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うぶな彼氏と彼女が放課後の待ち合わせ。
時間に少し遅れた彼氏の前に現れたのは彼女ではなく、見知らぬ先輩女子。
「残念だけど彼女さんもう帰ったよ……野球部の先輩達と」
奪われた彼女の初めての記録を見せられて、脅しの道具として利用するその記録を先輩達に送られるのを止めるため、彼氏は先輩女子の言いなりになることを選ぶのだった。

彼女がヤリ部屋を覗いたことからお預けを食らった先輩女子は、彼氏を使って欲望を満たそうとする。
童貞が抗えるわけもなくなすがままに、先輩女子との放課後SEXに溺れていく。

彼女を奪われた動揺、男の欲を掻き立てる先輩女子の肢体、言葉、誘惑。
そして、音声作品などでの経験からの既視感、NTR事後報告という一見無個性のタイトル。
彼氏くん同様に、脳みその血流が疎かになった我々読者の判断力も低下していき、僕らは気付けたはずのものに気付けない。

彼女がNTRれたと言っているのは先輩だけなのに、曖昧な情報を状況的に、あるいは慣例的に、僕らはそうだと思い込む。
なぜ先輩はおさまりがつかないと言うのに、複数いて絶倫揃いだという男たちに着いていかなかったのか。
なぜあんなとこで彼氏くんを待っていたのか。

最後に先輩から告げられたのは、
「記録は別人、彼女は胸だけ揉まれたけどそのあと逃げた」
だからたぶん、先輩がお預けされたのは本当、でも野球部の先輩達はきっと白けて現地解散したのだろう。
だからこれは、彼氏くんが他の女で童貞を捨てて「NTR」れただけ。

先輩からの「事後報告」で、
寝取られた彼女などいない安堵感と共に、綺麗にぐちゃぐちゃの感情をかき混ぜられ操られたことへの興奮が襲ってくる。

後日先輩からかたられた話が真実か否かすらわからない。
我々には、作者からの新たな「事後報告」という名の続編に期待するほかにないのである。

あと先輩めちゃくちゃ可愛いしシチュも絵もエロくて抜けたから普通に買ってくれ