よりみんさんのレビュー一覧
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2021年10月19日
ひととおり作品を拝見した中で特に惹かれたのが、こちらのファンシーな女の子さんのイラスト集でした。「なんとなく気になるなー。見てみようかなー?」とお思いの方にも、触れてみて初めてわかる作品のよさをお伝えしたいと思い筆を執らせていただきました(カタカタ)
作中には文章によるキャラクター設定やストーリーは一切描かれていません。それでいて、いきいきしたキャラクターと、イラストの端々にちりばめられたオブジェクトやかわいらしい小さな住人たちの存在は無限の世界の広がりを感じさせます。
ちょうど、児童向け文学の挿絵を目にしているような、空想の世界が胸のうちにとりとめもなく広がっていく心地よさをおぼえました。
ほんのり童心に返りたいアナタに。
あるいは、小さなお子さんと一緒にご覧になっても楽しめるかと思います。
2020年06月22日
くどいようですが、このシリーズがどツボにはまってしまい
ふたたびレビュー投稿してしまいました。
いい意味で意味不明、いい意味で不真面目、
退廃的雰囲気から滲み出る不可思議なおかしみ、
わかっていても不覚に笑ってしまうオチ、
読み終わってなお不意に思い出し笑いしてしまう中毒性、
(それも真昼間だったから(私が)不気味がられただろうなぁ‥)
不安、不穏、不敵、不毛‥‥この作品を形容するに
なぜか「不」のつく言葉ばかりが浮かんでは消えていきます。
このおかしみが万人に伝わることは期待してません。
ただ、ハマる人はおそろしくハマるはず‥!
この‥なんだろう、名状しがたい悦び、伝われ‥!!
2020年06月12日
いい塩梅で読者を突き放してくる、独特な作風の漫画です。
あるいは「突っ込みどころしかない」というべきでしょうか。
もしかしたら、読み手を選ぶ作品かもしれません‥‥が、
私は、笑いがとまらないほどツボに入ってしまったので
「この漫画、面白かった」と、素直に声をあげさせていただきます。
なお、前作『べんとうとオバケと夏コさんと』も併せて
楽しませていただきました。
(続編という位置づけではなさそうですが同じキャラクターが登場します)
本作は価格が若干手ごろですので、
なんだか気になる作家さんだなぁ‥とお思いの方は
お試しにこちらから手にして頂くのもよいかと思います。
≫ポイント
・ほんのりしたお色気
・食べてるとこおいしそう
2020年06月12日
一見イロモノかと思いきや、目を通してみると
そのテーマにも、描き方にも
読者を煽るようないやらしさのない
爽やかな「風」を感じる作品でした。
傷つけられることがあっても、
あるいは傷つけてしまうことがあっても
そうした経験は、人の心をフサフサにしていくのでしょう。
そんな清涼感の中で、ふと脳裏に浮かんだのは
某昔話アニメのエンディングテーマでした──。
その唄と作品内容とは直接関係はないのですが、
作品の雰囲気をお伝えする一助になるかと思いましたので
あえて書き添えさせていただきます。
2019年03月05日
いつの頃か読んだ分厚い少年コミック誌のような、バカバカしくも、熱くて、ちょっとグッとくる、そして清々しい気持ちにさせられる漫画でした。
どんな遊びを「懐かしい」と思うかは人それぞれですが、いつの時代も子供の興味をひきつけるもの、そこに形成される独自の視点と文化、そして大人になってから「思い起こせばなんでこんなことに夢中になっていたんだろう」と思ってしまうあたりはどの世代にも通ずるものがあるようです。
自分が子供の頃は、あんな遊びがはやってたナァ~
と、たまには郷愁に浸ってみるのもわるくないでしょう。
特筆すべきは、のっけから強烈な存在感を放つ豆子さん。
だんだん愛おしくてたまらない子に‥‥。
2017年04月03日
近年テレビドラマでもあまり見かけなくなった
時代劇の古きよき時代を思わせる、痛快でアツい展開と
すがすがしい余韻を残す作品でした。(全43P)
時代背景の描写等にも徹底したこだわりが見受けられます。
ことにDL同人でこうした時代劇漫画の存在も貴重ではないでしょうか。応援したいと思います。
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2016年02月23日
ひきこもり(なんちゃって?)修道女が世直しに奮闘するハートフル・コメディ。
教理に基いた内容ではありますが、作風も愛らしく、ぜんぜん堅苦しさはありません。
修道女等に関する豆知識もあり、なるほど、そうした生き方や考え方もあるのだなと思いました。
続きもぜひ読みたいです。
‥‥時に、世を憂えても。時に、世界が小さなキセキとフシギに満ちている事に気づいていく。
そんな時、彼女は。祈りを捧げるのです。慎ましく。
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2010年12月03日
ちょっぴりダークなストーリーを想像させる詞や
近くて遠いどこかの世界から語りかけてくるような独特の歌声。
(ちょうどジャケットのお嬢さんのイメージぴったりです)
それは繰り返し聴くほど癖になっていくもので、
最近、気がつくと仕事の合間によくこの歌を口ずさんでいます。
全曲通して、軽快なノリで飽きの来ないアルバムです。
ドライブのおともにも良いかもしれません。
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2010年11月10日
ひたすら襲い来る100の敵機を迎え撃つシンプルな内容のゲーム。
見た目漂う手抜き感とは裏腹、細部に至っては綿密に作り込まれており
監督の作品に対する熱意には並々ならぬものを感じます。
STGに分類されるものですが、全く新しい方向性のゲームです。
便利なボムもレーダーもパワーアップアイテムもエクステンドもありません。
敵機の性格と動きを読み(敵も攻撃を避けます!)的確にショットを撃ち込んでいきましょう。
攻略法はただひとつ、「慣れる」ことです。
同時に、状況に流されず冷静に対応する忍耐も求められます。
むしろ自分自身の精神と対峙しているようなストイックな感覚さえおぼえました。
ただ、はっきり言って、「人を選ぶ」ゲームです。
個人的には大ヒットですが手放しでオススメできないジレンマもあります。
多くのプレイヤは楽しさを見出す前に投げ出してしまうかもしれません。
あえなく撃墜され、悲痛な叫び声を聞かされようものなら心が折れること必至。
場合によっては尋常でさえいられなくなるかも…。
しかし、それ故に自らの手で勝ち得るモノの大きさを味わえるゲームといえます。
ステージを攻略していく度に、確実なスキルアップを体感できます。
クリアした時の達成感は半端ではなかったです。体の震えが止まりませんでした。
こういったことは単純に比較のできるものではありませんが、
他のゲームでは味わえない興奮が、確かに、ここにあります。
少なくとも暇潰し感覚で楽しめるフレンドリーなゲームではありません。
ゲームクリアは二の次に、「自らのスキルアップ」に悦びを見出せる方に。
(それこそけん玉を一から極めてみようというくらいの気概)
体験版を時間切れまでやってみて、なにか手応えを感じたあなたは、
エースパイロットの資質を秘めているかもしれません。