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Party_III「聖騎士・踊り子・銃士」は、PartyシリーズのRPG職業系作品ナンバリング通算3作目の素材集です。
本作のPRポイントの第一点としては、騎士の相棒となる騎獣が入っていることでしょう。騎士っていうからには何かに騎乗していることが多いと思うんですが、同じ素材集に入っていることは少ないんですよね。本作では馬などの現実よりではなく、ファンタジー系の夢に振り切って竜と鳥を採用しています。
第二点としては、過去作と色を揃えつつ差別化している点ですね。聖騎士と銃士がPartyの第一作の僧侶系、剣士系と似た色遣いながら配色・髪色などで区別してあるので同じ系統組織としても使えるし別としても扱えます。
第3点として、踊り子の立ち絵はこれまでのナンバリング系(RPG戦闘職業系)からは雰囲気変わって、いわゆるエキゾチック系な作風で毛色が変わっています。私服側は雰囲気揃えてあるので、日常系・オフの描写で並べる分にも困らないかと思います。
「マニアックサウンドコレクション妖 あやかし」は、ayato sound create様から販売されている音楽素材集です。
この作品の使いやすいところは、楽曲名の頭部分に「battle」、「event」、「spot」と、用途別に書いてあるところ、拡張子4種類と、oggのループ音源が用意されているところですね。利便性抜群ですよ!
和風戦闘曲は、意外とほしいけど見つからないような系統の楽曲もあり、マニアックサウンドと銘打たれているだけのことはございますね!同サークルから出されている「マニアックサウンドコレクション祀神」も購入すれば、もう和風戦闘曲音源は無敵ですね。場所やイベントのBGMも同様です。
それだけでも素晴らしいのですが、何とこちらの素材集には他にも工夫があります。それはeventとspotの楽曲の一つである伝承と名前がついている2曲で、ラストバトルからエンディング的な流れ(あるいは成仏とかそういう決定的で感動的場面)にきれいにつながるんですね。
そして英語名が楽曲についている点もいいですね。将来的に作品を多言語展開するときにも日本語載せられない時に翻訳も困らないわけですよ。これは完璧だ。
この物語は傑作です。
巨人のドゥムバは、空を飛ぶことに憧れています。鉄より重い体の巨人が、空を飛ぶことに憧れている。おかしいでしょうか?私たち人間も長らく空を飛ぶことに憧れていました。だから、ドゥムバが空を飛びたいと思うことは、笑うべきことではないのです。しかし、ドゥムバはその手段として、羽を集めて翼を作ろうと思い立つのでした。ドゥムバにはそのくらいのことしか思いつかないのです。そういう意味ではドゥムバは愚かな巨人やもしれません。
さて、鉄より重い巨人のドゥムバは、羽を集めてどうするのでしょうか。自分を飛ばすのか、空を飛ぶことをあきらめるのか、別の形の夢を叶えるのか。ドゥムバの翼の願いの行方をぜひ読んでみてください。
この製品の金額を見て、BGS・SEにこれだけの投資をするべきかということに正直迷われた方も多いかと思います。しかし、ホラーにおいては殊更、恐怖を感じさせるためには真実味が必要です。従って音にこだわって投資することは大事かと思います。
その点、TK.Projectsさんは、多くの実績もある方のようで、しっかりとした機材を用いて作品を送り出しており、信頼できる品質が担保されています。私がここまで言い切ることができる理由は、この製品は購入前に中身をかなり試聴できるからです。作品に絶対の自信がないとこのようなことはできません。試聴ページはこの製品の説明欄にリンクされていますので、聞いてみてください。
個人的な製品の収録内容に対する批評としては、まず無機物の音に関しては完璧だと思います。木製のはしごや階段を上るときの音であろう「Hanging」など、妥協したくない音がしっかり収録されているので、まず物足りないと思うことはないです。
対してゾンビやゴースト、精霊の鳴き声と題されている音声に関しては、自分の表現に合わないと感じた場合は無理に使わないことも選択であろうと思います。例えばゾンビと言っても、生物災害の結果の変異体ゾンビとブードゥー教的な儀式による呪術的ゾンビ、リビングデッド的なオカルト魔物ゾンビの出す鳴き声のイメージは大きく異なってきますし、幽霊と言っても悲嘆に暮れる地縛霊と憎しみを叫ぶ怨霊の叫びは質的に全く異なるものです。音による表現というのは自分が納得できるものを自分が納得して使うことが本質であろうと私は考えます。もしこの素材集の収録している鳴き声の素材が自分のイメージする情景に合致したなら、迫真の場面描写が可能になることでしょう。
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この素材集は確かに32種+色差分29体の計61体の素材集・・・だが。
まず、原寸大データが使える人にはすごく使えるのだ。サンプル画像だと元画像と収録した色差分の変更だ。しかし、素材集で与えられるカラーバリエーションというのは、ここまで凝った画像では容量の関係もあって限定されてくるのだが、この素材集は、なんと無限にカラーバリエーションを作ることができるのだ。例えばどうだろう、オンラインゲームを再現した作品を作るときに、あるあるとして同じ外見骨格だが全く違う色の種族が6種類も7種類もたくさんいろんなところにいる。この素材集で可能だ。ファンタジーでダンジョンの属性に応じたクリスタルの色のゴーレムが鎮座している。可能。細かい部分の色だけが違うレアドロップテーブル用の色違い個体みたいなおしゃれでマニアックな要素の実装。可能!!夢、広がる!
