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ホラー要素について、全体的にブラクラのようなビックリ系の怖さは無く、不思議で不気味な世界にじわじわと精神をすり減らされる感じです。
何かに襲われるから怖いのではなく、ここにいる何かがいつ自分に牙を剥くのかが分からない、まさにこの身で有名な心霊スポットを徘徊しているかのような気分でした。
そしてすり減らされた精神は章末にやみちゃんがしっかりと癒してくれます。

ゲーム性については探索、謎解きがメインですが、どちらも難易度はそこまで高くはないです。
苦手意識がある方でも攻略なしでも問題なくプレイできると思います。
また、この館に潜む「何か」から隠れながら探索するというパートがありますが、対象の動きにランダム性がない為ゲームとしての理不尽さがなかったのも嬉しかったです。

自分はホラゲーがかなり苦手なのですが、やみちゃんの癒し、続きストーリーが気になるストーリーのおかげでしっかり完走する事が出来ました。
また、クリアするとおそらくこの館に対する恐怖心も無くなるので、良い意味で怖さが後を引く事もないです。


以下シナリオのネタバレ

(個人的なヤンデレ作品における重要な要素として)女の子の病んでしまった理由もしっかりとあり、その向けられる対象が主人公でなくてはならない理由も作品を通して自分が作っていく事が出来たので、かなり自分好みのヤンデレ作品なのですが、クリア後のシュミレーションモードで病みちゃんの方との接触がエッチ時に限られているのが残念でした。
病みちゃんともキスしたり食事とったりお風呂に入ったり出来たらヤンデレ好きとしては最高だったかなと思います。