退会さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 117位 | (役に立った数:86件) |
---|---|---|
投稿数ランキング | 64位 | (総レビュー数:145件) |
この話の面白い所はやはりキャラクターそれぞれの性格の差ですね。それだけ上手く描き分けられているという事だと思いますが、「謎の饅頭」についてそれぞれどのように考えるかの違いが注目ポイントだと思います。
個人的には”饅頭のお友達”すらだいぶふわっとした捉え方をしているように感じるのですが、そのよく分からん「饅頭」に対してみんなが色々考えます。
作中では思惑のあるハムマンが目立っているとはいえ、問題の饅頭に対してそれぞれマイペースに考えているあたりのギャップがまたコミカルで可笑しいところです。
それから、この作品はもしかすると読んでいるうちに例のひよこの形のお菓子が食べたくなってくるかもしれません…
|
海外のデベロッパーによる英語作品ですが、ゲームとしてはなかなかいいと思います。キャラクターも可愛らしく、さりげなく北欧神話にちなんだモチーフがあったりするのも面白いと感じました。
ストーリーとしてはダンジョンに入り、悪い魔女の姉妹を倒しに行くというもので、適宜ダンジョンと村を行き来して補給や回復をしながら進んでいく形です。
操作性もこのあたりのRPGをやり慣れていればほとんど問題なくできてしまうと思います。
海外作品なので英語が全く分からないと楽しめないと思いますが、そこまで難しくもないはずなので、軽い英語の学習として進めてみるのもいいように感じます。
|
2018年09月30日
確かにこの作品、1980年代くらいに作られたB級ホラー映画っぽい感じがバリバリです。
あの頃のホラー映画によくあった「見せたい所だけ見せる感じ」というのか、エログロナンセンス的な表現や展開なので、そのくらいのホラー映画が好きならちょっとニヤリとしてしまうようなテイストに違いありません。
物語の楽しみ方としてもあの当時の映画と同じく、そう深く考えずに見せられる表現を楽しんでいくような作品かと思います。
|
いつも眼鏡っ娘ばかりフィーチャーされている機関誌の最新号ですが、今回は何と言ってもイラストの多さがポイントですね。延べ人数で80以上の眼鏡っ娘が見られる上に、水着イラストも多いのでなかなかお得な一冊だと思います。キャラクターがかけている眼鏡の種類も多く、これだけ眼鏡イラストを集めた作品は他にはそうそうないはずです。
そして今回特に面白いのは普段眼鏡をかけていないアイドルキャラに眼鏡をかけさせている企画で、改めて眼鏡っ娘の良さとか、眼鏡が見た目を損なうアイテムではない事がよく分かります。個人的には”たまに眼鏡をかける/外す”のギャップもまたいいと思っているのでこの企画は是非継続してもらいたい所です…
無条件に「今アニメ化してもらいたい漫画は?」と言われたら個人的にこの月輪探偵シリーズを挙げたいと思います。登場人物や風景、アイテムに至るまでこの独特のレトロ的テイストの世界観がとてもいいと感じます。かといって、単に昔っぽいというだけでなく、こことはまた別の世界のようでもあり不思議に面白いシリーズですね。
今回の事件もまた昔の怪奇ドラマに出て来るような怪しげな怪人が登場するのですが、それが怖いようでもありユーモラスなようでもあって面白い所です。そして思わず「!」となる落ちの部分まで楽しめた作品でした。
Moonshiner (月明かりの下で動く人) と言えば英語で密造酒業者になってしまいますが、月明かりの中で人目を忍び、特殊な道具を使っていたりするあたりでは月輪探偵団もちょっと似ているような気がします。
それはさておき、今回の事件では探偵団とはまた別の変わった人物や、探偵たちの素性も少し出てきているのでシリーズ全体に奥行きが出てきたように感じました。いつもの月絡みの事件はもちろん、最後のオチもなかなか面白いですね。
|
シャープペンシル、消しゴムに続いて今回はボールペン、しかも灰色のボールペンに限って紹介されている作品です。
市販されている6種類の灰色ボールペンを実際に使われた上で使いやすさや色の出具合、デザインなどの点で細かく評価されているのでこういったボールペンに興味がある方ならきっと参考になると思います。
ところで、個人的には普段、黒、赤、青のボールペンは使いますが、灰色なんて使いませんしそんなカラーがあったことすら知りませんでした。文房具もなかなか奥が深いという所ですが、作者の方がその灰色のボールペンをどういった事に使われているのかにも興味がわきました。
世に出回っている怪奇譚の中には「子供の頃に不思議な体験をした」系統の話もよく見かけますが、この話もそれに類するものと思います。
感覚や知識が大人と違っているせいもあって、子供の体験する怪異の正体はただそう見えただけの事なのかもしれません。しかしここはどうやら曰くのある土地。日常のすぐ隣のある不思議を子供が偶然見てしまった、と思った方がずっと面白いわけで、二人が守ってきた約束もちょっとユーモラスで面白いと思いました。
2018年09月13日
人間の認識というのは意外と適当で、しかも微妙なバランスの上に成り立っているそうです。なのでちょっとした事でおかしくなったりもするわけなのですが、そこら辺に怪異とか普段見えない何かが隠れている可能性もありそうな気もします。
この話はそんな事を思わせる内容で、ある種の超次元的なラブストーリーと言えるように感じます。そして認識には無意識の認識というものもあって、そこで見えるものには特別な何かがあるのかもしれませんね…
本当にこの作者の方は不思議な話を描くのがお得意ですね。
ちょうど、ゲーム機のソフトを入れ替えるみたいに人間の魂というものもハードに対するソフトなのかもしれません。そしてそれを入れ替えるといろいろ違った事になるのだろう…という妄想も捗るストーリーでした。
そしてチョロチョロ登場する坊主がどこかの影法師みたいな所もメタ的なネタに思えて面白かったです。