New Reviews

飼い猫が人化しちゃう音声作品。ワンコインレベルという破格のお安さ故にボリュームは短めですが、しっかりとやりたいことはやりきっていますので確かな満足感があります。とにかく癒しに特化した内容となっており、べホ〇とはいきませんがべホイ〇ぐらいなら凌駕するのでは?というほどのヒーリング効果があります。過剰摂取するとヤバいかもしれないレベルですので、ボリュームはこれぐらいでいいのかもしれませんね。でも、やっぱりもっと聴きたいと思う私は罪なのでしょうか?

まず本編だけでも10時間以上にもなるボリュームが素晴らしいです。多彩なASMRをゆっくりと時間をかけて愉しめます。そこにこりすさん演じる先輩のかわいさが加わることで最高の作品に仕上がっています。本編を聴き終わってもリピート再生用トラックや～のみトラックもたっぷり愉しめるこの上なく贅沢なラインナップとなっています。
貴方も耳かき部に入部して先輩との素敵な青春を味わいましょう……。

上田麗奈さん演じる新作ASMR作品という事で、見かけた瞬間即購入でした。

多くの人に、あの時にああすれば良かった、こうすれば良かった、などの後悔があると思います。
この作品の、男性やヒロインには、それがありました。

男性はとある神社に辿り着き、過去を追体験し、現実ではないながらも過去の追体験ではヒロインに親身に寄り添い、一緒に過ごし僅かばかりでもヒロインと良い時間を送れたと思います。

またヒロインも後悔していました。ヒロインもまた神社に辿り着きました。ヒロインは過去に男の子(男性)の気持ちに気付かないフリをして傷つけた、と。
しかし後悔は後悔として背負って生きていく決意をしていたが、そこで神社の巫女から男性が追体験していた事を聴き、あの時は後悔したけど今度は後悔したくない、男性に会って話したいと前向きに、思う事が出来た。

そして男性とヒロインは再開し、また関係を築き始める事となる。

最初の方は、追体験…という事は変則的だけど、甘々なおねショタ作品かなと思っていたら、普通に感動的な作品で良い意味で裏切られました!最高でした!

声の出し方が「これぞ上田麗奈!」って感じでとても良い。
めちゃくちゃお姉さん感があって癒される。
上田麗奈さんの出演しているASMR作品は他にも購入しているがこれが1番のお気に入り。
ASMR作品なのにセリフの内容もしっかりしており、とても良かった。SEありとSEなしが選べて、SEありの方では虫の声で夏感を感じれたりもする。声をしっかり聴きたい時にはSEなしを選べるのはありがたい点。

うえしゃまのASMR作品は過去にも何作か購入していますが、これは一つの到達点かも知れません。

トラックが進むにつれ小夏の内面が表に出てきますが、うえしゃまの演技も迫真さが増して熱を帯びてくるのが素晴らしすぎます。
もともと演技派の”役者”上田麗奈という唯一無二の声優さんですが、この作品ではそれが十二分に堪能できます。

単にASMRというだけでなく、とてもストーリー性の高いシナリオなので感情移入の度合いが半端なく、最後はもう完全に泣いていました。

ここまでのクオリティの作品を世に出してくださったことに感謝。

とにかく音にこだわり抜いたASMRということで、
本当に心地良い音がずっと続きます。

また、ご本人様の声もそんな音を大事にということで、
適度な頻度になっており、声が苦手という方にもオススメ。
(逆にファンからすればもう少しかのんちゃんの声聞きたい!)

珍しい音としては何と言ってもタッピング!
一流のベーシストが奏でるタッピングのサウンドは
一聴の価値アリです!

是非とも続編を希望します!!

