今回、彼女役を演じる安野希世乃さんはほんわか、癒し系の
お姉さんが多いイメージですが、今作においては普通の、
等身大の女性を演じており、そのナチュラルなお芝居と
甘々なお芝居とのギャップが素晴らしく、それ故にとても
リアルに彼女とのやりとりを感じられる作品になっています。
内容はカップルのとある日常(時々甘々)のやりとりですが
まずやりとりの内容が秀逸で、何気ない彼氏彼女の
会話の流れから徐々に甘々な感じに入っていくのがとても
自然であり、甘々に入ったかと思えば、急に彼女が素に戻る
部分もあったりと、甘々一辺倒にならない辺りも非常に良く
練られていると感じました。
何より上記の内容を安野希世乃さんが巧みにナチュラルな
お芝居と甘々なお芝居とで演じており、甘々なお芝居は
言わずもがな素晴らしく本当に癒ししかないのですが(笑)
個人的にはそれ以上にナチュラルなお芝居が素晴らしいと
感じました。このナチュラルなお芝居が会話の導入部や
甘々なやりとりの途中に入る事でよりリアルな会話感が
感じられます。
そして特筆すべきは絶妙とも言える「会話の間」です。
今作は彼女の台詞が全て彼氏の言葉に対する反応の台詞であり
それ故に、この「会話の間」がとにかく絶妙で本当に会話して
いるような没入感があり、話の流れからそれらしい事を
呟くと会話が成立してしまうという…コレはもう
脚本、演出、演者全てが最高な作品と言わざる得ません。
また本編以外のトラックも非常に充実しており、
カウントダウンボイスは本編を聴いた後にもう一度聴くと
その後の2人を感じられ非常に幸せな気待ちになります。
また収録されているAmazing Graceは必聴です。
そしてタイトルに恥じない頷きの量とバリエーション。
とにかく量が豊富で、頷きだけでこんなにも心が安らぐのかと
思うほど。AMSRと頷きの親和性の高さ驚かされます。
長くなりましたがマストバイな作品である事は間違いありません。
Mots clés sélectionnés par l'évaluateur
1 % ont trouvé cela utile