Elenco recensioni di 朽木

イラストに惹かれて購入、クリアするまでおよそ2時間強。
やってることはシンプルな数字遊びだが、これが思った以上に奥が深くて面白い。エロ目的で買ったはずがそういうの抜きに知恵振り絞って楽しめました。

肝心のエロシーンはいわゆる敗北エロが中心ですが、スライム系だけで結構な種類があるのが気になるところ。折角なのでもう少し幅広い異種姦が欲しかった。

ゲームを完全クリアしたあとに閲覧できるオマケのイラスト差分についても、シーン閲覧では可能なハズの「テキスト消去」が何故かできないため、テキストが被ってしまっているのが実に残念。

ゲーム性という点では大変優れているのに、ほんのあとちょっと物足りなさを感じるのが実に惜しい。
次回作ではこのあたりも改善されてくれることを期待したい。

読了までおよそ2～3時間、挿絵数は各章1枚前後。

いわゆる異世界召喚モノ小説系のジャンルだが、戦隊ヒーロー作品のお約束が通用する世界でお約束をガン無視してやりたい放題する主人公がとても魅力的。
敵も味方も悪辣な罠には嵌めてじっくりと堕としていくので、細かい描写まで楽しみたいという人にはオススメ。

文章も読みやすく作者の熱意を感じる作品だが、3点ほど気になる点として、登場人物の内面描写に関する伏線が一部未解決であることと、登場人物のうち数名が悪墜ち描写なしで放置されていること。そして、カラー挿絵が展開のネタバレになってしまっていることが挙げられる。

そういう意味でも続きが気になる作品。続きがあるなら、是非とも今回堕ちなかったあの娘がどうなるのかを見てみたくはある。
また、個人的には強くオススメできる作品だが、作品タグに「女体化」が含まれているという点にはご留意いただきたい。

プレイ時間はエンディングまで10時間程度。
QTEなどの面倒な要素のない、スタンダードなRPG系システムなので遊びやすい。

ほぼすべての敵に対して、固有の敗北CGイベントが設定されており、触手やスライム姦、オークに陵辱などの定番はひと通り揃っている。処女のときとそれ以外で台詞が変わるあたりにこだわりを感じさせる。

ゲームバランスは負けて陵辱されることを前提としているので、ひと通りの敵相手にエロシーンを楽しむとサクサクするめるという印象。
一方で最後まで処女を守り抜こうとすると中々シビアな難易度になるので、このあたりは絶妙なさじ加減と言える。

不満点としては、このサークルさん共通としてサウンドコントロール機能が無いことと、誤字脱字が多すぎることが挙げられる。
前者は遊ぶ側で調整すれば良いだけの話だが、後者は肝心のエロシーンやシリアスなシーンでも結構な頻度で起こるのが悩ましい。誤字脱字の訂正パッチが欲しいところだが、リリース日を考えると望み薄か。

衣装を着替える要素もあるが、衣服にバリエーションがないことと、立ち絵を表示すると画面が見えなくなるのであまり活かされていないのが惜しいところ。
このあたりは同サークルの後発作品では改善されていたので、そういうものだと割り切るのが吉。

要所要所に荒削りさは残るが、陵辱ものというテーマをとことん掘り下げた名作。軽めのリョナ要素や流血要素を許容できるなら是非ともおすすめしたい作品でした。

リロード込み、エンディングまでのプレイ時間は8時間程度。

ターン進行ごとに敵味方のバトルログが次々と流れていくが、敵のエロ攻撃を受けるとそこに主人公の痴態や喘ぎ声などが表示されて、立ち絵も切り替わるのは臨場感があってとても良かった。

ゲームバランスについてはかなり大味。戦略要素はだいぶ薄いので、エロ攻撃に至る前戯程度に捉えておくのが良さそう。

不満点としては主に2点。
1.敗北イベントの展開に不自然なものがある
　いわゆる「死亡展開」を避けるためか、催眠洗脳があっさり解けたり、全身石化や凍結魔法で敗北しても何事もなく元通りになったりするので、どうにも違和感がある。無理に自力脱出にせず、誰かに助けてもらうのでも良かったのでは?

2.ラスボスにエロ要素が皆無である
　それまで雑魚敵に至るまですべてが執拗にエロ攻撃やエロ展開を盛り込んできている中で、ラスボスにはそういった要素が一切無いのが不完全燃焼。エンディングもすっきりしない終わり方なので盛り上がりには欠ける。

この2点だけは気になるが、それ以外については好評価。衣装が脱げると敵の行動が変わるのはエロと実利のバランスが絶妙でした。

次回作があるなら、主人公の服装や物語の展開で街の人の会話内容が変わったりすると、尚嬉しいところではあります。