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「紅湖の皇子」 へのレビュー

    • 2008年03月18日
      レビュアーオススメ!
      『べにいろみずうみのおうじ』と読みます。念のため。

      位置付けとしては『エリュズニールの騎士』シリーズのサイドストーリーと言ったところでしょうか。エリュズニールの世界観を継承してますが、完全に独立した話と見ていいと思います。
      雨傘日傘さんの作品の中でも1・2を争うダークな作品。調教・凌辱シーンはもとより、ストーリーも救いがあるとは思えません。途中の選択肢で分かれる2つのエンディングと2つのおまけ話もかなりドロドロです。
      反面、雨傘日傘さんの作品には『根っからの悪人がいない』のが特徴だと思うのですが、この作品はその中でも最たるものと言えるでしょう。主人公が堕ちるのにもそれなりの理由があるし、対峙する人買い達にもまたそろぞれ憎めない一面があります。特に、おまけでの主人公の口から語られる独白にはある種の悲壮さを感じました。
      まぁ、最後の3つ目のおまけでそれまでの暗い雰囲気が全て吹っ飛びますが。

      3人が役に立ったと答えています

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