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落ちこぼれ魔法使い&淫魔の織りなすえろげが、
今年最後(たぶん)の感動をアナタに——。

成り行きでパートナーになった淫魔と主人公が微妙な距離を保ちつつ、
モンスターと戦いながら(プレイヤーと場合によってはやられながら)物語の真相を追うRPGです。
プレイの仕方によっては難易度はそこそこ歯応えがあり、
シンボルエンカウント式(敵と接触すると戦闘)なので探索のストレスもほとんど感じません。
また探索のメリットが比較的大きく、お金を貯めたりレベルを上げたりという
単調な作業はさほど要らない親切配置。
魔法を作るための素材集めも逆にモチベーションを上げてくれます。
強い魔法もありますが、「いらない子」がほとんどない良いバランス。魔法使いのセンスの見せ所です。

特筆すべきはそのストーリーでしょう。
メインの2人の掛け合いは見ていて思わずニヤニヤ。
お前ら仲よすぎだろ!w
また彼女達だけでなく主要キャラが織り成す人間(淫魔含む)模様、
様々な思惑が交錯するなかで個々の人物が見せる「人間臭さ」が独特の魅力を放ちます。
とにかく表情豊かな主人公のソナちゃん、えろシーンは元より、
ストーリー中でもイイ表情を見せてくれます。
「ロールプレイ」、役割を演ずる——という意味の奥深さ、
RPGの真髄を久々に見た気がします。
良作です、是非!