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ストーリー構成上は日常パートと癒しパートがテンポよく交替で進んでるが、声優さんの声からは常々アンニュイな要素を感じさせたためか、パート間の境界をいい意味で曖昧させた。
ヒロインのキャラもいわゆる「年上」や「お姉さん系」の枠には嵌まらず、生活に溶け込むようなセリフと2人の自然な接近の過程からリアルさを滲み出した。何より2人の関係の転換点の「ヤキモチする女の子」の反応からは音声作品にありがちな「癒しのためにだけあるキャラ」と一線を画していた。「現実中にあるかもしれない」と思いながら聴くのが好きな方におすすめです。あと個人的に「ちゃんと」のところに訛りのあるイントネーションは好きです。
そんな彼女の背中ポンポン、心音などはいつも以上の癒し効果を引き出したとしてもおかしくない。後半の片言の褒め言葉でもドキドキするぐらい。
少し強引で、嫉妬深く、でもすごく愛おしい、愛らしい彼女との時間を是非とも、楽しみに。

稲さんとたびらこさんの二人の息ぴったりを感じさせる作品です。

稲さんのふわふわ感とたびらこさんのしっかり感、冬の午後の雰囲気に相まって、聴く者の心を和らげる。

2人がいるので、こっちに話しかけるでなく、女の子の間の談話も楽しめますし、その分、普段とは違う魅力も伝えてきます。

これを機に、自分はいねさんとたびさんの別の作品をに興味を持つようになりました。言い換えれば、いねたびの入門に最適です。