白面神官さんのレビュー一覧

前回思いついたアイディアを実行するには新しいドラゴンが必要と判断した主人公は、再び店へ足を運びます。

以前訳アリ品を買った関係で店主からはクレーマーの類だと疑われかけますが、無事に誤解は解けて、その上早速お姫様からの贈り物が懐のさびしい主人公の役に立ってくれました。

王族との繋がりというのは千金に勝る価値を持つものだと実感させられます。

無事プレゼントを購入でき、ドラゴンもご満悦・・・という内容でございます。

他の方のレビューにもあります通り、全財産をあっさり吐き出してまで己の主義を貫き通す姿は『立派』の二文字につきます。

帰り道、寝落ちしかかっているドラゴンを先に家に帰した主人公は何やら妙案を思いついたそうでございます。

実に先が気になるところで終わっております。

ドラゴンへのプレゼントを買いに雑貨屋へ訪れた主人公はそこで知り合いの同業者と再会します。

元の職場へ戻れるよう口をきいてくれるとのことでございましたが、主人公はあっさりとこれを拒否。
あまり仲がいいようにも見えませんでしたから当然ではあります。

かくしてひと悶着あったものの、商品の物色に移ることに。
するとドラゴンはある品に飛びつき、すっかりそれにご執心に。

かくしてお姫様を見事救った主人公は報酬に加えて、お姫様のコネと手形代わりとでも言うべきハンカチを手に入れた主人公。
報酬額は大人の男性の一か月分の稼ぎに相当する額だそうです。

ホクホク顔の主人公は早速ドラゴンにプレゼントを買い与えようとしますが、予想以上に稼げたので当初よりもさらにグレードアップしたプレゼントを与える運びに。

かくして離宮(実質的には破天荒な王女様のための隔離施設だそうでございます)で始まった二人暮らし。

他の方も仰っている通り、王女様がお姫様抱っこをするシーンがございますが、このようなシチュエーションはめったに見ることはできないと思います。

今回王女様の専属侍女が登場しますが、彼女はすっかり王女様の扱いを心得ているようでその対応が見ていて面白いです。

王女様の提案に対する返事はひとまず保留ということになりましたが、二人はのヒロインは王宮の離れで暮らすことになりました。

紆余曲折を経て、名前呼ぶようになったヒロイン二人をよそに二人の父親は何やら密談を・・・

その具体的な内容は今はぼかされていますが、王女様が泣いて嫌がるという一文で大体のことは察せられますね。

さてさてどうなりますやら。

生クリーム付きのパンケーキを堪能し、ヒロインの父の話で盛り上がるという穏やかながらも微笑ましい話でございます。

前者につきましては、短いテキストながらも実に食欲をそそられました。

この世界では一週間以内であれば、失われた腕や足の再生が可能という説明がさらっとなされております。
なぜかクーリングオフという言葉を思い出しました。

そしてもう会わないだろうと思っていた人物との、あまりにも早い再開の時が訪れるのでした。

洋服を選び終えてひと段落・・・と思いきや今度は化粧品店は連行されるヒロイン。

化粧の知識や技術の薄いヒロインでございましたが、どうも魔道具製作過程と重ねる部分があったらしく教わった方法を体得し、しかもまんざらでもなさそうです。

ちなみに本作の世界ではスライムを化粧品の材料にすることがあるようです。
肌の保湿とかには良さそうだと思いました。

ヒロインが服屋に連れ込まれ、下着のサイズで怒られる羽目になりました。

彼女の言によると、あまり体重が変わっていないから試着せずに同じサイズのものを着用していただけのようでございますが、この発言が更に店員の逆鱗に触れる羽目に。

おまけに大量の服の試着を強要され、半ば着せ替え人形にされる始末。

一応、意味のある行為だという説明はありますが、ある意味元婚約者の仕打ち以上の辛い思いをさせられたと同乗しました。

商業ギルドを作ったらという話が持ち上がったと思ったら、あれよあれよという間に条件達成・・・というエピソードでございます。

ギルド設立にはいろいろ細かい条件があったのでございますが、周りの協力によって上記の通りあっさりクリアしてしまいます。

あまりの話の速さにヒロインも一度はためらいますが、高価で貴重な素材が手に入るということで結局承諾。

本作はこういう制度関係の設定が細かくされているようで、新鮮でございます。