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この作品は、とにかく『リアル』です。

被害者の叫び声や物音は臨場感があり、本物さながら。
さらに、某掲示板特有の無責任さやおちゃらけ等を交えながら事件顛末が語られていく様は
非常にリアルで、まるで事件が本当に起きているかのように錯覚すらしてしまうほどでした。

また、二次元規制、P2P問題は現在ネットでもっとも論じられている問題といっても過言ではなく、
それらをどう料理し、そしてどういう結末にするのか。その点も非常に面白いものでした。

それゆえに、最後に待つラストは本当に衝撃的でした。
読後は一本の良質な中編小説を読み終えたような、すっきりと、しかし興奮した気分を得ることができました。

文学作品としても面白く、そして画像と音声もサド向けなら素晴らしい出来でしょう。
楽しめることは間違いありません。非常にオススメです!

ちなみに、現在、日本で二次元ポルノ規制は一歩間違えれば可決される瀬戸際にあります。
そんな現状を『作品』として昇華したということも、評価できることだと思います。