オンリー?

アダルトイベントは会話部分が自動で進行して(スキップ不可?)、行為のシーンが例えばピストン弱・ピストン強みたいに2段階あったのち、フィニッシュシーンでまた会話部分となる構造をしています。
ただしこの行為中、ループアニメ部分での視点がおよそ設定されている2・3個から選ぶ形式であり、そしてその視点が正直物足りませんでした。

フリーカメラ式か、或いはもう2・3個の視点が追加で欲しいなぁ…という気持ち。

また中出しした後に抜くシーンも結構ありますが、見た限り溢れ精液などの描写はありませんでした。人によっては物足りないかも知れません。

と、色々書きましたが、かなり楽しませて頂きました。

サンプル画像の三枚目、右下にいる茶髪の女の子が見えますか?
見えましたね?私はこの一枚絵がドチャシコ(やや死語)でした。
表情とか肉感とかが、ことごとくブッ刺さりました。

かわいそうなのは抜けない党員ではありますが、それはそれとしてシチュエーションもとても良く、かわいそうで興奮(矛盾)しました。
イベントCGの絵柄、特に肉感の表現が好ましいと感じられる人であれば是非買ってみて頂きたい作品です。

ゲームとしてのレビューは「RPG苦手でアクション得意」みたいな典型的頭使うの苦手人間なので、言及しにくいところです。
敢えていうなら、そんな人間でも閃きとごり押しで最高難易度をクリアできる構造にはなっていました。
当然ですが、あんまりにも無計画にアイテムを浪費したりすれば地獄を見るので、似たようなタイプの方は素直に難易度を下げるか、セーブをこまめに分けるかをオススメ致します。
更に、難易度とはまた別に縛りモード的なのがありますが、そちらをやる時はちゃんと頭を使って下さい。無理です。