トラック2で、いきなりベッドに拘束されてて「ええっ!?」ってなりました。
素敵な男子に声をかけられても、うかつに付いて行くもんじゃないですね。笑
でも何となく、越智さんの声だと、こういう理不尽なシチュでも素直に受け入れられそうな気がする不思議。
蠱惑的な美少年のリアム君。
イラストから薄々予想が付いてる方が大半でしょうから、思い切ってネタバレしちゃうと……実は人間ではありません。
発情させたり、眠らせたり、処女か否か匂いで分かる等の特殊能力を有しています。
ただ、舐めの絶技は吸血鬼というより越智さんの能力ですよね。あれはヒロインのような初心な子には刺激が強すぎるのでは……。笑
あんなに蕩かされた状態で「ボクのモノで突かれて、満たされたくはない?」「キミはボクが欲しい?」とか囁かれて、堕ちない女性などいるのでしょうか。
ただ、彼は何もヒロインを「食糧」にする為に誘惑したわけではありません。
「ボクの最初で最後に愛する人」という台詞が物語るように、とんでもない勢いで特別視されています。
名前を呼ばれながらイきたいと強請ったのも、手練手管ではなく本心でしょう。
何百年も生きてきた彼が、何故出会ったばかりの、ただの人間でしかないヒロインにそこまで執着するのか……。
その理由はエピローグで語られますので、真相は直接その耳でお確かめください。
中出ししたのも、人外だから避妊の概念がないとかではなく、ちゃんとした思惑あっての事だったんですね。
人間止めるって簡単な事じゃないのに、勝手に彼女の体を作り変えちゃったのは正直どうかと思うんですが、リアム君の感じた「運命」が真実なら、そのうち彼女も彼を心から愛するようになるはずだから、問題ない……のかな?
あの後、彼女を守るという名目で監禁生活が始まってしまいそうな、ちょっぴり不穏さを窺わせる締めになっているのも、個人的に凄く良かったです。