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田舎の村の儀式で始まるストーリーだと好きな相手が運良く儀式で交わる事になりハッピーエンドで終わるか、村の風習に納得いかないまま犯されるバッドエンドの2択だと思っていたが、本作は強いて言えば前者よりのストーリーである。

仕方なしに選んだ儀式の相手は独身のおじさんで理由は既婚者ではない為、パートナーがおらず気をつかわずにすむからという合理的な理由で選ぶ。

あまり社交的ではない主人公は儀式を通して自分を気にかけてくれるおじさんの事を徐々に好きになっていくのだが、その様子がかわいい。仕方なしに儀式をやるタイプの作品にしては珍しい終わり方だと思う。

しかし、私はおじさんの言動は少し気持ち悪いと思うので、いくら自分を気にしてくれてても好きになるかという部分は若干説得力に欠けると思った。

村の風習のシチュエーションは興味あるけど、あまり可哀想なのは嫌だという人に良いと思う。