まっくろすけすけ's Review List

最初ビジュアルに惹かれて声優さんの名前を確認せずに体験版のトラックを聴き始め、どうにも独特で癒しとは程遠いひんやりした見えない何かにじわじわと取り囲まれていくような不穏な気配に、これはおかしいぞ…とCVを確認したところ、「上田麗奈」の文字。

あっ

直後違和感の正体を悟った自分は「これはやばいガチだ」と悟ると同時に、その時点で既に退路を断ち切られている事に気づきました。

数日悩んだすえ結局購入ボタンをぽちっとな。

本編を聴いていて癒しとは程遠い(2度目)常人は覗いてはいけない世界の空気に、温度計が壊れていなければ30℃を超えているはずの室温も、あまり暑さを感じなくなります(個人の感覚です)。

全編を通じて気がかりなのは「ニイサン」の実在または生命活動。
ヤサシイイモウトの膝枕の上に載っているのは本当に生身の生きている人間の頭なのか?
再生トラックをいくつ経ようともその実在または生存は確信からむしろ遠ざかり、不安と疑惑が強くなるばかりです。
この作品は夜や心の弱くなっているときや体力の落ちているときに聴いてはいけない、と自分の魂が警告しました(個人の感想です)。

ASMR耳かき音声作品買ったはずなのに、どうやらガチで肝を冷やしにくる系の怪談音声作品買っちゃったようです(個人の感想です)。

おっかしいなー

あ、収録されている音声・耳かき音は高音質で作品世界に没入できるとても品質の良いものです。念のため。

ASMR音を各種詰め合わせた癒しの作品です。
とにかく多種多様な音のバリエーションが特徴で、各トラックそれぞれリピート再生で聞いても飽きません。
そのとろけるような自然さに、ASMRを聞き疲れた時に聞いて癒されるASMRとさえ感じました。

フォーマットはMP3のみでWAVでは収録されていませんが、とてもこの低価格には収まりきらない充実の内容です。

列車をテーマとした作品ということで、耳かき時以外のほぼ全編を通じて線路の継ぎ目の音、ジョイント音が流れています。
ちなみにこの列車、なんと貸し切りだそうです。
夢すげー。

「客室乗務員」…CAさん?の「つむぎ」さんのボイスを担当される陽向葵ゅかさんは、本作でも安定のささやくようなふんわり柔らか癒しボイスで、日々に擦り切れた心の隙間を埋めてくれるようです。

まずはすきバサミの音が気持ちいいです。
床屋さんやヘアサロンで寝落ちした経験のある方にお勧めです。

続いての洗髪ではシャワー音・洗髪時のシャカシャカ音・ラップの下で泡のはじける音・流水の音など、何通りもの水音を聞くことが出来ます。
自分の頭を実際に洗髪されているように違和感なく程よい刺激が心地いいです。

頭皮と顔のマッサージから洗浄までは硬めのシャカシャカ音・指でのタッピング音・タオルの擦過音・スプレー音・ドライヤー音・ブラシ音とこれまた多様な音を聞かせてくれます。

耳かきは膝枕の上で右耳→左耳の順にそれぞれ浅いところを綿棒、奥を耳かき棒、仕上げに梵天、最後に耳ふー&耳たぶマッサージと使い分けてくれます。
本当に耳かきされているようなリズムが心地よく、ついた耳垢を落とすコンコンという音が入っていたりと、臨場感に手抜き無しです。
途中梵天で三三七拍子を刻んでいる気がしますがきっと気のせいです。

最後は上半身をさすられたりトントンされたりハグされたりしながら心音と列車の音に包まれておやすみなさいませ。

某Tubeで公開されている作品の続編です。
続けて観賞するとよりたっぷり世界観を味わうことが出来ますが、この作品を最初に聞いても違和感のない作りになっています。

明日葉よもぎさんの演じるメイドさんは丁寧で優しく柔らかく寄り添うような声質で、耳から脳内へ染み込むようです。

この作品もバイノーラル6音さんならではの、全編にわたって自然で高水準なASMR作品で、虫の声を背景に耳たぶのオイルマッサージ、耳かき(右→左)と進行します。
耳かきは綿棒で行われ、耳の内側の壁をクルクルと回すような音や前後にこそぐような音など様々に変化し聞いていて飽きさせないテクニシャンな感じです。
ちなみに膝枕ではなく腕枕だそうです(笑)。

耳かき作品としてド安定の安心作品です。
成人パートを省いた全年齢版ということですが、これだけで完成された作品として成立しています。
「その後の展開」を予感させる終わり方も、あえてここで止める余韻を感じさせていいものです。

和鳴るせさんの寄り添うような優しいささやき声に耳を通じて全身がリラックスしていきます。
綿棒と梵天による耳かき音も心地よく、どこまでも優しく耳をくすぐるように刺激します。

BGMは無く環境音は控え目なので、あくまでも耳かきに集中したい耳かきファンにお勧めです。
「センパイ」と呼ばれたい向きにぜひ。

最後のフリートークで和鳴るせさんの本性がぶっちゃけられますが、こういうひとがあんなキャラも出来るんだなぁと存分にズッコケてください。
以前からその芸風に親しんでいるファンとしてはむしろホッとします。