あなたが大切にしている骨伝導イヤホンが、ある朝イヤホンの精ルミとしてあなたの前に美少女の姿で現れます。

あなたへ恩返しをしに来たという彼女は最初から好感度が振り切れていて、あなたが望むならどんなことでも…状態。そこからR18展開への分岐点が何度も見え隠れするストーリーでしたが(この作品全年齢だったよね?と思わず再確認してしまいました)、そこで安易に手を出してしまわないあなただからこそ、ルミが顕現したのかなという気がしました。

ルミはイヤホンの時の経験を持っているので、あなたの趣味嗜好を知り尽くしています。その上であなたの好きそうなことを積極的にしてくれます。そして明るくて性格も良くてすごくかわいい。控えめに言って最高ですね。

どのパートもおススメですが、私はくすぐりっこが気に入りました。くすぐられるのも、反撃でくすぐり返すのもやり過ぎない絶妙なバランスが保たれているのが良かったです。

擬人化したイヤホンのルミとのあまあまな1日をあなたもぜひ体験してみて下さい!

梵天やスライムといった癒し系のASMRではよく出るものですが、一味違う。両耳で、ぞわぞわしながらも声が聞こえるのです。その声も抑揚のない声で、変に激しかったりしないのでリラックスができます。
癒しが欲しいというのなら、値段で考えればかなりのコストパフォーマンスであると考えられます。
暫くは寝る前にこの音声を使いそうです

当初予想してたのとは大分違って面食らったけどこれはこれで良かった!!というのが聴き終わった時の感想。

大分違ったというのは、上田麗奈さんのasmr!?といいざっとページを流し見(ちゃんと読みましょう)で速攻購入したからただの甘甘asmrと思っていたからであって、(いや上田麗奈さんのasmrはただの甘甘asmrではなくて、ド級のasmrなんですが)実際はドラマCD的な立ち位置が一番近い感じ。

作品の構成として物語がしっかりとあるのと、ちょっと辛い箇所もあったりするので、単純なASMRものだと思って買うと、なんかこれ思ってたのと... となると思います。
ただそこのパートは流石の上田麗奈さんで凄く聴き入ってしまいました。
それを承知なら十二分に甘やかし甘やかされること請け合いです。お姉さんなんだから甘やかさなきゃって思いながらも、実は甘えたいお姉さん...お姉さん感ありながら、ちょっと抜けていて、それでいて束縛感強そうなヤバ系なのも上田麗奈さんの声と演技が相まって無限に良い。良いですよね...
本当に代え難い良い時間だった。

彼女の話す言葉は創作物の所謂メスガキやツンデレのテンプレートそのものであり、声の可愛らしさも含めてまるでこれから初々しい恋愛が始まるのではないか?というような妄想のような出だしから、少しずつ思いがけなく心を折るような、しかし夢中であるならばまた仕方ないようなすれ違いがどうしようもない溝を二人の間に作ってしまいます。その丁寧な破滅が私の心を締め付けて、これから来るであろう悲劇に対する期待を大変膨らませずにはいられなくなりました。
そうして考えもしなかった最悪な結末が彼女を襲った時の、その信じられなさや恐ろしさ、罪深さを聞くと同時に体感するこちら側の気持ち良さ、気味悪さ、やるせなさは筆舌に尽くしがたいものがあります。あの情緒の安定しない、独り言の止まらない、期待や不安が幾重にも入り雑じる訪問時の思考の変遷は実に興味を掻き立てられ、

(この子の頭の夢の中にはどんな未来があるだろう、それが叶わないとき何を思うだろう)
(いつ死体を見つけるだろう、その時どんな反応をするだろう)

など死者の私は現実味なく、夢見心地で空恐ろしいその一刹那をドキドキと待っていました。
遂に訪れたその時の生々しさは直前までのお話のような世界から突然現実に突き落とされたような衝撃があり、それでいて死んでいる私は夢の中のまま、そのギャップがまた堪りません。脳は熱を持ち、しかし体は冷めている。私はここにいて、ああ!しかしここには彼女しかいない!既に、全て終わってしまったのだ、その行き場のない感情の、どうしようもない悲しみの、なんと気持ちいいことでしょう。なんと心苦しいことでしょう。愛おしい!抱き締めたい!ああしかし、なにも叶わない!見ているだけの、その美しさをこれ程鮮烈に表してくださるのは本当にありがたいです。
しかし最後に少しだけ不満を言うならば2点、救急の電話と扉の前の付箋は嘘っぽいかなと思ってしまいました。