Lista de reseña de よわよわぞうさん　旧名・原栄萩

同サークルが製作したゲーム『バカは死ななきゃ治らないっ!』(RJ137601)のヒロイン・奏(かなで)とのあまあまえっちで幸せな時間を疑似体験できる作品です。
こちらの作品だけでももちろん楽しめますが、ゲームの方をプレイしてからこちらの作品を視聴するとより一層楽しむことができるでしょう。

漫画やアニメ、ゲームなどで女性のキャラクターがスカートの裾を持ち上げる仕草を見たことがある方も多いかと思いますが、あれがカーテシーなのです。
この作品はカーテシーを行うキャラクターのイラスト集なのですが、カーテシーがよく似合うキャラクターからネタ的なキャラクターまで幅広い層のキャラクターたちがカーテシーをしているところを楽しめます。
見終わったときにはあなたもカーテシーフェチになっていることでしょう。

紗季ちゃんは終始脱力感あふれる態度でサービスをしてきますが、決してそれは不愉快ではなく、むしろいい意味でのゆるさがクセになる作品です。
シリーズ恒例となった耳かきの場面では、VOICE LOVER様の特徴である質の高い耳かきSEと紗季ちゃんの広島の食べ物についてのトークが楽しめます。
肩の力を抜いて気軽に楽しめる作品です。

耳かきを始める前の「静かな部屋へ」ではご主人様を毒舌で批判しながら準備をするのですが、「深呼吸~耳かきご奉仕」ではクールな口調だけど優しい耳かきを堪能することができます。
メイドさんのツンからデレへ、そしてクールからデレへの変化が楽しめる作品です。

「おやすみ前のリラックスボイス」シリーズ3作目となるこの作品であり、耳かき中の鼻歌な基本的な構成は以前の作品を踏襲しているものの、春香編や夏希編に比べると秋奈お姉ちゃんは結構おとなしい感じのキャラクターとなっており、より純粋な安眠用耳かき音声になっています。
秋奈お姉ちゃんを演じている和泉りゆ氏の優しい声は、聴き手を穏やかな眠りへと誘うことでしょう。

この作品の最大の魅力は、攻略可能な2人のキャラクター(アニーとヨシア)のみならず攻略できない脇役のキャラクターも強烈な個性を持っている点であり、主人公と同じ学校に通うハイテンション・ガールのアルメール・キーウィは攻略できないのが不思議なくらい面白いキャラクターです。
integral様のゲーム「バカは死ななきゃ治らないっ!(RJ137601)からちょい役で友情出演しているのですが、こちらも強烈に個性的なキャラクターとなっております。
個人的には、アヴィ・オールとシリーのメイド服がロングスカートタイプである点がとても気に入りました。

作品紹介を見ると、残酷な描写が多いのではないかと先入観を持ってしまう方も多いかもしれませんが、実際にはそういったシーンはないため、残酷・グロ描写が苦手な方でも楽しめる内容となっています。
ゲームの内容やキャラクターの設定ははこれぞ正統派のバカゲーという感じの内容なので、何も考えず次々と起こる超展開を笑い飛ばしながらプレイすることをお勧めします。
余談ですが、US8様製作の「ラブだくしょんっ!～銀河の恋愛ガイドブック～」(RJ137730)のキャラクターがちょい役で友情出演しています。

前作「NO MAID,NO LIFE I・II・III」と同じく作者さんのメイドに対する愛情とこだわりに満ちた作品となっているため、メイド属性持ちの方や、前作を読んで面白いと思った方なら買って損はない作品です。
肝心の内容は、前作にも登場した眼鏡をかけたメイドのさくらさんの意外な過去が描かれています。

まず、以下の5項目のうち1つでも当てはまるのならば、本作品を購入をお勧めしたいです。

(1)　最近精神的に弱っている
(2)　タイプは明るく前向きな女の子
(3)　耳かきの音声作品が好きだ
(4)　眠りたいのに眠れないときがある
(5)　紬愛莉ちゃんは俺の嫁

前作品の「ご耳愛部!」を聴いて紬愛莉ちゃんの明るくて前向きなキャラクターを気に入った方、もしくは体験版を聴いて気に入った方ならばこの作品を購入して損はないと思います。
さくら真咲氏の演じる紬愛莉ちゃんの明るいけど決してうるさい感じではない声、夏を感じさせる風鈴などの効果音、そして聴き手を心地よい眠りに誘う穏やかな耳かきの効果音、それらが一体となったこの作品は安眠効果抜群ですが、この作品はその安眠効果の強さゆえ、自動車の運転中など眠ってはいけない状況下における視聴は絶対に避けるべきです。

葉奈琵ちゃんは「あまえた楼」シリーズの中でも1,2を争う程の甘えん坊な女の子で、序盤ではかなりリアルな猫の鳴き真似をした後にすごく甘えられますが、中盤に差し掛かったころに始まるお約束の耳かきの場面ではちょっぴりSな一面を見せてきます。
本作品では愛知県東部の方言である三河弁を取り入れていますが、この作品を聴く限りでは紹介文にもある通りとても可愛らしい方言だなと感じました。