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従来の典型的な異世界転生モノと違い、本作の主人公は終始悲惨な目に遭っています。
トラックに撥ねられ、サキュバス神のありがた迷惑に巻き込まれ、さらには同業者に襲われ・・・
客観的に見ると踏んだり蹴ったりな状況ですが、主人公の楽観的な性格・口調のためか、なぜか重苦しさは一切無く、身構えずに楽しめると思います。

最後はEDが二つ選べますが、どちらにしても主人公は淫紋には抗えそうになく、今後どう折り合いをつけるのかを考えるのも楽しいような辛いような。(笑)

また、音声作品のTSモノは感情移入が難しいイメージでしたが、一人称視点の語りで心情が把握しやすいので、同じような方はその点でも問題ないかと思います。

最後に、本編に同梱されるプロフィールに、キャラクターの見た目や性格・立ち位置など細かい設定の説明があり、事前に読むとより楽しめました!