รายการรีวิวทั้งหมดของ 出雲のオールドタイプ

神経衰弱とスライドパズル。
前者は4×5の20枚のため難易度は低め。
適当にやっても30秒～2分弱でクリアできます。

後者のスライドパズルはなかなかの歯ごたえ。
この手のパズルは得意だからとなめてかかったら、
ステージ1で16分かかってしまいました。

数字を合わせるタイプのスライドパズルはすぐできるのに、
絵柄が美少女になると途端に難しくなるのは何故なのか…
きっと煩悩が邪魔をするのだと思います(笑)。

どちらのゲームもタイム短縮を目標にすると
意外と集中力を使いますし、何度も遊べますよ。

作品の説明を見るとわかりますが、絶望的な世界観。
裏腹に、軽快で疾走感あるBGM。覚えやすく、
頭の中でエンドレスにリピートしてしまう中毒性があります。

シューティングゲームとしても独特。
弾を撃つと少しだけ上に上がったあと落ちてくるので、
「自分が撃った弾に被弾して死ぬ」ということが起こります。

また「とにかく画面中に弾をバラまいておけば雑魚敵は倒せる」
のが普通のシューティングゲームですが、これは違います。

弾の軌道が独特なので、しっかり狙わないと敵に当たりません。
このあたり、運動会の「玉入れ」的な面白さがあります。

かといって過度な緊張を強いるゲームかといえばそうではなく、
往年のインベーダーゲームを思わせる敵デザインとBGMのため、
気軽に遊べる雰囲気になっています。

価格もお手頃なので、
余ったポイントなどでサクッと買って遊んでみてください。
ゲームをやりながら「フフッ」となること請け合いです。

「RPGかぁ～、やりたいけど忙しくて時間ないし…」
そんな感じですっかりRPGから遠ざかっているアラサー、アラフォー、
またはそれ以上の世代の方は結構いらっしゃると思います。私もそうです。

その点このゲームは安心。ド○クエなどのRPGでよくある、
「最初の町の周りで延々とスライムを狩る」作業は存在しません。
なぜなら町の周りは絶対勝てない強敵だらけだから(笑)。

基本的に主人公は、
「周りの助けを借りながら辛くも敵を倒し、レベルを上げる」のが基本。
そしてそれがそのままストーリーの進行にもなっています。無駄がない。

ストーリー展開はネタバレになるのであまり書きませんが、
助けられてばかりの主人公も、いつか魔物と渡り合えるようになります。
面白くなるのはここからです。

これまで数々のRPGをプレイしてこられた諸兄にとっては、
途中まで「あ～こういう展開ね、あるある」となります。途中までは。
ですが終盤の展開は「え…ナニコレ…?」でした。衝撃の展開あり。

とはいえ、古今東西ヒーローものの王道であるところの、
「不利な状況に耐えて耐えて、最後に勝利をつかむ」
というコンセプトはしっかり入っており、すっきりする終わり方でした。

タイトルで「忙しい社会人のためのRPG」と書きましたが、
エンディング数や収集要素も多く、長く楽しむこともできます。
価格を考えると破格のクオリティとボリューム。おススメします。

アクセルもブレーキもなく、左右のハンドルだけの操作。
しかし、
「壁や他の機体に当たるとシールドが減り、0になると爆発」
「ジャンプでコースアウトすると爆発」
といった、緊張感を持たせてくれる要素があります。

また、レースで1位を取るには、
・壁や他の機体に当たってはいけない(スピードが落ち、抜かされる)
・各所にあるスピードアップやジャンプのポイントを確実に通過する
ことが必要になります。

接触するかしないかで他の機体を抜くときの緊張感。
最終ラップで何とか1位に躍り出た時の爽快感。
1位を維持したままゴールまでたどり着いた時の達成感。
これぞレースゲーム、という感じです。

自機やコースのデザイン、音楽も近未来風でおしゃれ。
気軽に買える値段ですが、本格的に楽しめますよ。

見た目はよい意味でレトロな感じ。2Dのドット絵が良く動きます。
それに対して音楽や、魔法のエフェクトは今風で美しい。
この「見た目」と「音楽やエフェクト」のギャップが「いい雰囲気」を作り出しているのだと思います。

ゲーム構成は、街で装備を整える→アクションパート→次の街…
という感じで、アクションパートの入り口まで戻れば街に戻ることができ、
経験値やお金を稼いでレベル・武器・防具を強化することができます。

各ステージのボス戦はどれも頭を使わないと勝てないようになっていて、
最初に戦った時は「こんなのどうやって勝つんだよ～?」と思うのですが、
何度も死にながら攻略パターンを構築すれば勝てるようになっています。

ストーリーについては街の人々との会話で情報を得られますが断片的で、
全体像はエンディングを迎えるまで分かりませんでした。
最後の主人公の「ある行動」が衝撃的でしたが…。

一つ難点を挙げるなら、街でのセーブの仕方が最初良く分からなかった。
「セーブポイントの下に自キャラを立たせてしばらく待つ」必要があります。
サッと通過するだけではセーブされませんのでご注意を。

全体としてはボリュームも長すぎず、短すぎず、楽しく遊べました。