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実をいうと前作(1作目のヒプノアドベンチャー)はそこまでハマれたわけではありませんでした。
しかしあれから3～4年経ち俺も立派な催眠音声ジャンキー。
なにより味方の女の子が魅了にかけられて敵に回るというシチュ。
思い切って買ったところこれが大当たり。
マゾなら一度ならず夢想するであろう
・淫魔に魅了された情けない姿を仲間の女の子に見られる
・仲間が魅了で逆に敵に回ってしまう
・勇者の力を吸われてただのマゾへ堕ちる
等々を体験できました。
特筆すべきは勇者やファンタジー世界といった比較的自分自身とかけ離れた設定でありながらかなり主観的に物語を体験できるところ。
王道的なシチュエーションによる分かりやすさもあるでしょうし、プレイ中には説明的ナレーションが少ないというのもそれを助けている気がします。
何より後半仲間が現れてからは自分以外の2人の会話という形で状況を把握しやすいのも良いですね。

かつて慕ってくれてた仲間に同じ口調で「マゾ勇者様」なんて言われるのもとても良い。
ラストのもはやマゾ勇者どころかただのマゾになってしまったというところが最高。
まぁ実際ただのマゾなんで事実なんですけどね。

前作を聴いてない人も、あるいは自分のように前作がそこまでだった人も楽しめると思います。おすすめ。