さくらんぼ太夫's قائمة المراجعة

初っ端から破壊力が高い。
橙里セイの声が私の神経に「甘えても良いんだよ…?」と全力で訴えかけてくる。
それも踏まえ冒頭の会話パートは、まるで実家のコタツの様な暖かさを感じる。
ちなみに「お風呂入る…?」で期待したのは私だけでは無いはずだ。

その後は期待のピアノ伴奏パート。
「ピアノ伴奏で私眠れるかしらぁ…?」と不安だったが、ぶっちゃけメチャクチャ眠れる。
音がとても心地良く、正直自分の葬式にはこのASMRのピアノ伴奏を流して欲しいくらいである。
そのくらい穏やかな気持ちになれる。

そして、ピアノ伴奏も終わった…と思ったら突然スッと布団に入ってくる橙里セイ。
そんなん好きになるやん。
ピアノ伴奏ASMRで穏やかになった己の激情が今一度ライジングサンである。

あとは個人的にめっちゃ刺さったんですけどポイント。
少したどたどしい様な、妙に幼さのある…それでいて凄まじいバブみを感じる言葉遣い。
例を挙げると「気持ちくなっちゃダメか」とか、橙里セイの明るく朗らかな声色も相まってso good!!
最終的に聴ける橙里セイの寝息は、貴方を安らぎの彼方へ連れ去ってくれる事でしょう。

いつもよりちょっと距離感の近い、そして大人びた雰囲気の瑚白ユリが貴方を優しく見守ってくれる…。
そんな素敵な音声作品。(嘘は言ってない)
最初に通しで作品を聴いた感想は「え!?どういう事なの!!?」これに尽きる。
ぶっちゃけ実家の母親が茶の間で見てる、ドロドロの昼ドラが始まったのかと思った。
これに関してはもう実際に聴いてみて!!と言う他ない。
恐らく解釈の分かれる本作品、一度疑念を持ってしまったが最後、私の脳内シナプスはもう二度と元の形には戻りませんでした。

もちろんストーリーや世界観だけでなく、瑚白ユリの演技力もso good。
特に瑚白ユリの声が震える演技は、聴いてるこちらの背筋が震えた。
いったい私が何をしたというのだろうか。最高です。

最終的にこのASMR作品を心地良く感じる様になった頃、貴方は過去も未来も一切合切の全てを瑚白ユリに絡め取られてしまう事でしょう。

「ASMR作品からの所見ですー」という人も居るかも知れないこのASMR界隈、あくまで本人のアイデンティティである「語尾ポポ」を貫く事で、所見/新参/古参問わずに魅惑の家入ポポワールドに引き込まれる事でしょう。
総再生時間32分の間オールで語尾ポポをお届け、信じられないだろう?俺も信じられない。
また、導入が仕事中という世界観なので、実際の業務中…ないし会社のオフィスで聴こうものなら、妙な臨場感と引き換えにニヤニヤが止まらず、仕事の同僚から不審者扱いされる事待ったなし。
勘弁してもらいたい。

内容として特に推したいのが、節々に現れる可愛らしい煽り口調…そしてイタズラの数々、メスガキとはまた違う小憎たらしい家入ポポの真骨頂ここに極まれりである。
最終的に待ち受ける家入ポポ渾身のご奉仕は、現代社会で生きる貴方のささくれた精神を癒やしてくれる事でしょう…。
膝枕中に聴こえる家入ポポの吐息などは、その可愛さたるや逆に眠りに落ちようとした精神が覚醒してお目々が爛々である。

総じて初々しい演技から感じられる妙にリアルな距離感、それでいて果敢に攻めてくる家入ポポのラヴコールに悶絶、まさに「オタク君の考えた最強のポポち」がここにある。