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終始幻想的な雰囲気の漂うファンタジー小説です。
舞台となる街には人が二人(主人公を入れて三人)しかおらず、
そのどちらもヘビーな設定を持っているので、
全体的に物悲しく、鬱というほどではないにしろ、重苦しい空気が流れています。
ですがファンタジーとしては大変に雰囲気が良く、
比較的安心して先に進むことができます。

ゲームとしてはボリュームは少なく、
最初の幾つかの選択肢で二つのルートに分かれ、
その後は一本道です。
ですので、ゲームというより電子小説のような感じです。

ファンタジーの雰囲気にどっぷりつかりたい人にお勧めできると思います。