もちろん、収録素材自体の色差分も優秀で、例えば金鉱に生息していそうなスライム中位種「金塊」・上位種「王水溜まり」のように、きちんとそのまま使用でも実用できる感じのチョイスである。
個人的なお気に入りはサハギン。鯉の魚人は面白い。色差分を自由にこちらで作れるからこその思い切った模様付きのデフォルト素材の作成だろうし、
こういう使い方もあるのかと楽しくなってきた。
これはまたすごく良い素材の販売サークルと巡り合ったな、という第一印象から、定価で購入。こういった素材が通常僧侶は女の子だけ、剣士は男の子だけのような場合が多い中、きちんと両性用意してくださっているので、これ一本で短編は作成できる。素晴らしい。さらに男性と女性間であまり同職業間の印象が異ならないのもGood。性別の任意選択の場合も使える。複数PCの性別の任意選択にも対応できるんじゃあるまいか。
規約も寛大で、通常こういう素材については色の変更は認めないものが多い印象を受けるが、この素材集については色の変更もOKとのこと。その上線画までつけてくださるという。
さらに、DLsite上のサンプル画像を付属してくださっているのが地味に便利で、サンプル画像の表情一覧がいつでも見れるのがゲーム等の立ち絵に使う表情の備忘録としても使えて重宝している。
さすがに私には使いこなせないが、「あ~お」の口の形が用意されているということは、言葉をしゃべったり、口パクする演出を行うことも理論上は不可能ではないのでは?至れり尽くせりだ本当に。
RPGツクールMVでゲーム制作を志す諸君にはあこがれていることが一つあると思う。
「俺もゲームで雨とか降らせてみてぇ・・・」
この商品はそんな諸君の願いを叶えてくれる。
ツクール初心者のうちは、複数プラグインを併用するということも珍しいだろうから、他プラグインとの互換性問題は考えなくてよい。例えばデフォルト素材で作った普通のファンタジーRPGであったとしても、魔王城直前で雷雨が降ったりとかしてるとすごく雰囲気が出る。同じようなマップを繰り返し通る場合でも天候一つで大きく印象が変わるので、たくさんのタイルセットを有償で買うよりも費用対効果は上かもしれない。
DLsiteのサービスCienでマニュアルも公開されているため、使いこなす自信がないときはまずそこから読んでみるとよい。プリセットデータも付属しているので、やりたいことを定めれば、必ず自分のゲームでもそれが再現できるはずだ。
ゲーム制作中級者以上の方は、負荷制御システムなどのプラグイン側の機能に注目すると、この「パーティクルプラグイン『TRP_Particle for MV」という製品の良さがわかるかもしれない。
2021年06月13日
この「ToriPopRPGアイコン素材集」について、作品のRPGアイコンとしての雰囲気等について書かれたレビューが既にあったので、私はそれ以外の部分について書こうと思う。
まず、RPGツクールMV・MZ向けにそのまま放り込めば使えるシートを用意してくれているのは、画像加工の初心者やツクール初心者でも手軽に使えて便利だ。もちろんツクール以外でも使用することができるので、WOLF RPGエディターを使っている人も購入して損はあるまい。作品ごとに実現したい仕様の都合で制作ソフトを変えることもままあることなので、こういうソフトを限定しない販売素材は、実は作り手に取ってすごくありがたいのだ。
次に、一応想定としてはゲームということになっているが、商品説明にある通り、放送なども含めた用途自由というのは素晴らしい。例えばファンタジー系TRPG動画やらのステータス表現に用いても構わないということだ。ただ、こういう画像素材というのは、権利関係がわからなくなると視聴者がフリー素材と勘違いすることがあるので、ゲーム作品以外で用いる時には動画概要欄なりでクレジットを表記するのが望ましいだろう。
この「女の子立ち絵素材SWEET&BITTER+」は、同サークル作品「女の子立ち絵素材SWEET」「同BITTER」の購入を考えている方にとって、まず購入を検討すべき素材である。理由は単純で、シリアスタッチのBITTERと甘めタッチのSWEETを比較することができるからである。やはり動画やゲームに使う立ち絵というのは拘りたいポイントであるが、果たして自分の用途にはシリアス風味の画風であるべきか?それとも甘めの日常風の画風のほうが適切なのか?この調査というのはやはり実際に使ってみる他ない。その点で見るとこの素材集はうってつけである。
