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「巨乳地味子のショタ狩り01」的鑒賞

    • 愛想も飾りっ気もない、(胸と身長以外は)妙に現実味のある眼鏡女子をヒロインに据えた、じわりと人間の闇を感じるおねショタです。
      地味子ちゃんは別に初めからショタ好きなわけではなく、当初は高校生活の締め括りに、年相応の青春っぽい事をしたかっただけのように見えます。
      ところが釣れたのは同年代の男の子ではなく、見るからに純朴で良い子そうなショタ君だったのが彼女の幸運であり、同時に不幸でもありました。

      最初は落胆していたものの、共通の趣味からすぐに打ち解け、人生最良の時を満喫する地味子ちゃん。
      そしてショタ君の帰宅時間になり、そこで大人しく「じゃあまた」と解散できていれば、健全な仲でいられたのかも分かりません。
      ところが別れ際になって、地味子ちゃんに「まだ一緒にいたい」と執着心が芽生えたことから、話はイケない方向へ舵を切ります。

      まんまと逆お持ち帰りし、ふくよかすぎる裸体でショタ君をたらし込む地味子ちゃんは、開幕時のモブオーラが嘘のように活き活きとしています。
      その乱れっぷりと悟ったような地の文は、彼女が今までずっと抑圧された日々を送ってきたことを物語っているようでした。
      逆レから始まる恋愛なんて甘えたオチは用意されておらず、後編では人生を踏み外して半ば都市伝説化した、地味子ちゃんのその後を見る事ができます。

      このように、些細なきっかけで人は良くも悪くも変わるという事を描いた、まるで実際に起きた事件を追体験しているかのような内容でした。
      台詞の改行・句読点の位置、あと日本語にも少し違和感があるのですが、伝えたい事は十分伝わるので、気にしなければ問題はありません。
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