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「メイドのおしごと。最終章」 へのレビュー

    • 2023年12月31日
      レビュアーオススメ!
      前作から2年。ついに出たのでレビューします。
      結論から述べますと、最高です。
      過去の荒岸さんの作品も(多分)すべて読んでいますが、その中でも飛びぬけてトップ。2023年の荒岸さんの最高傑作であるのがわかります。

      前作の結末から暗雲がたちこめていたため、多くの読者諸兄も覚悟されて読まれることでしょう。
      そんな中で、どうあがいて、どう生きていくのか、鬼気迫る迄の、荒岸さんの自傷行為にすら思えるミサトさんと優太のやり取りに、激しく感情を揺さぶられました。
      作家として、自分の中のものをぶちまけて勝負してくるスタイルで、ここまで激しく感情を揺さぶられたのは、文学作品でいえば学生時代に傾倒した太宰治以来です。
      (エロ漫画家として、太宰治を引き合いに出されるのは荒岸さんにとって不本意かもしれませんが、私としては並べて語れる作家が他に思いつかななかった次第なので、どうかご容赦ください)

      2年待った甲斐はありました、素晴らしい作品です。

      本作品はFANZAで先行配信されていたのは知っていたのですが、DLSiteで買っていたので、最後までこちらで買おうと思っていたのですが、先行配信後に色々あったのが、あとがきから色々と伺えました。
      正直あとがきなんて普段はほとんど読まないのですが、素晴らしい作品だからこそあとがき迄しっかり読んで、何となく事情を把握した次第でした。
      そこで、こうして思い立ってレビューを書いているわけですが、ちゃんとお金を払って読む価値があると思って、この作品に期待していた私という個人としては、傑作として、心に残る、おそらく10年後20年後でも覚えている一冊になったと思います。

      最期にこの作品は2023年の荒岸にとっての最高傑作であろうと言いましたが、未来の荒岸さんによる、これを超える作品を、心からお待ちしております。

      1人が役に立ったと答えています

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