■あらすじ
エンドロールの文字を、最後の一行まで目で追っていた。場内が明るくなっても、あたしはまだ座っていた。二階の小窓の奥から降りてくる足音。「――最後まで観たのは、君だけだ」。正面のシャッターは、もう下りていた。
駅裏の名画座に、十年通った。フィルムで映す小さな小屋で、客はいつも数えるほど。あたしはエンドロールの最後の一行まで、どうしても席を立てない。閉館が決まった最終上映の夜も、場内が明るくなってから、しばらく座ったままでいた。二階の映写室から降りてきたのは、十二年ここで映写機を回してきた梶原さん。三十九歳。『最後まで観たのは君だけだ』。映写日誌には〈残1〉という印だけが十年ぶん。名前も顔もない、ただの数字だった。それがあたしだと分かったのは三年前、一階の書店で働きはじめてからだという。ビルは翌週から解体で立ち入り禁止。正面のシャッターは外側から下ろされ、内側に鍵穴がない。電気だけが、壊される日まで生きている。フィルム缶の並びが一列ずつ増えることでしか日が分からない映写室で、巻き取り台の椅子に向かい合わせに乗せられて、毎晩。解体の前日、鉄扉は開いていた。あたしは階段を降りずに、次のリールを掛けた。誰も座っていない客席に、まだ映したい映画がある。灯りが落ちる日、あたしのお腹には――。
駅裏の名画座に、十年通った。フィルムで映す小さな小屋で、客はいつも数えるほど。あたしはエンドロールの最後の一行まで、どうしても席を立てない。閉館が決まった最終上映の夜も、場内が明るくなってから、しばらく座ったままでいた。二階の映写室から降りてきたのは、十二年ここで映写機を回してきた梶原さん。三十九歳。『最後まで観たのは君だけだ』。映写日誌には〈残1〉という印だけが十年ぶん。名前も顔もない、ただの数字だった。それがあたしだと分かったのは三年前、一階の書店で働きはじめてからだという。ビルは翌週から解体で立ち入り禁止。正面のシャッターは外側から下ろされ、内側に鍵穴がない。電気だけが、壊される日まで生きている。フィルム缶の並びが一列ずつ増えることでしか日が分からない映写室で、巻き取り台の椅子に向かい合わせに乗せられて、毎晩。解体の前日、鉄扉は開いていた。あたしは階段を降りずに、次のリールを掛けた。誰も座っていない客席に、まだ映したい映画がある。灯りが落ちる日、あたしのお腹には――。
■ジャンル
監禁/拘束/執着/溺愛/種付け/中出し/連続絶頂/対面座位
■登場人物
■塩沢 あさひ(しおざわ あさひ)/30歳――ヒロイン・視点人物。書店員。十年通った名画座の常連で、エンドロールの最後まで席を立てない。
■梶原 徹(かじわら とおる)/39歳――名画座にひとり残った映写技師。十二年、二階の小窓から客席を見てきた。声が低く、言葉が少ない。
全員成人。
■梶原 徹(かじわら とおる)/39歳――名画座にひとり残った映写技師。十二年、二階の小窓から客席を見てきた。声が低く、言葉が少ない。
全員成人。
■ページ数
全67ページ
■ご注意
・本作はR18(成人向け)作品です。18歳未満の方のご購入・閲覧はご遠慮ください。
・本作のサムネイルは、生成AIを使用して制作したものに
一部手作業の調整を加えています。
・登場人物・団体・場所はすべて架空のものであり、
実在のいかなる人物・団体・場所とも関係ありません。
・本作は閉館した映画館での監禁を題材とするフィクションであり、現実のいかなる強要・犯罪・迷惑行為も肯定するものではありません。登場する性行為はすべて成人(18歳以上)によるものです。
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一部手作業の調整を加えています。
・登場人物・団体・場所はすべて架空のものであり、
実在のいかなる人物・団体・場所とも関係ありません。
・本作は閉館した映画館での監禁を題材とするフィクションであり、現実のいかなる強要・犯罪・迷惑行為も肯定するものではありません。登場する性行為はすべて成人(18歳以上)によるものです。










