新訳 淫妖蟲 白猫本舗編＆月白姉妹編

●萩尾 杏依
退魔師の本部にスカウトされ、田舎から出てきた退魔師姉妹の姉。
強がりで気が強いがどこか抜けている。
身体に親から受け継いだ高い霊力を持つ宝珠を宿している。
その力で幾つもの退魔業をこなしていた。
電撃の攻撃術式を使う。
とても胸が大きい。
妹には頭が上がらない。

●萩尾 杏紀
姉と同じく、身体に宝珠を宿す退魔師。
幼い顔立ちに似合わずしっかり者。
明るく真面目、少しいい加減な所がある姉をいつも叱っている。
でも時々天然な一面も。
強力な結界の術式を操る。
姉のことを誰よりも大切に思っていて、常に身を挺して姉を守ろうとする。

●神庭 空
アイドルと変身魔法少女に憧れている猫又のハーフ。
ずーっと半妖である事を隠していたが、白猫支店が所有する芸能プロダクションのアイドル募集に応募したら退魔師としてスカウトされる。
アイドルもする事を条件に退魔師になる。
女児向けアニメマニアでいつもその妄想をしている。
退魔師としては初心者だが、秘めた実力がある事を京子やリュンが見抜いている。
やや下半身が太いことを気にしている。
鈴子との相性は最悪。

●九重 鈴子
退魔屋本舗白猫支店のメンバー。
九重京子の娘で九尾の狐の力を持つ妖魔とのクオーター。
自信家で実力もあるがやや暗い。
性格の幼さのせいでまだ退魔師としては未熟。
母親の事を尊敬し敬愛している。
胸が小さい事が何よりのコンプレックス。

●九重 京子
鈴子の母親にして退魔屋本舗白猫支店の看板退魔師。
九尾の狐の半妖。
ベテラン退魔師で年齢不詳。
かつて旧黒猫支店のメンバーだった。
退魔銃を操り一人で攻撃も防御もこなすオールランダー。
明るくてセクシーな美人だが、やや下品なシモネタを好み細かいことは気にしない大雑把な性格な残念美人。
現場で力を発揮し力技で押さえ込むタイプ。
綿密な作戦や協力する戦い方が苦手。
それゆえミスが多く、いつも始末書を書かされている。

●桐島 香織
白猫支店の古株で、元々は京子とペアを組んでいた。
とても謎が多く、リュンも京子もその素性を詳しくは知らない。
いつもニッコリおっとりとして上品だが、よく見ると目が笑っていない。
かなりの巨乳。

●リュン
白猫支店の所長。
かつては『夜』と共に行動していた。
腐れ縁で恋人だった事もあるが、現在は女にだらしない『夜』に愛想を尽かして離別。
経営の能力が高く、退魔屋本舗の支店ではトップクラスの売上を誇る。
化け猫と言われる事もあるが、その実態はかなりの大妖怪。
守銭奴な一面がある。

●月白 菊花
月白姉妹の姉。
数百年前、冥王鬼と名乗る鬼に両親を殺され、不死の呪いを受けた双子の巫女。
数百年の間地獄のような生活を送り、死ねないことの残酷さを思い知る。
冥王鬼を倒すこと、両親の仇を討つ事の為だけに姉妹で生きてきた。
妹を溺愛している。
悲惨な人生の割に性格は明るくおしゃべり。
よく冗談を言ったりふざけたりしているが、その裏で冷静な面を持つ頭脳派。
やっと、冥王鬼の手掛かりを掴んだ筈だったが……。

●月白 桜花
月白姉妹の妹。
姉と共に数百年を生きる不死の巫女。
姉とは真逆で、基本無口で無表情。
何を考えているのか分からない所があり、羞恥心も低い。
でも実は愛情が深く誰にでも優しい。
姉の事は好きだが、おふざけが過ぎるとお仕置きをする。
動物が好き。

●影山
かつて菊花を監禁し恥辱の限りを尽くした財閥の老人がいた事があり、その老人に仕えていた執事。
菊花を助けに来た桜花に一目惚れ。
そこで月白姉妹と出会い、二人に仕えることに。
身寄りの無い貧しい幼少時代を過ごしている。
優秀な執事で知識だけでなく格闘術もたしなんでいる。
月白姉妹と行動し幾度も命を落としかけているが、二人の元を離れる気はない。
その身体にはその時に刻まれた無数の致命傷に近い傷がある。