舉報鑒賞（資料輸入）

ゲーム内容:
地域制圧型と銘打ってはいるが、ストラテジーによくある戦略的な軍事行動や複雑な内政という要素はほぼなく、実態はどちらかというとRPGに近い。しかしそれが逆にテンポを損なわずにストーリーを楽しむことが出来る長所となっている。実際ここに更に本格的な内容が加わっていれば途中で投げていたと思う。

シナリオ:
ヒロインまわりの人間関係がなかなか複雑で、それらを終盤まで悟らせすぎず、しかしきっちりと適切なタイミングで清算して書ききっている。度肝を抜くどんでん返しなどの大技は無いが素直に良い話だった。

イラスト:
美麗でかわいい。失礼な話だが、立ち絵よりもイベントCGの方がかわいいのは個人的にはとてもうれしい。ただしえっちシーンは基本的に着衣ナシ。

戦闘:
シンプルで難易度は高くないが常に一定の緊張感と戦略を求められ、達成感は得られつつもストレスにならない絶妙なバランス。大体一勢力につき1-3戦程度でカタがつくボリューム感もGood.

全体としてクオリティが高く、わざわざレビューをチェックするまで悩む人には確実にオススメできる。
悪い点としては、クオリティが高い分ところどころに見られる疑問点が目立ってしまうことか(作中の厄ネタに対する自陣営の対応、セーブロードまわりの仕様など)
しかしそれを差し引いても