さて、ここでこの素材集そのものも素晴らしい点があることを主張したい。それは収録されている女の子の髪の色が、(私の色彩感覚が誤っていなければ)紫と黄色の補色関係にあることである。補色の関係の色彩イメージの対になるキャラクターというのは王道であり、また見た目の印象もガラッと変わるので、より使い分けやすい。立ち絵素材SWEET・立ち絵素材BITTERにおいてはそういったはっきりと対になる髪色の同タイプのキャラクターの組み合わせはない。なので、単体の素材として十分価値があるのである。
この素材集の優れた点は、「クトゥルフ神話」というジャンルをそれなりにしっかりと詳しく齧った人が、「クトゥルフ神話の邪神と言えば?」という質問に対して知名度の上位10柱のアンケートを回答した時に、100人中72人くらいはこういう回答をするだろうなという10柱が女性型の擬人化として収録されている点であります。特にウボ=サスラとツァトゥグアが入ってるのがいいなあと思いますね。
このマゼランという方は、基本的に邪神クトゥグア(あと旧神ノーデンス)の絵は描かないことで有名なのですが、この素材集にはなんと、クトゥグアの擬人化も入っております。ありがたいことです。(なのでモチーフ元の「神話生物素材集-邪神礼賛-」含め同じサークルの素材集にもその二柱は入っていないことに注意。)
実際に使用する際には、これ単体での使用は勿論のこと、同サークル作品「神話生物素材集-邪神礼賛-」との組み合わせが非常に良いでしょう!
さらに、個別の絵に関してのPRとして2点ほど。
第一に、商品説明に書いてありますが、ナイアルラトホテプ(ニャルラトホテプ)の肌差分が用意されている点が親切です。ナイアルラトホテプを登場人物に忍ばせる時には様々な種類の化身またはあらゆる外見の人間に化けてもらうことが想定されますから、繰り返しこの方の素材を用いることを検討しているならこれがどのように素晴らしいことかご理解いただけることと思います。
第二に、ウボ=サスラの絵がすごく可愛いです。そしてこれもまた細かいことですが、きちんととある石板を持っていますし、それが絵において可愛いアクセサリーとしても機能しています。ただ石板なしの差分はないので、そこは各自頑張りましょう。
最後に大事なことを。この素材集を使う時には、スマホアプリに使用しないなどの規約遵守も当然として、「クトゥルフ神話の原典」「ニャルラトホテプ」「作者」への敬意を忘れないように。
本作は、黄道十二宮(いわゆる誕生日星座)をモチーフに、クリーチャーのイラストを収録した素材集であります。
まず源流を遡れば、十二星座はギリシア神話が由来であるため、本作をはじめに見た時の感想は「かなり元の星座のエピソードを意識して描かれているのではないか」ということでした。しかし改めてよくイラストを一つ一つ精査してみると、みずがめ座に相当する宝瓶宮アクエリウスの正体がわかってくるなど、やはりこの作品はクリーチャー素材集なのだとわかります。
また、色味がクリーチャーごとにはっきりしているので、星座の12体を並べた時にきちんと個性が出るというのはかなり良い点かと思います。
本作「RPGツクールMV・MZ用 マップチップ・タイルセット13 『ゲームセンター/現代/日本/闇カジノ』」は、日本のゲーセンの雰囲気を出すのに非常に効果的なRPGツクール用のタイルセット素材集であります。
まず前提として、若者が登場する現代もの作品におけるゲームセンターというのは異なる集団に属しているキャラクターを学校以外の場で出会わせ仲良くさせやすい場所の一つです。しかし残念ながらゲームセンター専用の素材はなかなかなく、カジノの改造をしたりするような努力をせねばならんというのはあるあるだと思います。
今作では、サンプル画像の時点でアーケードゲームや対戦型ゲーム、エアホッケーなどの筐体のセットや、ゲーセンには必ずある両替機、そしてゲームフロアから出た時のちょっと広いけどシンプルな廊下を再現できている。床も複数種類ある他、斜めの柱と床というツクールでは実装がめんどくさいものも入っています(床・柱タイルのうち、サンプルでPRされている紺地に斜めの床と床沿いがピンクの柱)。
なお、サンプルではきづきにくいですがプライズ台もありますよ。
一応本作単体でスロット部分でカジノといえなくもないので、カジノとどっち出すか迷ってるならこれを選ぶのもあり。