和鳴るせさんによる後輩ちゃんの、繊細で柔らかな声に癒されます。

耳かき音も変に凝ったところのない安心して耳を任せられる安らぎ設計。
よくありがちなダミヘに耳かき突っ込んでゴシゴシ機械的に往復させる無機質な作業音ではなく、ちゃんと耳かきしてるような、梵天でくすぐられるような心地よさとくすぐったさを感じることが出来ます。
全トラック聞き終えるまでに何度か寝落ちしていました。スヤァ。

「センパイ」と呼ばれたい性癖の人に是非。

昔々あるところに…という感じのどこかで聞いたことのあるような昔話風味の導入で始まる耳かき聴き比べ作品です。

「なるほど、わからん」

というのが正直なところですががががが。
強いて言えばやや柔らかな音質の木製(竹製)がいいかな…程度。

耳かきの種類も

・金属製耳かき(金メッキ色)
・金属製耳かき(クロームメッキ色)
・木製耳かき(竹製)
・綿棒
・梵天

と5種類から選べますが全パートいずれも

・耳かき音+効果音+吐息
・耳かき音+吐息
・耳かき音のみ

の3種類のミキシングから選べますので好みに応じてお気に入りのパートをリピート再生すると良いと思います。

個人的にはストイックな耳かき音のみのパターンで全パート繰り返しが一番良く眠れまスヤァ

最近にわかに第一線のプロ声優さんが起用されるケースが増えておりますが、本作品もその一つ。
中上育実さんといえば自分にとっては某装填手殿でありまして、その特定分野特化型オタ気質が本作品のヒロインにも強く流れていてこっそり喜んでいます。
導入パートこそ緊張からかハイトーンの声ですが、本編耳かきパートからは慣れて落ち着いていくのか某装填手殿の方向に寄った声質になっていき、安心と癒しに包まれていきます。
初視聴時には耳かきパートに入った直後に寝落ちしていました。スヤァ。

メインの一つである耳かきパートは以下のように進みます。

・右耳かき(膝枕無し):綿棒 → 梵天 → 耳かき棒
・左耳かき(膝枕有り):綿棒 → 梵天 → 耳かき棒

梵天と耳かき棒の順序にハテナ?となりますが、これは耳掃除が目的では無くてASMR作品を作る練習というお題目なので順序にこだわっていないのかと思われます。
耳かき棒を使用したと自称する音はスポンジをひっかくようなソフトで繊維質な音ですが、個人的には柔らかで好ましいです。
脳のすぐそばを刺激するような不思議体験も出来ますよ。

耳かきパート以降は各種ASMR音の研究よろしくいろいろな音で耳を楽しませてくれます。
パートごとの二人の関係性の変化も聴きどころです。

…が、最後のパートで雨音の中で心音を聴かせてくれるのですが、妙に心拍数が高くて走った直後どころか走っている最中のようで、聴いてるこちらが違った意味でドキドキさせられ、リラックスして眠れる状態にはなりにくいです。
個人的には安静時に心拍数80前後程度くらいが安心できるのですが。
もっとも、そのパートに至る前に寝落ち確実の安心と実績なので問題ないとも。

とにかくこの強力な睡眠導入作用はオススメです。

この作品は前作の直接の続編であり、ぜひとも二作併せて連続鑑賞してほしい作品です。

まず諸注意が前作を踏まえたメタな天丼ネタな出オチだったり。
前作最後であんなことになっちゃった三人の関係が今作ではあんなことになっちゃったり。

聴き終わった時の感覚は「三人の関係はこれからだ!」的な。
といってもラスト直前に本当のエンディングとなりうる数年後を予感させるエピソードが挿し込まれているので打ち切りエンドを心配する必要はありません、大丈夫です。

今作のおまけは囲炉裏のそばでの寝落ち吐息音声。
本編とも合わせて作業用音声として優秀です。

耳かき音声つきボイスドラマです。
この作品は出来れば続編と併せて連続鑑賞してほしい作品です。

本編を聴き始めるとまず部屋の中を歩く音や飲み物を入れる音などの環境音が大変リアルなことに気が付きます。
音の響き方から部屋の間取りまで想像をかきたてられるほどの臨場感です。

物語本編はシリアスの合間にちょいちょいギャグの挿し込まれる展開含め、どんな部分もこだわりぬいた作品になっています。

耳かき耳かき棒&梵天を使っての左右同時の耳かきパートは、セリフ無し(吐息あり)のストイックなものもおまけで付いているのが嬉しいですね。

聞き手の呼び名が「お兄ちゃん」「弟君」と二方向のシスコン両対応なのが軽く感心ポイント。

陽向葵ゅかさんの耳かき店員さんシリーズの最新作にして完結編。
三作通して聴き比べると趣深いです。
シリーズものならではのツッコミどころもいくつかあったりします。
店長とか店長代理とか。

一つ言えるのは、この店長代理、高級耳かき愛がエスカレートしてる……誰か止める奴は居なかったのか…。

有名耳かき店を取材して作られた本編も安定してリアルで癒されますが、このシリーズの聴きどころの一つがおまけの耳かき店取材音声。

今回は陽向葵ゅかさんが実際に耳かきの施術を受けながら実際の店員さんと交わす業界裏話だったりオタク談義だったりする雑談が収録されています。
会話自体もとても興味深いですしそれ自体が十分娯楽作品として成立していますし、周囲の環境音…かなり使い込まれたような音をたてる空調の動作音とか、隣接する駅から聞こえる電車の音とか…それらも癒し音声として聴き応えがあります。
作業用BGMにいいかもしれませんよ。