本作「[BGM素材] Tokyo Prism Chronicles Game Music」は、澄んだ楽曲が現代都市の物語を彩る音楽素材集だと私は思っています。
アルバム名として東京のきらめく物語という言葉を採用した本作の収録曲に対して、私は清涼感・澄んだ音を感じました。それは明るいということではなく、研ぎ澄まされた刃のような、清流のような澄みです。都市の物語は、あるいは現代の少年少女の戦いの日々の物語は、決意とさわやかさが大事。それはここにあるってことですよ。
本作「【音楽素材】Dusk of the Elves -Soulslike music Experience-」は、ダークファンタジー用BGM素材集であり、曲風ジャンルとしては題名通りソウルライクとなります。
私はソウルライクを上手く判断できないのですが、(わかる人はわかるかと思いますが)火継ぎではなく王を目指したことはありますので、このBGM集の目指さんとする、描こうとするものは理解できます。重厚・ダーク・壮大なBGMで、ダークファンタジーの冒険、特に戦闘に迫力・悲壮・カタルシスを与えようという決意といったものがあるということをね。
本作「人付き合いが苦手な未亡人の雪女さんと呪いの指輪」は、呪物を使って未亡人を催眠して操ってしまう主人公の目線のフルカラー漫画作品です。
今作は、父から相続したマンションに居た住人で未亡人の雪女さんに淡い恋を抱いた主人公が、父の遺した呪いの指輪というどう考えてもヤバいアイテムにより未亡人へ制御できない欲望を催眠してぶつけるという催眠物です。
主人公の人格面ですが、下心はあっても本来心優しい善良な青年だったものの、指輪の能力に気づいて魔が差して欲望に走り雪女さんを犯してから歯車が狂います。
続編もありますが、こちらが催眠シチュに特化しているので、指輪の魔力を実感するならこちらがおすすめ。覚醒シチュに物足りなさを感じたら2へ。
本作「【立ち絵素材】Remake #7~12」は、作者sasAIchiさんのファンタジー系立ち絵素材集の別衣装や別年齢などのリメイクやアレンジの素材集です。服は完全新規なのでだいぶ雰囲気違います。
全体印象として、この素材集の立ち絵は可愛い。浴衣3点セットがまずかわいいし、子供の新聞配りさんもかわいい。カラフルな浴衣系3人娘と、近代にいそうな感じの落ち着いた色合い(往来や路地裏でいきいき自分なりに生きている)の人たち4人のセットですね。ついつい語彙喪失しましたがかわいいから買ってね・・・。
本作「ラストエンブリオ -はじまりの物語-」は、サイドビュー戦闘が印象的なR18RPGです。
本作の戦闘はかなり歯ごたえがあり、敵と主人公の行動に速度の概念が設定されているため、攻撃力だけで何も考えずに押し切ろうとするとあっという間に倒されてしまう。敵との駆け引きが非常に熱い作品となっています。
また、戦闘においてはかわいいキャラクターがボスに向かって小柄ながらも剣技をびゅんびゅん動いてきめていくので、PVや体験版でぜひ見てみてください。
展開としてはシリアスな作風ですが、憎めない敵キャラが出てきたりするので、メリハリはあるかと思います。
本作「エリナと機魔の都ver1.10」は、いわゆるスチームパンクの世界観を提供してくれるR18、ツクールMZ製のRPGです。
着こなしメニューにより髪型、立ち絵のポージングなど、服の着こなしをある程度選択できるシステムや、販売ページでも立ち絵に装備されてるヒロイン左腕の武装のオーバーヒートなど、差別化を図ろうとする作者の工夫を感じます。工学系の冒険者ヒロイン(魔法使いではない)、いいよね。
イラスト素材集ーbaroque-はサークル「暗黒セクト」より販売されている、七罪や人間の負の感情などのマイナスな側面を題材とした素材を多数収録したクリーチャーイラスト素材集です。
同梱されている設定は簡潔ながらそのバロックがどのようなクリーチャーであるのかを要約していますので、この作品をいざ利用しようというときにとっかかりを考える一助となるかと思います。また命名も「嫉妬」など非常にシンプルで、どのように作品中において名づけするか悩むことになりつつも自由に呼称する際に余計なイメージがほぼつかないようになってます。
また、作品名であり収録クリーチャー群の呼称となるバロックという単語は、美術様式としては歪んだ真珠という意味が有名ですが、不規則さや奇妙さという意味もあります。命名のシンプルさとは裏腹にゴテゴテした、歪んだ人の情念を模したデザインに惹かれました。